「FF5」総評

さて、クリアしましたので総評でも語らせて頂こうと思います。
この間FF3をクリアして「十数年に及ぶ思いにケリをつけられた」と感動していましたが、実はこれより今回クリアした時の虚脱感の方が上でした。
もちろん暁の四戦士やタイクーン王など、ストーリー上死ぬキャラが多かったお陰でしんみりしてしまった部分もあるんでしょうが、それよりも「3よりやり込んだ要素が多かった所為」の方が虚脱感の大部分を占めていたように思えます。
だって珍しくレベル上げしまくりましたからねー。
第二世界で赤魔道師の「れんぞくま」覚えたりもしましたし、そうで無くてもみんな戦士か魔法使いのどちらかのジョブをほぼ極めてましたし。
で、そんな手塩に掛けて育てたキャラクター達が一斉に巣立ってしまったわけですから、それは呆然ともするはずです。
だってこんなレベル上げを楽しんだゲームなんて他にありませんでしたからね。
しかもストーリーが別段凄かったわけでもないのにクロノ・クロスをクリアした時みたいに頭がまっ白になってるんですから、それはよっぽどの事だったんだと思います。


…で、気付いたんですが、別にシナリオが凄くなくてもゲームって感動できるんですね。
そのシステムにどれだけのめり込めて、愛着が湧けて、キャラを育てられるかでエンディングに同質かそれ以上の大きな喜びが得られるわけですから。
これって現代のゲームに忘れられている事なんじゃないかと思います。
そういう物を改めて教えてくれたんですから、この「ファイナルファンタジー携帯機移植計画」は今の所間違いなく成功しているんじゃないでしょうかね。
後はこれを今後の作品に生かしてくれれば尚良いわけですけど…。


まぁ、話はちょっと逸れましたが、この「ファイナルファンタジーⅤ」は間違いなく傑作だったと思います。
今回も非常に面白かったので、続編のⅥの移植も楽しみですよ。