今日の東方アレンジCD

紅楼夢も近いという事で、今回からちょっと自分の東方音楽の原点となった作品を幾つか御紹介していこうかと思います。
「原点」というと一番最初、いわゆる切欠となった物を指す場合が多いのですが、自分は原点とは「今現在の状態が形成された上で重要なもの。もしくは今の価値観を支える大きな柱」である思っています。
つまりオレが思う原点とは一つではなく、切欠とターニングポイントも含めて原点であると言いたいわけです。
なので今回紹介するのはあくまで原点の第1弾となります。
でも流石に第1回目なんですから、順を追って「切欠」から紹介しますよ。



というわけでオレが東方音楽を知る切欠となった作品はこちら、Silver Forestの「東方月見が丘」です。
もちろんこいつがオレが始めて購入した東方アレンジCDでもあります。
東方そのものは我妻君から「東方は熱い。音楽がヤバイ」という話を聞いて存在は知っていましたし、「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」などでキャラぐらいは見た事もあったんですが、実際に東方のカッコいい音楽というのを聴く機会も無かったのでその凄さまでは理解する事が出来ずにいました。
が、その機会というのは思わぬ所からやってくるものでして、たまたま開いたニコニコ動画でこのCDに収録されている「森羅結界」という歌に巡り会ってしまったんです。


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そしてこの曲を聴いた瞬間、もう頭の中に電流が駆け巡りまくりました。


「な、何てカッコいいんだ…」と。


その熱い歌詞、凛々しい歌声、胸躍る旋律…。
これら全てが自分のツボにズキュゥゥゥンとヒットしてしまったのです。
それからこの森羅結界という曲名をすぐに検索してこのCDに行き当たり、その正体が同人音楽であるという事を知ってまた驚愕しました。
当時から既にJ-POPから離れてインディーズとかをメインに聴いていたりしましたが、更にもっと深い世界にも現行の音楽に勝るとも劣らない世界が広がっていたと知ってしまったわけですから。
それはもうとんでもなく広い未開拓地域を見つけてしまったような感覚です。
それから一度欲しい物が出来てしまったらそれを手に入れるまで諦められない自分の性分の赴くままに仙台へと向かい、同人ショップへ行ってこのCDを手にし、そこから更にこの東方の音楽を掘り下げていって現在に至っているわけです。
もしあの時、森羅結界という歌に出会っていなければ、今頃オレはまだインディーズ音楽ばっか聴いて同人音楽の凄さとかを知らずにいたのかもしれません。
けど元来自分はひねた性分ですから、ありきたりなメジャーに見切りをつけたように、脚光を浴び始めたインディーズにも目を背けて、もっとアングラなジャンルに向かってまい進してこの同人に行き当たっていたのかもしれませんけどね。
まぁ、そういうわけでオレが「銀森の新作が!」とか「さゆり姫の新曲が!!」*1とか言ってる理由がここにあるわけです。
ちなみにこの「森羅結界」ですが、今でもほぼ一日に一度の割合で聴き続けています。
おかげでこいつのipodでの再生数はダントツでナンバーワンですよ。
そのぐらい好きなんです、本当にこの歌が。
あー、今度発売の「しろうさぎ」も楽しみだなぁ…。

*1:ちなみに「森羅結界」を歌っているヴォーカルさんがさゆり姫です。