【Amazon.co.jp限定】ゼルダの伝説 夢をみる島 オリジナルサウンドトラック【初回数量限定BOX仕様】(Amazonロゴ柄CDペーパーケース付)
- アーティスト:任天堂
- 発売日: 2020/03/18
- メディア: CD
「ゼルダの伝説 夢を見る島」のサントラです。
お値段は中古で4000円でした。
夢を見る島は自分が初めて遊んだゼルダシリーズです。
隣に住んでた幼馴染が買った物を貸してもらってプレイしたんですが、こういうアクションRPGってのは聖剣伝説以外に馴染みが無かったので夢中で遊んだのを覚えています。
あまりにも面白かったので自分でソフトも買いましたし、SFCの「神々のトライフォース」にも手を出し、高校生になってバイトしてゲームボーイカラーを買った時も「夢を見る島DX」を買うか迷ったくらいです。
結局DXは追加要素がダンジョン1つ程度と知ったので諦めましたが、金銭に余裕があったら買ってたかもしれません。
あと、かぢばあたるさんが描いてたコミカライズ版がとても優秀でしたね。
ゲームは謎解きに夢中になっていて話にあまり集中していなかった節があるんですが、コミック版はその見落としていた物語の方に注力しており、この本で改めて話を追体験して胸が締め付けられるような思いをしました。
島に生きる人々を取るか、自分がハイラルに戻るかの中で葛藤し、リンクがその答えを出すまでが丁寧に描かれていて何度も読み返しましたよ。
残念ながら震災で家を失った時にこの単行本も何処かへ行ってしまいましたが、機会があればまた読んでみたいものです。
さて、音楽の方に話を移しますが、このCDはswitchでリメイクされた方のサントラになります。
スイッチ版が発表された時はブレスオブザワイルドをクリアしたばかりの頃で、BOW基準でリメイクされるのかと期待したんですが、そういう訳では無かったので買うのはスルーしました。
ちょっとは心を動かされはしましたけど、もう何遍も遊んでいるので流石に筋が分かっていると手が出し辛いです。*1
ただゲームの内容は知っていても音楽に関してはどう作り直されたのか気にはなっていたんですよ。
なのでサントラは欲しいと思っておりました。
おまけにこのサントラ、嬉しい事にGB版のサントラも付属するんです。
このCDが出るまで夢を見る島の音楽はゼルダ30周年記念のアルバムに一部収録されている程度だったので、ゲーム本編より食指が湧いておりました。
幸いな事に古本屋で中古品も見つける事が出来たので、こうして手に取った次第であります。
まずリメイク版から聴きましたけど、基本的にみんな生演奏なんですね。
一部フレーバー的にGBの矩形波音源を散りばめたりしておりますが、リコーダーやポンゴなどを使ったちょっと玩具っぽい音楽として作られております。
今作の雰囲気に合っていてとても良いと思うんですが、その反面元のゲームがGBという低容量のハードなので音楽も短い物が殆どなんですよね。
なので些かボリューム不足を感じてしまうのが欠点だと思います。
1曲1分程度で終わってしまうのが殆どですから。
しかしその中で異例ともいえる作り込みをしている曲があります。
それは作中で名曲と誉れ高い「タルタル山脈」です。
リメイク版は元のGB版の尺の通りにアレンジされている物が大半なんですけど、この曲は何と約5分にまでボリュームが増やされています。
更に物語前半と後半で別に曲がアレンジされているという気合の入りっぷりです。
【100分耐久】タルタル山脈2パターン交互に【ゼルダの伝説】
作り手側もユーザーが求めている物をよく分かっているなと思わせてくれる1曲ですね。
これを聴けただけでも買った価値があったと思う程です。
それと非常に胸に迫ったのがテレビCMで使われていた「かぜのさかなのうた」のボーカルバージョンです。
【Full.Verリピート】【ゼルダの伝説 夢をみる島】主題歌「かぜのさかなのうた」VC:青葉市子【Switch版】【The Legend of Zelda: Link's Awakening】
これは聴いていてコミカライズ版の方を強く思い出してしまいましたね…。
ゲームで使われた音楽がこうして本物の「歌」としてアレンジされたのもとても感慨深いですし、非常に良い物を堪能させて頂いたと思っております。
一方のGB版ですが、これはこれで良いと思う曲も多かったです。
スイッチ版は玩具っぽくなったと先ほど言いましたが、その弊害としてボス戦などの緊迫した曲はどれも迫力不足になってしまいました。
なので戦闘音楽に関しては原曲の方が上かな、と感じてしまいましたね。
何にせよ新旧の聴き比べが出来るのがこのサントラの嬉しい所だと思います。
お値段は少々張りますが、好きな方なら買う価値はあるでしょうね。
自分も機会があったらswitch版でプレイし直してみたいものです。
*1:物語が秀逸なだけに。