仮面ライダーカブト 第23話「謎×謎=X」

渋谷の隕石落下跡に三島さんと田所さんが入っていきます。
そこで何やら扉のような物を見たようですが、真相は定かではありません。
更に「ガタックを得た事でマスクドライダー計画は次の段階に入った。そして多分ワームも…」と意味深な発言も残しますが…。
一体何なんでしょう?
ガタックの影響でワームがパワーアップするんですか?
さっぱり解かりません。


そんなワームの話をしている絶妙のタイミングで、ひよりがワームに襲われます。
…が、あまり驚いた様子はありません。
まぁ、あれだけ襲われまくってりゃあねぇ…。
とそこにガタックに変身した加賀美が颯爽と登場し、ひよりを助けます。
本人は謎のヒーローを気取ってノリノリですが、その後あっさり正体がバレているあたりが彼らしいですな。
下手にカッコ良くならず、このまま加賀美なりの持ち味を生かし続けていただきたいものです。


一方、すっかりカブトの名物と化した神代剣&じいやのコンビは、ZECTから報酬が貰えなくなってでっかいピンチです。
最強のライダーであるガタックが手に入ったからお払い箱って事らしいですが、加賀美の幸せの為にこいつ等が不幸になるっていう連鎖がまた面白いです。
太陽に照らされて輝く月…、の更におこぼれの光を受けて煌きだしたわけですからね。
いいキャラしてるよ、本当に。


で、収入を失ったディスカビル家を何とか再興させるべく、何とじいやはラーメン屋台を引き始めます。


前回冗談で「ディスカビル家も終わりだな」とか言いましたけど、
本当に終わっちゃってるとは思いませんでしたよ。


しかもこのディスカビル家の希望である屋台に、またまたまた天道総司&樹花の兄妹が襲来するからさぁ大変です。
「坊ちゃまの為ならえんやこら」と醜態をさらす人類の宝の姿を目の当たりにした天道は、彼に代わって屋台を切り盛りする事を決意。
そのまま妹と2人で居座り始めてしまいました。


その後、専用バイクも手に入れて上機嫌の加賀美が屋台へとやってきます。
さながらその姿はアリジゴクに吸い込まれるアリのようですが、自らラーメン通を名乗る加賀美は一切動じません。
…が、天道の作ったラーメンにあっさり陥落してしまいました。
ちくしょう、こいついい顔しやがるぜ…!
っていうか妹が麺を茹でてたのに、きっちり美味かったんですね。
あんなぴょこぴょこ動いてただけなのに。
やっぱり天道一族の料理の腕は侮れませんな。
…つまみ食いはしてたけど。


ラーメンを食った加賀美は、何故か天道に屋台を手伝わされていたひよりと共に後片付けをする事になります。
そこで「あのベルトはお前のだったのか?」と問い詰められますが、彼は「いや、オレのは天道のと違って…」とうっかり全容を漏らしてしまいました。


こいつバカだな。


だが、それがいい
加賀美、お前はそのまま突っ走ってくれよ…。


翌日、ベルトの事を知ってしまったひよりは両親の墓前で「ベルトの少年の記憶がハッキリしていれば、天道も加賀美も疑わずに済むのに…」と涙を流します。
そこに現れた加賀美は墓に手を合わせた後に、彼女から7年前の事を聞き始めますが、それは「ベルトを巻いた少年が両親を殺した」という衝撃的なものでした。
「でもベルトは最近作られた物だから、そんな事はあり得ない…」とひよりに言ったのも束の間、最初からベルトを所持していた天道の事を思い出して彼は口篭ります。
そこでようやく何故天道は開発される以前からベルトを持っていたのかという事を考え始めましたが…


いや、それならドレイクやサソードだって
いつの間にか変身アイテム持ってたじゃんかよ。


そっちも気にしたらどうかとも思うんですが、きっとスルーでしょうね…。
まぁ、天道の秘密が明かされたら他のも判りそうですし、今は気にしないでおきますか。


話は変わって、神代家のリムジンに舞台は移ります。
道端で行列を発見した坊ちゃまは、その先にある屋台に興味を抱きました。
「あの馬車は何だ?」とじいやに質問しますが、アレの正体を知っている人類の宝はばつが悪そうです。
そして「ノーブレス・オブ・リージュ(高貴な者は高貴な振る舞いをせよ)をお忘れですか?」と話を逸らしますが、それでも神代の好奇心は止められず、結局屋台へと向かってしまいました。
そして案の定、天道と再会です。
またも彼の料理に舌鼓を打つ事になりますが、今回はじいやの教えもあってか素直にその美味しさに感激し「今度ラ・メーンのフルコースも食してみたい」と賛辞を送ります。
が、その時カブトゼクターが飛来して練ったばかりの麺を綺麗に切ってワームの襲来を告げました。
それを見て天道も「ほう、手打ち麺ならぬ蒸し(虫)切り麺か」と感心します。


緊張感ねぇな、おい。


その後彼は身につけていたゴム手袋を外し、戦いへと赴きますが、それを拾い上げた神代は決闘の申し込みと勘違いして準備を始めてしまいました。


いや、こいつもバカだな。


今年のライダーは本当にどうしようもない奴ばっかりだ…。


ワームの発生したボウリング場へ到着した天道はカブトに変身し、従業員を助けます。
その際にボールが転がりだしてしまいましたが、彼は気にも留めずにクロックアップ
敵を倒した後に解除しますが、その時にさっきのボールがストライクを決めてしまいました。
小ネタ多いな、今回。
先週とは別の意味で面白すぎるよ…。


その後、ワームを倒した後の現場にZECTが調査をしにやってきますが、その際に渋谷に落ちた隕石の欠片を持つ者が今回のターゲットだと判明し、加賀美は同じ石を持ったひよりの危機を察知します。
その読みどおりワームはひよりを襲わんとしていましたが、間一髪で間に合い、彼はガタックに変身してワームを退けました。
そして最後の1体を新必殺技「ライダーカッティング」で倒しますが…
これ、残酷ですねぇ。
だってデカイはさみで真っ二つですよ。
まるでクロックタワーじゃないですか。
子供向けじゃねぇなぁ…。


一方で、天道は神代の決闘に渋々応じていました。
スポーツで散々いい勝負をしてきた2人だから、きっと凄い戦いになるんだろうと思ったら、あっさり天道が勝ってビックリです。
更にその紳士的な振る舞いにじいやも「あれこそノーブレス・オブ・リージュ…」と感心しきりですが、神代のプライドがこれを許しません。
怒った彼はサソードに変身して第2ラウンドを挑みますが、今度はマスクドフォームについているそうめんみたいなのを延ばしてカブトを圧倒します。
あれってただの飾りじゃなかったのか…とか思っていた所で今週は終わってしまいました。
素敵なギャグが満載な上に、本筋の話も結構進んできて、ますます目が離せません。
来週も楽しみですよ。