友を迎えに東へ西へ
正月に帰ってきたばかりだというのに、相楽がまた宮城に戻ってきました。
とりあえずこの機会を逃す手は無いので、早速遊ぶ事にします。
奴はサクさんと共にフォルテで待つということなので、待ち合わせの時間まで白石にでも行って古本を漁る事にします。
オレ:うーん、目ぼしい物はないな…。
奇跡を起こす店であるブックオフ白石店ですが、残念ながら今回はあっと驚くような出会いはありませんでした。
でも100円で4コママンガが売ってたので、一応買っておきます。
- 作者: 吉谷やしよ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2004/06/28
- メディア: コミック
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
とりあえずトイレに長居するときにでも読む事にしましょう。
で、店にいる間に約束の11時が近付いてしまったので、急いでフォルテへ向かいます。
そして相楽、サクさんの両名と合流。
続いて本日のもう一人のメンバーであるKAZZ君と連絡を取って、自宅で落ち合いました。
オレ:これで全員揃ったな。
相楽:そうですね。
KAZZ:そういやこんなの持ってきたんだけど。
そう言ってKAZZ君が取り出したのは彼が自宅で録画した「ゲームセンターCX」と、ツタヤでレンタルしたという「キカイノカラダ」というDVDでした。
オレ:おお、CX! …で、こっちのDVDは何?
KAZZ:まぁ、ゲームセンターCXみたいな奴だよ。モンハンとかも取り上げてるから後で見てみよう。
サク:あー、いいっすね。
オレ:…まぁ、とりあえず今は飯を優先しようか。
時刻は午後1時。
朝飯すら食っていないオレの腹は既に限界を迎えつつありました。
久々にバイキングへ
昼飯を食う店は満場一致で近場のバイキングに決定しました。
早速店に入り、代金を払って席に着きます。
そしてすぐに散会して各々の食いたい物を持ち寄り、席に戻るなり獣のようにそれを貪りました。
で、一気に胃に食い物を入れてしまったので満腹感が襲ってくるのも必然的に早まり、結果として開始から40分も経たぬ間に気だるいティータイムへと移行してしまいました。
何かもう気分的には家に帰ってまったりした方が良いんじゃないかと思っていたその時、サクさんと相楽がある物を持って来たのです。
サク:良い物持ってきました。
相楽:あっちにクレープコーナーがあったので、作ってきました。
この期に及んでまだ食えるのかと軽く呆れましたが、その反面二人が妙にニヤニヤしているのに気付いたのでオレの心が自動的に警戒モードにスイッチしてしまいました。
とりあえず彼らの持って来たクレープがその怪しさの根源だと思ったので、中を覗き見てみると…
オレ:アッー!
KAZZ:中に何か赤い物が!!
一見するとそれは甘酸っぱそうな苺のように思えますが、一度韓国に旅行に行って散々辛い物を食わされたオレの目は誤魔化せません。
そう、それは間違いなく唐辛子たっぷりのキムチです。
相楽:今からこのキムチクレープを食おうと思います。
KAZZ:ちょwww
オレ:死ぬ気かwwwwww
突然ですが、ここからの模様は到底言葉に表せる状況ではなかったので、実際の様子を捉えた写真と共にダイジェストでお送りさせていただきます。
皆の制止も聞かず、それを一気に口の中へ放り込んでしまった相楽。
案の定あまりの不味さにうろたえる相楽。
オレ:いや、すげぇ…。
KAZZ:凄いけど一体何がしたかったんだろう…。
辺りに漂う甘さと辛さの入り混じった香りから相楽の苦痛が切々と伝わってはきましたが、そこまで彼を笑いに駆り立てる物が何だったのかはオレ達にはわかりませんでした。
…いや、笑いの道は深いなぁ。
時間の限界を超えて私は来たんだよ
帰宅してすぐ、本日の狩りを開始する事になりました。
今日の目標はKAZZ君を最上位のHR6まで連れて行くことです。
それにはあのティガレックス2頭を撃破しなければなりません。
が、その前にKAZZ君からある要望が提示されました。
KAZZ:その前にちょっとバサルモスやんねぇ?
サク:バサルっすか?
オレ:ああ、もしかしてギター作るのか?
KAZZ:正解。
ギターとは狩猟笛の「ヴォルカニックロック」の事です。
これは笛というカテゴリーに入っているものの、実際は弦をかき鳴らして音を出す武器なので、ギターと言っても差支えがありません。
我々の中でもとりわけギター好きであるKAZZ君としては是非手に入れたい一品でしょうし、サポートとして役に立ってくれる物なのでまずはその希望を叶えるというのも悪くはありません。
というわけで最初の敵は岩竜バサルモスに決定しました。
バサルは消極的な戦い方をする相手なので、倒す事はそんなに難しくありません。
なので戦略や装備に関しては何も考える必要はありませんので、今回はこいつを如何に早く倒すかがテーマになります。
オレ:やっぱ早く倒すなら爆弾だよな。
KAZZ:岩に擬態している時に設置って事?
相楽:それなら爆弾用装備を持っている私にお任せ下さい!
そう言って相楽はアイルーフェイク*1を装備して集会所に現れました。
オレ:ちょwww オトモアイルーwwwww
サク:先取りで登場っすかwwwwww
そんなわけで今回は3ヶ月も早く登場したオトモアイルーを引き連れてバサルを狩る事になりました。
まずは奴がいる可能性の高い、6番のエリアに向かいます。
相楽オトモアイルー:どうやらここには居ないようですね…。
オトモアイルーの言う通りなので、次にバサルのいそうな7番エリアへ。
するとどう見てもバサルの背中にしか見えない岩があるのを発見しました。
オレ:あれだ! 爆弾を設置するぞ!
相楽オトモアイルー:了解しました!
オトモアイルーと共に奴の背に近付き、爆弾を設置しようとしましたが、後一歩という所で相手に感づかれて起き上がってしまいました!
オレ:しまった!
KAZZ:爆弾置くタイミング逃した!!
というわけでオトモアイルーの活躍の機会はあっという間に無くなってしまいました。
いや、相楽残念。
仕方ないので各々武器を抜き放って攻撃を開始します。
KAZZ:オラオラぁ!
オレ:腹ぶっ壊れたぞ!!
サク:畳み掛けるっすよ!!
そして本当に爆弾を使う間もなくあっという間に撃破。
KAZZ君も一発で欲しい素材を手に入れる事が出来たので、ヴォルカニックロックも完成となりました。
めでたしめでたし。
掻き鳴らす戦士 〜KAZZ on the stage〜
KAZZ君の願いも叶ったので、本来の目的であるティガレックス2頭の討伐に向かいます。
こいつにはガンナー装備で戦って痛い目にあった事があるので、今回は剣士装備で挑む事に。
オレ:オレは「鬼神斬破刀」で行くから、尻尾は任せろ。
相楽:私は弓で。
サク:オレも。
KAZZ:じゃあオレはギターで試し斬りするわ。
そして各自ホットドリンクを持参し、雪山へと向かいました。
ティガ2頭と戦う際の注意は2体同時に相手にしない事です。
別々に行動している時に一体だけ狙い、マーキングも一匹のみに絞り、可能なら尻尾も切ってしまって区別がつきやすいようにします。
で、狙った一匹を倒したら残りも片付ける、と。
これで作戦は完璧なんですが、実際やるとなるとなかなか思い通りには行きません。
オレ:だあぁぁぁ!! もう一匹きやがった!
サク:離脱!! 離脱しろおおぉ!!
一体は良い所まで追い詰める事が出来るんですが、どうしても中途半端な所でもう一匹が来てしまいます。
そして傷を負いながら逃げ出すのを繰り返すばかり…。
オレ:結構ダメージは与えてるんだけどなぁ…。相楽、まだばらけて無いか?
相楽:まだ二匹ともエリア7にいますね。
レックスS装備で「千里眼」の発動している相楽の情報を元に隣のエリア6で待ち構えていますが、なかなかタイミングが合いません。
このままでは時間が過ぎるばかりなので、何か打開策を考えなければならないでしょう。
今回のメンバーは太刀、弓、弓、狩猟笛です。
太刀であるオレはアタッカーとして前に出るしかなく、相楽とサクさんの弓は援護射撃に徹してもらう以外は特に使い道がありません。
後はKAZZ君の狩猟笛ですが…。
これは攻撃にもサポートにも使える武器ですが、まだHR6に達していないKAZZ君の防具はお世辞にも強い物とは言えないので、アタッカーに参加してもらうのは少々酷でしょう。
となれば残された活躍の場はサポートのみとなります。
狩猟笛の最大の特徴は様々な音色を出して味方の能力をアップさせられる事です。
効果は笛ごとに異なるので、戦う相手ごとに武器を選ぶ必要がありますが…。
オレ:…って、考えてみればそのギターってどんな効果があるんだ?
KAZZ:あ、じゃあちょっとやってみようか。
そう言ってKAZZ君は高台に上り、ギターを掻き鳴らし始めました。
オレ:ところで、高台に上る意味は?
KAZZ:いや、折角だからステージで…。
うん、まぁ雰囲気も大事か。
と、そうこうしている内に音色の効果が現れ始めました。
オレ:おお、「寒さ無効」!!
相楽:これは雪山ではありがたいですねぇ。
そして続いて現れた効果は「龍耐性強化【大】」です。
オレ:ん? そういやティガの攻撃って何属性だっけ?
サク:確か龍じゃなかったでしたっけ。
って事は、これって今回の戦いにすげぇ役に立つじゃん!!
オレ:おおお、良いぞKAZZ君! もっとやってくれ!
KAZZ:了解!
龍耐性強化【大】の重ね掛けで、全員の防御力はどんどん上がっていきます。
これならもしかしたら2頭同時に相手をしても討ち負けないかもしれません。
…とかやっている内に、1体がエリア6にやってきました。
オレ:よし、これなら勝てるぞ! KAZZ君はそのままサポート頼む!
KAZZ:OK!
高台でベンベンと弦を鳴らすKAZZオンザステージを望みながら、ティガに斬りかかります。
するとあっという間に尻尾も切れて、倒せてしまいました。
…2体同時相手は出来ませんでしたが、まぁ結果オーライです。
相楽:あ、もう1体も来ますね。
サク:じゃあ残りも片付けますか。
ティガが降り立つ直前に回復を済ませ、ダッシュで背後に回ります。
そして抜刀。
とにかく尻尾さえ切ってしまえば近付くのが容易になるので、ここさえ攻略してしまえば勝率はグッと上がります。
あとは頭を潰して「轟竜の鋭牙」を出せるようにしてしまえば下ごしらえは完了。
フルボッコで残りの体力も削ればもう勝利です。
オレ:サクさん、相楽! 頭頼む!
サク:了解!
相楽:了解ですー。
オレも二人が攻撃している合間に斬撃を繰り出して応戦しますが…。
攻撃の手が多すぎた所為か、部位破壊が終わる前にティガレックスが死んでしまいました。
相楽:あ、倒しちゃいましたね…。
オレ:…うん、まぁ良いだろ。
最後の最後で微妙な雰囲気になってしまいましたが、これでKAZZ君もHR6になれたわけですし、とりあえずOKでしょうかね。
KAZZ:いや、良い仕事したな…!
本人も満足げですしね。
これも結果オーライだ、うん。
沼地の黒いガンキャノン
さて、KAZZ君もめでたくハンターランク6に上がって目標は達成しましたが、ついでなんで難しめのキークエストもこの際やってしまうことにします。
オレ:やっぱ最上位で難しいキークエと言えばグラビ亜種だろ。
サク:ああ、確かに。
KAZZ:じゃあそいつやろう。
ということで、今度の相手はバサルモスの強化版であるグラビモスの亜種に決定。
早速準備を整えて沼地へと出発です。
まずは大抵のボスモンスターが居るエリア8に行ってみることになりましたが…。
オレ:で、でけぇ!
サク:怪獣か!?
そこにいたのは金冠サイズの超巨大バサルモスでした。
とりあえず斬りつけようと試みてみましたが、でか過ぎて刃が尻尾にも届きゃしません。
オレ:うわー、やりにくい…。でもサイズ記録更新の為にも倒したいなぁ。
この大きさには滅多に出会えないでしょうから、俄然やる気も湧きます。
が、相手はボスモンスターの中でもかなりの難易度を誇る強敵なので、油断は出来ません。
隙を見せればこうなってしまいます。
KAZZ:ぎゃあああぁ!
相楽:KAZZ君がレーザーにやられた!!
これで早くも1アウト。
誰かがあと2回やられれば負けとなるので、気合を入れます。
オレ:とりあえず腹を壊すぞ!
相楽:了解です!
足元に潜り込んで腹部の破壊を開始しますが、時折噴出する高熱ガスによって吹き飛ばされてしまうのでなかなか思うように攻撃できません。
そして吹っ飛ばされた直後に来るレーザーがまた強力です。
オレ:うお、喰らった!! そして死んだ!
KAZZ:これで2アウトか…。
回避不能なコンボにもなる事があるので、注意していてもどうにもならない事があったりします。
…まぁ、そんなわけでもう王手を掛けられてしまいましたが、まだ負けたわけじゃありません。
気力を振り絞って再び挑みますが、ここで相手がとんでもない策に出てきました。
何と毒の沼地の上に陣取って、そこからレーザーを乱発し始めたのです。
サク:うわ、最悪だこいつ!!
KAZZ:近づけねぇ!!
オレ:しかもこんなのかわせるかぁぁぁぁぁ!!!
で、結局KAZZ君が再びレーザーをもらって3アウト。
我々は見事に完敗してしまいました。
倒せば金冠間違いなしのサイズを逃した事と、絶対勝てないような戦法を取られた事への怒りがオレ達の胸に渦巻いたので、今度はもう容赦はしません。
オレ:…よし、こうなったらもうありとあらゆる手を使ってこいつを倒すぞ。みんな、準備してくれ!
相楽:了解です!
サク:フルボッコにしてやりましょうや。
KAZZ:OK!
ついでに今日のVOC@LOIDソング
要は勝てばいい。
勝てば負けないんだという理念の下に再び沼地に集まった我々の心情を見事に表した曲があったので、今回はこれをバックに再戦の模様をお届けします。
相楽:いきなりですけど、シビレ罠しかけまーす。
オレ:卑怯!!
オレ:もうすぐこいつ次のエリアに移動するぞ! 先回りして罠仕掛けろ!
サク:卑怯!!!
KAZZ:ギターで能力強化するよ。
相楽:卑怯!!!!
サク:もう大タル爆弾Gで囲んで殺しちゃいましょう。
KAZZ:卑怯すぎる!!
そんな感じで、今度はあっさりと勝てました。
これで怒りも収まりましたし、キークエストも消化できたのでめでたしめでたしです。
解散
で、そのあといくつかクエストを攻略してこの日は解散となりました。
今度はもっと大人数で狩りたいですな。
*1:アイルーを模した頭用装備。単品で爆弾強化の「ボマー」のスキルが発動するが、防御力がデフォルトで4しかない。ほとんどネタ装備。