今日のサントラ

聖剣伝説」のサウンドトラックです。
お値段は古本屋で1000円でした。
1のサントラなんてこの世に無いと思っていたら、普通にあったんですね。
ちょっとビックリしてしまいました。


このゲームは91年に発売されたゲームボーイ用のアクションRPGです。
当時は「ファイナルファンタジー外伝」という位置づけだったので、FFとの様々な共通点が見られたんですが*1、今ではすっかり独立タイトルになっちゃってます。
まぁ、だからと言って別に何か悪くなったって事は無いんですけどね。
むしろ2がFF外伝だったら変になる気もしますし。


で、話は逸れましたが…、自分にとってこの「聖剣伝説」は人生で始めて触れるアクションRPGだったんです。
友人から借りて寝る間も惜しむように遊んでクリアし、小学生ながらもその悲しくも美しいエンディングにため息までついたりしたんですが…。
よくよく考えると今では想像も出来ないような大ポカをやらかしたりもしてましたね。
その中でも特に酷いと思われるエピソードが、中盤に登場する「ゴーレム」との戦いでしょう。
こいつは同じダンジョンにいるサイクロプスを倒し、「モーニングスター」という武器を手に入れないとダメージを与えられないんですが、オレはそのモーニングスターを探さず、同じ属性のアイテムである「マトック」*2を大量に買い込んでダメージを与えてクリアしていたんです。
エンディングを見終わって友人にゲームを返す時に「そういや、結局モーニングスターってどこで取るの?」と聞いて、「?」という顔をされたのは今でも鮮明に覚えています。
あとラスボスの攻撃が激しかったんで、聖剣エクスカリバーではなく
ブラッドソード*3で倒したりもしていました。
…何でオレは素直にケアルを使わなかったんでしょうね?
これじゃあエクスカリバーを託してくれたヒロインの母親も浮かばれませんし、倒されたジュリアスだって死んでも死に切れなかったんじゃないでしょうか。
でもまぁ、考え方によってはラスボスに最高の屈辱を与えて倒してるような気もするんで、これはこれでありなのかもしれません。
いや、無駄に性格悪いやり方ですけどね。
とにかく、あの当時はゲーム初心者だったんで仕方ない事だとは思いますし、今では良い思い出になってるんで良しとしましょう。


とりあえず今回グッと来た曲は、オープニングの「Rising Sun」、フィールドの「果てしなき戦場」「聖剣を求めて」、ボス戦の「戦闘1」「戦闘2」、イベントで使われた「マナの使命」「ジェマの自覚」「想いは調べにのせて」、ラストダンジョンの「マナの神殿」、ラスボス戦の「最後の決戦」、エンディングの「伝説よ永遠に」の計11曲ですかね。
その中でも特に凄いと思うのはやっぱり戦闘関係のBGMでしょう。
本当にこの分野でイトケンの右に出る者はいませんね。
どれもこれもドラマチック過ぎて涙が出そうになりますよ。
マジで良いサントラだったなぁ、今回も…。

*1:1は回復魔法が「ケアル」だったり、聖剣が「エクスカリバー」だったりしたが、2では回復魔法が「ヒールウォーター」になり、聖剣も「マナの剣」に変わってFFとの共通点は全く無くなってしまった。

*2:いわゆる「つるはし」。ゲームでは邪魔な岩を壊す為に使われる消費アイテムだったが、敵に使ってもダメージは与えられた。ちなみにモーニングスターも同じように岩を壊せるので、ボス戦でもマトックが効いたわけである。

*3:与えたダメージの分、自分の体力が回復する特殊な剣。他のゲームにもよく登場するが、意外と活躍の機会は少ない。ちなみにエクスカリバーと違ってラスボスに与えられるダメージは微々たる物なので、かなりの長期戦になったのは今でも覚えている。