昨日限定でYouTubeにて公開されていたので見ました。
ロマンシングサガ2を舞台化した物でしたが、お芝居という物自体全く見たことが無かったのでとても新鮮でした。
ゲームで知ってるキャラが実際に舞台に立っている様は凄いですね。
七英雄の過去話はロマサガRSでそこそこ知ってはいましたが、人間だった頃のスービエの性格だとか、知らない事までしっかり描かれていたので物語の補完としても良くできていたと思います。
ただ「七英雄の帰還」というタイトルだからロマサガ2のゲームの前日譚だけで終わるかと思ったら、ゲームの最後まで舞台化してたので驚きました。
なので凄いボリュームなんですが、個人的にはこの描くと思っていなかったゲーム本編のパートが余計だったように感じましたね。
過去編は本当に面白かったですよ。
七英雄が魔物を吸収して徐々に人では無くなっていく過程とか、人間の敵になっていく様が面白かったですし、これが生で見れたら感動しそうだなと思って視聴中は割とマジで来年やる新作の舞台を見に行く事も考え始めたりしたんです。
でも後半は歌とかのミュージカル要素が急に出てきたり、要らんギャグ要素もあったりで一気に気持ちが盛り下がってしまいました。
特に歌は個人的に受け入れ難かったですね。
ディズニーとかも急に歌い出すのがさっぱり理解出来ないような人間なので、それを勝手知ったるサガでやられたのにはポカーンとしてしまいました。
あとこれは不満じゃないんですけど、人間を捨てた後の七英雄って基本的にみんな化け物になってるんですが、舞台ではそこまで再現されてない所に若干の違和感を抱いてしまいました。
クジンシーもスービエもダンターグも本来人型をしてませんし、ワグナスなんか女体化して屈指のキモさを誇る外見してますからね。
まぁだからこそ再現しちゃいけないとも思いますが、こういう表現の制限が映画とは決定的に違う部分であり、そこをアイディアで魅せたりする所が醍醐味なんだろうなぁと思いました。
始めて見るコンテンツだからこそ勉強になりましたね。
自分にお芝居を見る機会が訪れるかどうかは分かりませんが、その前にこういう物に触れられたのは本当に有り難かったです。
サガに感謝ですな。