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ルクセンダルク大紀行 (通常盤)

ルクセンダルク大紀行 (通常盤)


Linked Horizonの「ルクセンダルク大紀行」です。
リンホラは紅白歌合戦に出場した事で年末の話題をさらいましたが、個人的にはブレイブリーデフォルトのRevoさんが紅白に出るなんてスゲェという認識で見てました。
なので「紅蓮の弓矢」よりも「愛の放浪者」のボーカルバージョンを歌って欲しかったです。
と言うかこのCDを借りた理由もその「愛の放浪者 [Vocalized Version]」を聴きたいが為に借りました。


必殺技BGMの中でも取り分けカッコ良かったのがリングアベルのこの曲でしたが、それに歌付きのバージョンがあると聞いたら居ても立っても居られなくなってしまいました。
一応他の必殺技の曲もボーカルバージョンがありましたけど、やっぱ歌付きでも愛の放浪者の方が頭一つ飛び抜けて良い出来に思えます。
と言うかRevoさん御自ら歌われている時点で明らかに贔屓されてますよね。
歌詞の気合いの入りようも凄まじいですし。
「済んだ泉のような瞳」とか「夜の帳のような黒髪」とか「朝露に濡れた野薔薇のような唇」とか「毒蛇の様なしなやかな白い指」とか、よく女性を表現する言葉をここまで思い浮かべられる物だと感心してしまいました。
Revoさん本当に詩人だな。
そしてそれを「だけど、君じゃない」と片っ端から振るリングアベルも凄いですな。
けど実際にゲームを遊んでみると、リングアベルは記憶の片隅に残っている女性の面影を求めていると言うよりも、手当たり次第女性を口説いては拒みもしないただの尻軽男って感じですけどね。
振られたシーンは多くとも、振ったシーンなんて見た事も無い気がします。*1
しかしその辺はさて置いて、アルバムには通常戦闘音楽の「戦いの鐘」のロングバージョンも収録されていたのが嬉しかったです。
以前ブレイブリーデフォルトのサントラを紹介した時にこの通常戦闘の曲を「若干単調で必殺技のBGMみたい」と言っていましたが、このロングバージョンでは物足りないと思っていた部分の補強がしっかりと成され、ゲームのBGMの域を超えて音楽として完成された物に仕上がっていたと思います。

と言うか自分としてはゲームに使われていた曲を安易に全てボーカル化せずに、インストゥルメンタルでこそ光る曲はその素材をそのまま生かし、更にそれをライブの曲目から外さずに生で演奏してくれたと言う事を何よりも評価したいです。
RPGに於いて戦闘音楽は花形です。
ゲームを遊んだ人間にとって、これが流れただけで否応無くテンションは上がる物なんですよ。
それをRevoさんはしっかり理解して下さっているというのが嬉しかったです。
ブレイブリーデフォルトは本当に良いコンポーザーに恵まれたゲームだと思います。
新作の「ブレイブリーセカンド」でもどんな曲が聴けるのか楽しみですよ。


ちなみに余談ですが、紅白出場が決まった時に世間一般からのリンホラへの認識は殆ど無く、テレビでも謎のユニットとして取り上げられていましたが、とある番組ではRevoさんの音楽を紹介する為にこの「ルクセンダルク大紀行」の限定版に付属していたDVDの映像を使用していました。
けどその時の字幕に「ルクセンダルク大紀行」ではなくルクセンブルグ大紀行」と書かれていたんですよ。


いや、ルクセンブルグは現実にあるだろ!
「どうでしょう」だって行ってたよ!!


…まぁ、名前は似てますけど、大分お粗末なミスだったと思います。
面白かったけどね。

*1:まぁ、これから出るかもしれませんけど。