先ほども申し上げた通り、本日は２００９年９月１９日の⑨の日です。
一生に一度あるか無いかのこの日を記念しまして、今回は自分が勝手に選びましたチルノ＆霊烏路空ゆかりの東方アレンジを９曲抜粋してご紹介させて頂こうかと思います。
まず１曲目はDemetoriの「Il Mondo dove e finito il Tempo」より「おてんば恋娘 〜 killer Tune」です。
ギターを抱えたババアが示すように、このサークルはバリバリのメタルアレンジで有名です。
なのでこれに収録されている「おてんば恋娘」もヘッドバンキング必死の内容なのかなー…と期待したんですが、何と収録されていたのはアコースティックギターアレンジでございました。
何かカフェで流れてそうな曲調ですが、これはこれで良い感じです。
と言うかDemetoriはギターアレンジ合同CDの「GROUND ZERO」でも一人だけアコギで曲提供してたんで、もしかしたらちょっと天邪鬼な所があるんでしょうか？
もうどうせなら一度アコースティックアレンジのみのCDとか出しちゃっても良いんじゃないですかね。
…まぁ、本業が忙しそうなんでもう同人やってくれそうにありませんけど。
出来たらもう一度だけ新作のメタルアレンジが聴きたいものです。
続いて２曲目はTATAMI Stugiwoの「東方夢世代」より「おてんば恋息子」です。
今度のは正真正銘メタルアレンジです。
ジャケとは裏腹に他の収録曲もギター分大目のCDとなっていますが、何か噂じゃこれに収録されている曲の大半がアルフィーの影響を受けて作られてるらしいんですよね。
自分はさっぱり分からなかったんですが、知ってる人なら尚ニヤッと出来るんじゃないでしょうか。
とりあえず曲の出来は良いんで、ジャケで敬遠せずに一度聞いて欲しいと思える一品です。
３曲目は趣味工房にんじんわいんの「桜 -SAKURA- 紅響楼閣」より「氷精の序曲 〜Perfect Freeze Express〜」です。
今度はオーケストラアレンジですが、何か何処と無く魔女の宅急便っぽいような？
大分前に御紹介した同サークルの「東方金管伍重奏」にも「クール特急便 〜いろいろあったけど、あたいは元気です〜」って曲名のアレンジもありましたし、ARAさんは久石譲の影響を受けてるんでしょうか。
あと全く関係無いですけど、ニコニコにおてんば恋娘と魔女の宅急便を混ぜた自作アレンジが上がっていた事もありましたね。
この２曲ってやたらと相性良いのかもしれません。
いずれまたジブリアレンジってのが出たら聴いてみたいものです。
４曲目はCYTOKINEの「Bifurcation」より「nUCLEAR FUSION」です。
今度はお空の曲です。
ピアノを主体としたさわやかな曲調で非常に聴きやすい歌だと思いますが、個人的にはもうちょっと癖があっても良かったかなと思いますね。
こっそり警告音を入れるとかしたり。
でも韻を踏んだ歌詞だけでも十分特徴がある気もするので、普通はこんなもんなんですかね。
むしろ特徴のありすぎる原曲の出っ張りをここまでそぎ落として聴きやすくしたってのはある意味凄いのかもしれません。
アレンジってのは面白いねぇ。
５曲目はDriving Kitchenの「東方熱帯夜」より「⑨radius」です。
「東方切裂魔」で大ハマリしてDriving Kitchenの過去作も買ったんですが、その中で見つけたのがこれです。
どうやらグラディウスの音楽のパロディなようなんですが、自分は真面目にグラディウスを遊んだ事が無いので元ネタの曲までは分かりませんでした。
と言うかむしろ原曲のおてんば恋娘すら何処に混ざってるのかよく分からん…。
でも良い曲なんでオールオッケーです。
いずれ元ネタの曲も聴いてみたいものですな。
６曲目はLiz Triangleの「SYMPATHY QUARTETTO」より「Sun's Of Liberty」です。
タイトルがモロに某ゲームのサブタイトルをパクってる時点で色々と怪しい雰囲気がしますが、実際に予感的中の超電波ソングです。
自分はこれに収録されているゆゆ様の曲目当てに買った口なんですけど、気がついてみたらその曲をそっちのけでこればっか聴いてしまってました。
この瀬戸の花嫁っぽい台詞とか、バカな歌詞が堪りません。
しかし今にして思えば「Heart of Glass」や「Kappaの演奏会」などの名曲を歌っているlily-anさんが電波ソングを歌ったってのはエライ話だなぁとしみじみ思いますが、またこういうのもやってくれないかなーという期待もあったり。
「White Lotus…」が収録されるであろう新作に電波も入ってたら、こっそり小躍りしようかと思います。
先ほど瀬戸の花嫁を話題に上げましたが、実はチルノの方にも瀬戸の花嫁ネタを扱った曲があります。
それが７曲目に御紹介するmistbellの「瀬戸の⑨」です。
こちらは「東方マウントラッシュ」というCDに収録されているんですが、これはもう「Sun's Of Liberty」以上にそのまんまです。
どう聴いても「Romantic summer」なんで。
しかしサビでおてんば恋娘をしっかり盛り込んだり、魅魔様のリーインカーネイションまで混ぜたりしているのにカオスになっていない所が見事です。
「○9」の時も思いましたが、こういう組み合わせを考えて、理路整然とそれを提示してみせる所がmistbellさんの凄い所ですな。
これからもパロディアレンジを楽しみにしたいものです。
８曲目はSOUND HOLICの「花-HANA-」より「Queen Silly Chilly」です。
またもやチルノでジャズです。
姉妹サークルで同じ曲を同じジャンルでアレンジしてみせる所にサンホリの懐の広さが感じられます。
ホント、良くネタが尽きないもんだ。
前回紹介した「冷たい湖畔のシンフォニア」は大人しい感じでしたが、こちらは割かし激しめになっています。
更に歌詞もこちらは英語になっており、細かい所で違いを出しているように思います。
けどどっちかと言うと自分は「冷たい湖畔のシンフォニア」の方が好きですかね。
やっぱ英語だと歌詞が解りませんし。
でもどっちも良い曲ですし、このCD自体良曲ぞろいなんでオススメしたいです、はい。
ラストの⑨曲目はSYNC.ART'S×リル・プラクティカ の「らぶれす-Loveressive-」より「ファンシーエディタ」です。
前回はチルノの悲恋を描いた「Heart of Glass」と、失恋を描いた「恋娘」を御紹介しましたが、こちらは明るいラブソングになっています。
おてんば恋娘はしっとりしたのも良いですけど、やっぱり元気なのが一番だなと思って最後にこの曲を選んでみました。
今後もこのバカにはバカルテットで活躍したり、大妖精と遊んでいたり、諏訪子と弾幕ごっこしたり、お空とドタバタやりながら活躍していって欲しいなと思います。
というわけでこれで１００年に一度の記念日を祝う⑨アレンジ集はこれにて終了です。
次の大型イベントである東方紅楼夢でも新たなアレンジが生まれてくれるでしょうから、そちらも楽しみにしたいと思います。
