「星の記憶」鑑賞

「SOUND HOLIC」が製作した東方のアニメ「星の記憶」を鑑賞しました。
ストーリーとしては「東方永夜抄」の続編的な内容なんですが、同じく永夜抄の公式な続編に当たる「東方儚月抄」とは大分話が異なっています。
一応各々の作品の特徴を比較の為に箇条書きにするとこんな感じでしょうか。

  • 星の記憶
    • 主人公が永夜抄メンバー
    • 十六夜咲夜が月の使者になっている
    • 因幡てゐが腹黒くない
    • 月の総大将が「ルナ・マリウス」というオリジナルキャラ
    • 「キナコ」というオリジナルキャラが物語の中核を担っている
    • えーりんの口調が若い
    • 八意永琳の母親である「ヤゴコロ・オモイカネ」という人物が出てくる
    • チルノが出てこない


まぁ、作品ごとに微妙な違いが出ているシリーズでもありますし、作り手の解釈の違いが醍醐味でもあるお話なので違いに突っ込むのはナンセンスというべきでしょうから、この「星の記憶」はパラレルワールドと解釈するのが一番妥当な落とし所なんだと思います。
で、これを見た率直な感想なんですが、アニメーション作品としては粗が多くて、正直見るのも億劫になる箇所もあったりしました。
が、これが映像制作会社の手による物ではなく、個人規模のサークル集団によって作られた物であるとなれば話は別です。
よく作ったもんだと心底褒めたくなりますよ。
声優陣も榊原ゆいさんや植田佳奈さんなどの第一線で活躍する豪華メンバーを揃えていたりしますし、手間も考えたらそうそう出来る物じゃありません。
きっとこういう作品が後続の動画作品を支えて行くんだと思いますし、この記念すべき第一歩に勇気を持って踏み出した「SOUND HOLIC」には個人的に大きな賛辞を送りたいと思いますね。
出来たらこのノウハウを生かした続編なども作ってくれると、オレとしては嬉しく思います。
…まぁでも、本業の音楽の方も忘れないで欲しいですけどね。