- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2002/02/22
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いわゆる趣向にのみ走ってしまった、一般受けしないマニアックな映画の事です。
この「ブレインデッド」もその1つで、あまりにもグロくてスプラッタでくだらないジョークを満載にし、世の映画ファンを笑いと食欲不振の渦に巻き込んだ超B級ゴアムービー*1となっています。
ゾンビ化してしまった母の皮膚を接着剤で糊付けして直したり、ゾンビの群れに襲われる主人公を救ってくれたのがめちゃくちゃ強い神父だったり、主人公は何故かゾンビ達と家で一緒に暮らし始めたり、ゾンビ同士のカップルから赤ちゃんが生まれたり、その赤ちゃんが言う事を聞かないからって思いっきり虐待したり…。
もうブラック過ぎるジョークのオンパレードで、見てるこっちがおかしくなりそうでした。
ラストの芝刈り機を使ってのゾンビ一掃シーンでは、25メートルプール1杯分の血糊を使って作られたそうで、ここまで来てしまうともう凄いとか考えるより先に笑いが込み上げて来てしまいます。
グロいっちゃグロいんですけど、それ以上に爽快なんですよね、不思議と…。
で、こんな映画を何で見たのかというと、実はイタヤンが持っていたからなんです。
しかも何故かサンプルビデオ*2で。
弟がこのビデオを借りてきた時に「サンプルなんだからコピープロテクトとか掛かってないんじゃないかな…」何て思って、試しにHDDレコーダーにダビングかけてみたら何と出来ちゃったんですね。
で、最初は見る気も無かったんですが、ダビングかけてる最中はヒマだったので、結局最後までダビングしてる映像を見てしまったわけです。
ちなみにこの作品を作ったピーター・ジャクソン監督は、何とあの「ロード・オブ・ザ・リング」三部作の監督でもあるんです。
なぜこんなゲテモノ映画を撮った人が、あんな完璧で素晴らしい映画を作れたのか…。
「バカと天才は紙一重」という言葉をこれほど実感できる人物は他にいないでしょう。
現在はプレミアが付くほどの珍作なので、運良くレンタルショップで見つけたらご覧になってみてください。
神父が戦うシーンは笑えますよ、マジで。