物語冒頭からガタックゼクターに痛めつけられる田所さんが映し出されます。
「これが新しいライダーの力か…」と思いましたが、意外とゼクター自体は大人しく箱に入っててくれるんですね。
オレはZECTがゼクターを扱いきれていないのを見てて、ずっとあれを作ったのは別の存在だと思っていたんですが、どうやらそうでは無さそうです。
しかしそれならもっと好きにライダーを扱えるように出来ないんですかね…。
本当に何処か抜けてる組織だなぁ、ZECTって。
一方、天道家も神代家も優雅な朝食の真っ最中です。
しかもどちらの料理もミネストローネときたもんですから、何か波乱の予感を抱かせます。
更に別の場所では加賀美がワームの巣窟と化しているという工場へ潜入。
そこで案の定ワームに襲われますが、マコトという少年に助けられて事なきを得ます。
で、その後２人で脱出を試みますが、運良く逃げ出せたのは加賀美一人でした。
彼はマコトに「必ず助けに戻る」と約束し、その場を後にしますが、ZECT側は工場に生き残りがいることを信じません。
それどころか影山は「あの少年もワームだ」とまで言う始末です。
自分の力ではどうしようもない事に思い悩む加賀美ですが、そこに声を掛けたのは元４代目ザビーの三島さんでした。
そして仮面ライダーガタックの適正試験を受けるよう持ちかけます…。
そんな切迫した状況を他所に、じいやと神代剣はおいしそうな匂いに誘われてビストロ・ラ・サルに入っていきます。
いや、こいつら本当に大富豪なんですか？
やってる事はバイキンマンとか、藤子ワールドのギャグキャラとかと相違ありませんよ。
しかもサルに入るや否や「小汚い部屋」とか「ここは倉庫かい？」とか言いたい放題ですしね…。
もはや自分のやってきた理由が犬並な事など完全にスルーですよ。
で、この状況だけでも非常に危険なのに、今回のビストロ・ラ・サルのシェフが代理で厨房に立っていた天道総司だったからまたまたさぁ大変です。
もしかしてこれってスタンド使いヨロシクの「ライダー同士は引かれあう」っていうトンデモ理論なんでしょうかね？
カブトのライダーはみんな曲者揃いなんで、本当に迷惑極まりないです。
事実、巻き込まれるひよりが可哀想でなりませんし。
まぁ、そんなこんなでやってきたディスカビル家の末裔御一行様は、何の躊躇いも無く天道の作った飯を食いますが、何やら一味足らない模様です。
そしてじいやが厨房に立って改めて味付けをし、ようやく納得がいったようなんですが…。
この辺を見ると、神代家の飯って本当にじいやが一人で作ってたみたいですね。
しかもよく考えてみれば給仕も運転手も彼がやってましたから、家事全般は一人にまかせっきりという事になります。
…そうなるとスゲェなぁ。
でも波乱家もウェイン家も遠野家も、名家という名家はみんな少数精鋭ですから、意外とこういうのって普通なのかもしれません。
つまり執事っていうのはそれだけ大変な仕事なんだって事なんでしょうな。
いやはや頭が下がります。
で、その後ひよりのスープを飲んで感動した剣は、彼女に自分の誕生パーティのシェフを務めるよう命令した上、一切金を払わず去って行ってしまいました。
が、天道はじいやの味付けに思う所があったようで、その辺は全くのアウトオブ眼中です。
…こんなんでこの店は大丈夫なんでしょうかね。
そんな危機感の欠片も無い状況とは裏腹に、加賀美はガタック適性試験に四苦八苦中です。
そして田所さん同様大怪我を負ってしまい、あえなく落選となってしまいました。
一向に状況が好転しない事に業を煮やした岬さんは天道に助けを求めますが、彼は未だじいやの味付けが気になって話に乗って来ません。
ディスカビリーズの余計な乱入の所為で万策尽きてしまったかと思われましたが、そこは加賀美の面白さを知る天道ですので、断った直後に渋々店を後にします。
そして再び医者に変装して、入院中の加賀美を襲いに来たワームを迎え撃ちました。
…っていうか、もう完全に病院への潜入方法はマスターしたようですね。
あの酔いどれ医者の話がこう生かされるとはねぇ…。
なかなか上手いものです。
で、その後天道はカブトに変身してワームを追い詰めますが、あと一歩の所で取り逃してしまいます。
また、更にその一方で影山率いるシャドウの面々も工場への突入を開始してしまいました。
一体どうなってしまうのか……という所で今週は終了です。
何気にとても楽しませてもらった井上さんの担当回も終わり、１ヵ月半ぶりに米村さんが脚本復帰しましたが、やはりこちらも面白いですね。
全体的にピリッとした緊張感があって、画面から目が離せませんでした。
次回はついにガタックが登場するようですし、本当に続きが楽しみですよ。
ちなみにボウケンジャーと違ってカブトの放送は平常通り行われるそうですから、ひとまず安心です。
夏場は放送休止が多いから、気が抜けませんなぁ…。
