今日のサントラ

Kanon オリジナルサウンドトラック

Kanon オリジナルサウンドトラック

Kanon」のサントラです。
お値段はAmazonで1500円でした。
本当は書籍関連を大量に紹介したときにまとめて取り上げようと思ったんですが、寝不足だったので手が回りませんでした。
いやはや申し訳ない限りです。


えー、このゲームはKeyの処女作品なんですが、自分がこれを遊んだのは2作目の「AIR」をクリアした後でした。
初めにプレイした「AIR」が非常に良かったので、友人に頼んでこちらも遊ばせて頂いたと言うわけです。
噂ではその友人が通う高校で「Kanon」が一大ブームを巻き起こし、修学旅行にドリームキャストとソフトまで持参して遊んだバカ野郎をも生み出したと聞いていたので、内容の面白さに関しては何の不安も無かったんですが、先に遊んだ「AIR」が神懸り過ぎていた所為か全クリした時の感動はそんなんでもなかったですね。
でも最近になって京都アニメーション謹製のアニメを見たら、オレの記憶に残っていた当時の感想なんて遥か彼方にぶっ飛んでしまいました。
原作を忠実に再現したキャラクターたちの掛け合いや動き、そして何より劇中で使われているゲームと全く同じ音源が、あの時プレイしていた感覚をありありと蘇らせてくれましたんで。
今でこそ程よく忘れ去っていましたが、実際は全クリした時に今まで描かれた出会いや別れや奇跡に切なくなって、「AIR」以上に心が磨り潰されそうになってたんですよね。
それはもう翌日学校に行くのが億劫になる位に。
で、おそらくその胸の痛みを癒すべく、無意識にその感動を忘れてしまっていたんではないかと思うわけです。
つまりは「トラウマになるぐらいに良い話だった」ってのが当時抱いたオレの本当の感想って事ですよ。
今にして思えば「AIR」は感動に特化していて、「Kanon」は切なさに重きを置いていたのかもしれませんね。
それと自分もこうして肝心な記憶を封印していたとなると、まるで主人公の相沢祐一のようですな。
偶然とは恐ろしい物だと思います。


で、今回グッと来た曲は「朝影」「夢の跡」「Last rigrets(Full Chorus Virsion)」「約束」「彼女達の見解」「pure snows」「雪の少女」「日溜りの街」「笑顔の向こう側に」「the fox and the grapes」「少女の檻」「兆し」「冬の花火」「霧海」「凍土高原」「残光」「風を待った日」「生まれたての風」「風の辿り着く場所(Full Chorus Virsion)」の19曲でしょうか。
総ての曲に一人の人間の記憶を蘇らすほどの力があるので、本当は全部の曲にグッと来てるんですが、今回はその中でも更に絞ってこういう結果となりました。
…と言っても、それでも多すぎるんですがね。
まぁそんだけ素晴らしい楽曲なんで、大目に見てやってください。
明日はアニメも最終回なので、気合を入れて鑑賞したいと思います。