今日のサントラ

ゼノギアス ― オリジナル・サウンドトラック

ゼノギアス ― オリジナル・サウンドトラック

ゼノギアス」のサウンドトラックです。
この間古本屋に行ったら1850円ぐらいで売っていました。


ゼノギアスは発売日に買いましたが、実はこれって買いたくて買ったわけじゃないんです。
あの日は「ブレイズアンドブレイド」を探して方々を駆けずり回っていたんですが、結局見つける事が出来ず、失意の内に帰宅を余儀なくされましたが…。
その後「もしかして探してるゲームってこれか?」と、親父が突然テレビを指差しながら話しかけてきたんです。
何の事かと思って顔を上げたら、画面に流れていたのがこのゼノギアスのCMだったんですな。
で、「ああ、これでも良いか」と思って買ったわけです。
本当に人間は何が切っ掛けでゲームと巡り会うか分かりませんな。


一応エンディングまで遊びましたが、話が結構難解だったので詳しい事は覚えていません。
でも村を追い出されて、ダンとかいう子供に恨まれて、天上界に行って、銀のリボルバーを使う牧師が仲間になって、ジャイアントロボみたいなマシンが仲間になって、剣を装備したシタン先生がカッコ良かった事ぐらいは覚えてます。
あと、ラスボスがデウスって名前で、エンディングでヴェルトールに羽根が生えてた事もですか。
でも結局最後まで思っていたのは、物凄くエヴァっぽかったなって事でしょうかね。
あの当時はエヴァンゲリオンの社会現象真っ只中で、何を見てもどれを取ってもエヴァの影響を受けたものばかりが氾濫していましたからね。
「バックガイナー」*1みたいに完璧なパクリゲーも出回ってましたし、そういう物の所為で「機動戦艦ナデシコ」とかもちょっとそんな目で見てたりもしました。
で、このゼノもやっぱりそんな印象が拭えなかったんですな。
敵の幹部はどう見てもゼーレの老人達ですし、ヴェルトールが暴走するところもそうですし、Disc2に入ってからはもう開き直ったのか、椅子に座った主人公の語りで進行したりもしてましたからね。
流石にアレには「まんまジャン!!」って声を上げちゃいましたけど、でも色眼鏡で見なければ凄く作りこまれた作品なんだと思います。
これでゼノギアスサーガのエピソード5にあたる話だと聞きますし、全てを堪能したらその辺のイメージは全て払拭されてしまうのかもしれません。
出来たらもう一度楽しんでみたい話ではあるんですが、やはり長いゲームなのでやり直すのは大変でしょうなぁ。
でも戦闘シーンがカッコ良かったんで、それをもう一度見たい気持ちは強いです。
とりあえず今度攻略本でも探してみますか…。


一応、今回グッと来た曲は、バトル音楽の「死の舞踏」、ボス戦の「紅蓮の騎士」、エンディングの「SMALL TWO OF PIECES 〜軋んだ破片〜」あたりですかね。
あと、未使用のようですが「STARS OF TEARS(OUT TAKE)」も良かったです。
全体的に民族チックな楽曲が多いですけど、そのひとつひとつが全く違う土地の音楽を用いているのに今更ながら驚かされました。
やっぱり光田さんのサウンドは素晴らしいですな。
いつか「クロノ・トリガー」の音楽も聴いてみたいものです。


ところで、ゼノのボス戦の音楽とクロノ・クロスのボス戦の音楽がごっちゃになるのってオレだけでしょうか?
何か曲調が似てて混同しがちなんですよね…。

*1:ビングからPSで発売されたシミュレーションゲーム。主人公がプラグスーツのような戦闘服を着て、ロボットに乗って戦うというまんまエヴァ劣化コピーな内容となっている。一応3部作として製作されていたらしいが、売れ行きが悪くて2作目で発売中止となってしまった。二番煎じの最悪の末路を辿った、一つの好例といえる…かもしれない。