オレ：ちょww クオリティテラタカスwww
思わず賛辞が口を突いて出てしまう。
今回もそれほど素晴らしい加工を行う事が出来た。
おそらくこれはまた自己ベストを更新している事だろう。
本当にこの品を奉公に出してやるのが惜しいぐらいだ。
大棒：斎君、ちょっと良いか。
オレ：はい？
そんな時に大棒営業課長から声を掛けられてしまった。
「また何か無茶な注文でも頼まれるんじゃなかろうか…」と思ったが、今回はそうではないらしい。
大棒：お得意さんのT社に、斎君の親戚いるだろ？
オレ：ええ、いますよ。
実はウチのお得意先にはじいちゃんの弟さんが勤めている。
…が、だからと言って別にオレの仕事に影響があるわけではないのであまり気にした事は無いが、外回りをしている大棒さんには色々と会う機会が多いようだ。
で、そのおんちゃんが一体何だというんだろうか。
大棒：何か、今度斎君の仕事見にウチさ来るって言ってたぞ。
オレ：…はい！？
な、何でそんな授業参観みたいな
真似をすんだよ、おんちゃん！！
オレはもう小学生じゃねぇぞ！！
…でもまぁ、今更そんな事を言ってもしょうがないわけで、今度有無を言わさずやって来るそうです。
それにおんちゃん自体は悪い人ではないので、リュウケンドーの兄弟子襲来よりも遥かにマシな事態でしょう。
そんなわけで当日は出来る限りリラックスして仕事をこなそうと思います。
しかし、いつ来るのか分からない所がまた怖いなぁ。
これで結局来なかったら逆に怒るぞ、オレは。
