レッツ・ばあちゃん家

今日は母方のばあちゃんの家へ遊びに行くことになっています。
以前にも書いたように最近ホームビデオをDVD化していますが、そのDVDをばあちゃんの家にも置いて常に見られるようにしてやりたいと思い、我々兄弟でDVDプレイヤーとセットでプレゼントする事に決めました。
で、それを渡しに行くんですが…、肝心のDVDのコピー作業が終わらず、結局全てコピー出来ない上にプレイヤーを買う時間も無いままばあちゃんの家に行くことになってしまいした。
仕方ないので、昼飯を食いに行った帰りにプレイヤーを買うことにします。
ここで「遅れても良いから買ってけば良いじゃん」とお思いになる方もいらっしゃるでしょうが、そうもいかない事情があります。
基本的にばあちゃん達の食事のサイクルは早いんです。
朝飯は6時に食い、昼飯は11時に。
夕飯に至っては4時という場合すらあります。
なわけで、少しでも遅れてしまうとばあちゃん達を餓死させてしまいかねません。
この場合、人命を優先させるのが正しい選択なわけです。
まぁ、DVDもあんまり一気にあげても見るのが大変ですし、ありがたみも無いでしょうから、小出しが丁度良いのかもしれません。
それに何事も、じらすぐらいが丁度良いってモンですし。


で、11時前にばあちゃん家に到着。
「いやー、ユウが寝てるか、忘れてるしてんのかと思ってたぞ」
じいちゃん達は既に外出の準備をして待ってました。
ちなみに最近は、オレが来たときはドライブを兼ねて昼飯を外食にするというのが定番になっています。
まぁ、外食と言っても専らラーメンなんですけどね…。
それも幸楽苑の390円の奴。
親兄弟祖父母まで揃って、安い舌してるなぁと我ながら思います。


幸楽苑に入り、中華そばを3つ注文します。
ラーメンが来るまでヒマなので、プレゼントについて打ち明けることにしました。
「実は、DVDにしたホームビデオをプレイヤーとセットでプレゼントしようと思って、持ってきたんだよ。…プレイヤーはまだ買ってないけど」
「えー? 高いんじゃないの?」
「大丈夫。5000円ぐらいの奴だし、3人でプレゼントって事だから、割れば一人頭そんなに高いもんじゃないよ」
それに、安いことにはもう1つ利点があります。
それは操作がシンプルなこと。
余計な機能が付いていない分、ばあちゃん達にも容易に扱えるでしょう。
…などと話してるうちにラーメンが来ました。
この店のラーメンは二人の大好物なので、あっという間に平らげてしまいます。
そしてお会計。
もちろんこれもオレ持ちです。
「1227円になります」
…3人で食ってこの値段なんだから本当に安いです、ここは。
普通の店だとこれで2人前ぐらいしか食えませんって。


帰りにDVDプレイヤーを買う為にゲオへ行きます。
何故ここにしたかというと、借りてた「許されざる者」を返却したかったからです。
…安易ですね。
で、さっさと買って家へ戻りました。
テレビに接続して、プレイヤーの電源スイッチを押してみます。


カチッ


…何だかおもちゃのスイッチを入れたかのような音がして、少々不安になります。
値段が安いと、本当に安っぽいんですね…。
「そんじゃ、再生してみるよ」
「あいよ」
ディスクを入れてみると、問題無く起動しました。
「ああ、懐かしいなぁ」
じいちゃん達の反応も上々です。
が、ディスクの最後の方で問題が発生。
何と再生がぶつぶつと止まってしまうんです。
…しかし、この現象の原因はよく知っています。
これは質の悪い海外製DVDに焼いたときに起こる、再生不良なんです。
本来焼きこみは質の良い国産DVDに行うべきなんですが、ケチって100枚で4000円のDVDを使ってしまったのと、更に安いプレイヤーで再生してる所為で、余計にこの現象が顕著に現れてしまったんですね。
コストを低く抑えたことが、全て裏目に出てしまいました。
でも、オレが持ってる別な会社のDVDメディアだとちゃんと再生されたので、こっちを使えば何とかなりそうです。
今後はもっと研究の余地ありですね。
「悪い、今度はもっと完成度の高いもの作ってくるから」
「ああ。とりあえず今は十分だから。ありがたく受け取っときます」
…ま、全てのテープをコピーする前に気づいたことと、コピーし終わらない内に持ってこられたのがせめてもの救いですね。
それに、とりあえず喜んでくれましたし。


その後、飯やビールをご馳走になって9時半過ぎに帰宅しました。
何だか色々と勉強になった一日でしたよ。