最近の買い物

かぢばあたるさんの「ゼルダの伝説 夢をみる島」です。
お値段は1冊100円でした。
これはGBで発売された同名ゲームのコミックスで、オレが中学生の頃に読んだ作品だったんですが、どこかに無くしてしまったので改めて買い直しました。
夢をみる島」はオレが初めて遊んだゼルダにして、最もハマった一品だったのでこの本にも手を出したんですが、マンガも原作に負けず劣らず……というかそれ以上に感動的なラストを見せてくれた、奇跡の傑作だったと思います。
コホリント島に流れ着いたリンクが島の様々な人と出会い、親交を深めて行くんですが、ある時彼がこの島を出てハイラルに帰るにはこの島を生み出した『風のさかな』を目覚めさせ、全てを無に返さなければならないという事を知ってしまうのです。
原作ゲームではその事実を知った後も特に問題無く話は続いていくんですが、マンガではこの問題に重点を置き、愛する者達と共に過ごすか、全てを安らかに眠らせるかというリンクの葛藤を丁寧に描き、その「答え」までしっかり提示しながらも作者オリジナルの展開まで違和感無く盛り込んで大団円を迎えて見せるという稀有な完成度を持った作品に仕上げています。
これのお陰でこの作者さんに一時期熱を上げてGファンタジーとかまで買って連載作品の「エラガバルス」を読んでいた事もあったんですが、それも単行本化される事無く終わってしまい、その後もどうにも鳴かず飛ばずな感じだったので今はもうどうなったのか良く知りません。
噂ではどこぞで「スターオーシャン」をコミック化したとも聞いたんで、PSPでのリメイクの際にまた脚光を浴びてくれればと思っていたりします。
というかそれも今度探してみますかね…。