轟轟戦隊ボウケンジャー Task.1「魔神の心臓」

スーパー戦隊シリーズ30周年記念作品である「轟轟戦隊ボウケンジャー」が始まりました。
今作はボウケンジャーになった状態から話が始まったので、ど頭からビックリです。
普通は変身に至る経緯まで描いていくんですが、やっぱり違うんですねぇ。
何か期待させられます。


驚異的な力を持つ古代の秘法「プレシャス」を保護するために5人が辿りついたのは、海底に眠るゴードム文明の遺跡です。
ボウケンレッドはこの調査に入隊したてのブラックとイエローを向かわせますが、2人は先走って封印を解除し、神殿を浮上させてしまいます。
しかも仲間を裏切り、今回のプレシャスである「ゴードムの心臓」まで持ち去る始末です。
が、レッドに変身する暁はこれに全く動じません。
むしろ「期待以上だ」と言って、喜んでいます。
うーむ、何か今回のレッドはかなりリーダーなオーラを発してますな。
昨年のマジレッドは末っ子だった為、リーダーっぽさや落ち着きとかに欠けていましたが、今作のボウケンレッドはそれとは正反対です。
何か凄い新鮮味を感じてしまいますよ。


で、宝を持って逃げようとするブラックとイエローですが、神殿と共に復活したゴードムの神官「ガジャ」にあっさりと行く手を遮られてしまいます。
不意を突かれたブラックはプレシャスを奪われ、マグマの流れる谷底へ落とされますが、救助しに来たのは裏切られた側の暁でした。
彼は真墨(ブラック)に「ボウケンジャーになるか、それともこのまま死ぬか」という選択を迫ります。
この期に及んで自分を救おうとする理由が解からない真墨に、暁は「オレが欲しいのはプレシャスではなく、素晴らしい能力を持った仲間だ」と真意を打ち明け、アクセルラーを手渡しました。
かつて伝説の冒険者と謳われていた暁に挑戦しようとしていた真墨は、更なる対抗意識に燃えながらもボウケンブラックとして生きる事を決意します。


一方、ガジャはゴードムの心臓を使って、巨大兵器「ゴードム神」を復活させます。
が、このゴードム神ってどう見ても「ワンダと巨像」に出てくる巨象ですよ。
まぁ、デザイン的には話にマッチしてますけど、どうもその辺が気になって仕方ありません。


これに対抗する為にボウケンジャーはビーグルを合体させ、巨大ロボット「ダイボウケン」にして乗り込みます。
その手に持つ武器は何とツルハシスコップですよ。
いや、斬新だ…。
でもあれだと冒険と言うよりも、工事現場だと思うんですが。
ま、良いか…。


で、ダイボウケンはツルハシとスコップを合体させた轟轟剣でゴードム神を撃破し、無事プレシャスを奪い返しました。
が、しかしガジャが言うには「ゴードムの秘宝は一つではない」そうです。
今後も更なる冒険が予想されるのかと思いきや、今度は突然海から現れた竜によって、ガジャを連れ去られてしまいます。
それを見て「ジャリュウ一族の仕業だ」と呟くボウケンピンクですが…、今回の敵って一つだけじゃないんですか!?
つまり快傑ズバット形式になるって事ですな…。
毎回敵組織を考えるのが大変そうではありますが、その辺は期待しています。


とりあえず第1話を見た率直な感想ですけど、レッドのカッコ良さが光ってますね。
伝説の冒険者だっただけあって、言う事もやる事も他のメンバーから頭一つ抜き出てました。
…パラシュートは小さかったですけど。
仲間同士で対立の構造があるのも面白いと思いますし、今後に期待が持てます。
敵も久々に全身きぐるみではなく、顔は素顔でしたしね。
何か懐かしかったです。
思った以上に冒険もしていましたし、今作も飽きずに楽しませてくれそうですよ。


そういや、味方が敵を蘇らせるってのは初めてですかね。
何か今後は償う為に戦うっていう見方をしてしまいそうですが、まぁ面白ければ良いか…。