仮面ライダーカブト 第37話「学校の怪談」

冒頭で樹花が通う聖華中学の野球部員全員が突然失踪してしまいました。
これをワームの仕業と踏んだ天道達はその中学に変装して侵入し、調査を開始します。
まず加賀美はラグビー部のコーチ、蓮華はそのマネージャー、そして岬さんは教師に成りすましますが…、何故か司令官の天道は屋上でやきそばパン屋を経営し始めてしまいました。
本人曰く「どんな些細な事も見逃さない為」の配慮らしいんですが、実際はこの調査自体「樹下が安心して学校のキャンプ合宿へ行けるようにする為」だったと発覚して、加賀美はげんなりします。
この状況を危惧した岬さんは気を取り直す為に例の野球部の事を話題に出しましたが、屋上にいた女生徒は「呪いの鏡なんかに願い事をした恥さらし部なんて、消えて良かったんじゃない?」と言い放ち、去ってしまいました。
…どうやらその呪いの鏡は願い事を叶えてくれる代わりに、神隠しに遭ってしまうといういわく付きの代物なんだそうな。
何かそんな物騒な物、学校に置いとく方が間違いだと思うんですが…。
まぁ、そんな事を言うと話が進まなくなるので、ここは盛大にスルーしておきましょう。


一方、樹花の教室では一人の転校生が紹介されています。
熱血硬派くにおくん」みたいな白い制服に身を包み、緋毛氈の上を颯爽と歩いて登場したその生徒とは…
何とショ・ミーン(庶民)の生活を学びに来た坊ちゃまでした。


また唐突だなぁ。


でも確かこいつって21歳ですよね。
それが中学なんかに転入してきて良いんでしょうか?
…いや、特別学級ならまだ在り得る話かもしれませんけど。
実際に常識ありませんし。


…が、そんな思いを他所に坊ちゃまは「オレと共に学べる事を誇りに思え」とか言ってみたり、授業中にじいやからモーニングティーを頂いたりと、案の定やりたい放題にやってしまってます。
もう本当に不安のど真ん中にクリティカルヒットですな。


って言うかこれ何て新番組?


タイトルはさしずめ仮面ライダー剣って所ですか?
2年前の作品と著しく被ってますけど。


その後、部外者のじいやは室外に追い出され、授業は何とか事なきを得ました。
…常識ありそうな人類の宝も、こうあっちゃ唯の盲目人ですな。


所変わって、屋上では天道のやきそばパン屋が大盛況となっています。
彼は「オレの作ったパンは次元の違う美味さだ」と豪語して憚りませんが、その癖に「やめられない止まらない」というかっぱえびせんと同じキャッチコピーを用いているのが気になって仕方ありません。
きっとセンスは凡人並だったんでしょうな。


と、そうこうしている内にパン屋に樹花と坊ちゃまが襲来。
天道は妹の姿に喜び、坊ちゃまは二人が兄妹と知って驚きつつも、親友カ・ガーミンを発見して舞い上がったりで、事態は収集のつかないようなレベルに達してしまいます。
…というかこういう形でライダーがある程度揃っちゃって良いんでしょうかね?
段々有り難味が無くなってきた気がしないでもありませんよ、ええ。


しばらくして売店も落ち着き、天道、加賀美、蓮華の3人は屋上でぐったりしていましたが、消えた野球部が戻って来るのを発見してすぐさま臨戦態勢に。
そしてその目をよく見るとワームとおぼしき輝きがある事に気付きます…。
カブト、ガタックはそれぞれ殲滅にあたり、ハイパーフォームや新兵器パーフェクトゼクターまで披露して圧倒しましたが、その武器の真価は来週の放送に持越しとなってしまいました。
うーむ、気になりますな。
来週も楽しみですよ。