最近の買い物

Forget me not?パレット?

Forget me not?パレット?

「Forget me not 〜パレット〜」です。
お値段は1280円でした。
このゲームは2000年に行われた第4回アスキーエンタテイメントソフトウェアコンテスト、通称「Aコン」でグランプリに輝いたゲームのPS移植版です。
発売された当初、ワッツが買ってウチに持ってきた事があったんですが、そのストーリーと演出の良さでぐいぐい内容に引き込まれたものの、ワッツはそのゲームをクリアした直後に手放してしまったんで、自分は結局その時にちょっと遊ばせて貰っただけで結末も知らないまま放置という状態にされてしまいました。
で、最近になってPSPにPSのゲームを移植して遊ぶ方法を身につけたので、この機会に遊んでみたいゲームは無いかと考えた時、何となくこの「パレット」が思い浮かんだので、ちょっとあの頃の記憶にケリをつけるべくAmazonで注文してみた次第です。


でまぁ、昨日届いたんで早速始めてみたんですが、何と今日もうクリアしてしまいました。
その所要時間は何と2時間半。
いやはや何とも短い…。
これはワッツがクリアした直後にさっさと売り払ってしまったのも頷けますね。


だってこれ、定価が4800円ですよ?


一介の学生にとって5000円近い額ってのは高い買い物の部類に入るので、少しでも元を取ろうとこのような行動に出たのにも納得がいきます。
けど内容は今遊んでも十分に面白かったです。
何者かに銃で脅されながら、電話の先に居る「B.D」という記憶喪失の少女をカウンセリングし、記憶を取り戻させるという設定と、徐々に明らかになっていく彼女の過去を頭の中でパズルのように繋いでいく展開が秀逸で、続き見たさにどんどんゲームを進めていってしまいますんで。
ただクリアしてみると、結局はゲームを遊んだというより「良質なサイコサスペンス映画を見た」という感覚に近かったので、やっぱゲーム性は薄かったんじゃないかなと。
だってゲームシステムに引き込まれたんじゃなく、物語に引き込まれてここまで遊んでいたわけなんですから、そりゃちょっとゲームとしては強引過ぎる内容なんじゃないかと思えますからね。
やはりゲームと呼べる物は「メタルギアソリッド」のようにムービー中でも好きに移動が出来たり、ストーリーの本筋と関係ない所にも隠れた要素があったり、エンディングも多岐に渡ったりする物であって、ただ一本道で一発ネタ的な「自由でない」物ならゲームでやるべきじゃないでしょうしね。
まぁ、そこが小説とサウンドノベルの違いと言いますか、ゲームの難しい所なんですよね。
こういう物をきっちりと理解して作っているゲームクリエーターってのは凄いんだなと、このパレットをやってみて自分もようやく気づいたような気がします。
でも買った値段分の面白さは間違い無くありましたし、こういう物はPS3ゲームアーカイブスとかの手軽で安価な形で提供すればヒットしそうなんで、ある種今だからこそ求められるゲームという気がしなくも無いです。
何というかそういう意味じゃ世に出るのが早すぎた作品って気もしますね。
まぁとにかく、近くのゲームショップで安く売られていたら手にしてみる価値はあると思いますよ。
興味がある方は是非どうぞ。

追記

ニコニコ動画を検索してみたら、パレットのプレイムービーがありました。
D
しかもアップされたのが最近なんですよね。
やってる奴はやってるんだなぁ。
それと元のPC版のもあったので、参考までにこちらもご覧ください。
ただしエンディングまで行っているんで、ネタばれもしていますから要注意です。
自力で遊んでみたいという方は見ない方が良いかもしれません。
D
D
D
D