- 作者: 篠房六郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/05/28
- メディア: コミック
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タイトルからはミステリーとかを想像しそうですけど、実はこれってネットゲームの話なんです。
この作者は初連載の「空談師」以来、ずっとオンラインゲームでの人間模様を仮想空間からの視点のみで描いているんですが…。
その空談師が数年前に打ち切りを喰らっちゃったんですよね。
で、もうこのネタは描かないだろうと思ってたんですが、新作も同じネタだったのでビックリです。
「懲りないなぁ」と思いつつもやっぱり興味が湧いて購入しちゃったんですが、数ページ読んだだけで不安は何処かへ吹っ飛んじゃいましたよ。
面白いですって、これはマジで。
現実に病んだ人々をオンラインカウンセリングの視点で捉えているのは見事なアイディアだと思いますし、複雑に絡み合った人間関係の構図も見事だと思います。
正に「蜘蛛の糸」の如しですね。
何だか「読み切り空談師」*1にあったあの話の巧みさが、今作にもあったように感じられました。
これは早く続きが読みたいものですよ。
…まぁ、次買うのは給料日以降になるでしょうけどね。
早く読みたいなぁ…。