「東方人形劇」進行状況 最終決戦スペシャル

王者の道は岩の道

さて、各地を武者修行して全体のレベルも45ぐらいになりました。
これぐらいまでレベルを上げりゃもう大丈夫だろと思ったので、チャンピオンロードに挑むことにします。
このダンジョンは強力なトレーナーがうろついているだけで無く、「かいりき」を使わなければ進む事が出来ないようになっているので、必然的に秘伝要員を連れて行かなければならないという事になります。
ウチのメインメンバーにはこの技を持ったキャラがいないので、仕方なく衣玖さんを外してかいりきが使える「Eもこう」を連れてダンジョンへ。
まともに戦えるキャラクターが一人減ったという事で、必要以上の苦戦を強いられましたが何とかここを抜けてセキエイ高原へとたどり着きました。
そしてここのポケモンセンターで再び衣玖さんを入れて回復アイテムを補充し、四天王戦へと向かいます。

⑨極兵器現る


四天王の先駆けは氷使いのカンナです。



相手が1匹目に繰り出してきたのは「Eさなえ」。
こちらは金稼ぎの為に「おまもりこばん」を持たせた霊夢を先頭にしていたので、偶然にも脇巫女対決となってしまいました。
特に通らない技を持っていたわけでもないので、あくびを使って眠らせてさっさと撃破します。



次に現れた「マイ」も相性の良い妖夢で難無く撃破しましたが、問題はここからです。
続いて奴が繰り出してきたのは…



何とEチルノですよ。
っていうか思いっきりアドベントチルノじゃん。
まさか本当にこのネタを使ってくれるとは…。
作り手は良く解ってらっしゃいますな。
で、戦ってみましたが、これがまた強いの何の。
得意な属性に水も加わって、使ってくる「なみのり」が必殺の威力に。
これはヤバイんじゃないかと思いましたが、相手が水なら雷が効くはずだと踏んで衣玖さんにチェンジ。



すると予想通り大ダメージを与えて倒すことが出来ましたが、先に相手が動いて攻撃を食らっていたら負けてたのはこっちかもしれません。
うーん、恐るべしアドベントチルノ…。
とか思っている間に出された最後の刺客は…



レェティッ!!(コブラ風で)


しかもこっちもアドベントチルノ仕様だよ…。
ちゃんとミスターガリガリ*1持ってるしwww
というかオレ、昨日アドベントチルノシリーズの再販分全部買ってきたばかりなんですけど、これって何かのフラグですか?




アドベントチルノシリーズ
同人ショップにて好評再販中!


と、そんな事で立ち止まってもいられないのでさっさと戦います。
先ほどから続けて衣玖さんに頑張ってもらう事にしましたが、半分ほどまで削った時点で返り討ちに。
…しかし、ここまで削れれば殺れるッ!!
チェンジするメンバーをケロちゃんにし、開始早々必殺の「ミシャグジさま」を叩き込みます。



この技は発動時のHPが高ければ高いほど威力の増す技ッ!!
したがってHPMAXのケロちゃんが出せば、必殺の一撃となるッ!!!



…というわけで、無事にEレティも撃破できました。
が、こっちの損害も半端ではありません。
一応それなりに回復アイテムは買いましたが、何かこの調子だとすぐに底をつきそうな気がします。
うーん、大丈夫か?
まぁ、ここまで来たら強制的に先に進むしかありませんし、仕方ないんで腹をくくってこのまま踏ん張る事にしました。

アパム、回復アイテム持って来い!!



その後も上手い事弱点を突き、シバもキクコも倒すことが出来ました。
が、やはり四天王戦。
当然タダでは通してくれるはずも無く、こちらも一人撃破する毎に死傷者が続出するという阿鼻叫喚の様相を呈しております。
そしてついに傷ついたメンバーを復活させる「げんきのかけら」も残り3つという状況に…。



次の戦いで3人以上やられれば、最終ボス戦にメンバーの誰かが欠けた状態で挑まなければならないという事になります。
それだけは是が非でも避けなければ…!
必要以上のプレッシャーの中、最後の四天王であるワタルとの戦いの火蓋は切って落とされました。


ワタルの使うモンスターはドラゴンタイプがメインです。
ドラゴンといえばウチのパーティでもお馴染みの永江衣玖さんが有名ですね。
味方でも大活躍してくれていますが、そういうのは敵に回しても厄介なものです。
開始早々チルノがやられ、粘りに粘って諏訪子もやられ、あっという間にツーアウト。
「もう終わりだぁ!」とか思いましたが、ここで奇跡が起きます。



こいつ混乱して自爆しやがったよ。


で、最後の相手でこちらの衣玖さんも敵に深手を与えて散華し、とうとう最終絶対防衛線のスリーアウトにまで到達してしまいましたが…



またこいつも自爆してくれました。


…うん、勝ったけど、勝った気がしないな。
でも運も実力の内って言うし、とりあえずこれで良いよね。
そういうわけで、何とか死傷者を3に抑えて四天王を全て撃破する事ができましたとさ。

いざ、ラストバトル

とうとうラスボスの所までやってきました。
まずはなけなしの回復アイテムを使って、瀕死に追い込まれた仲間たちを癒します。



…これで「げんきのかけら」はもう残っていません。
続いてピーピーエイドも使って技ポイントも回復。
更に出し惜しみをしない為に、わざマシンも確認して使えそうな物を覚えさせます。
とりあえず切り札になるかもしれないと思ったので、衣玖さんの「スパーク」を消して「かみなり」を習得させる事に。
さぁ、これでやれる事は全てやりました。
それでは最後にラストバトルに挑む面々をご紹介する事にしましょう。



まずは「チルノ」です。
下手したらこいつが一番手の掛かったモンスターかもしれませんが、その分込めた愛情も他の比ではありません。
その思いが奇跡を起こしてくれるのか…。
最後までしかと見届けたいと思います。



お次は「Eすわこ」です。
終盤から急激な伸びを見せてスタメン入りした凄い素質の持ち主でした。
やっぱ風神録EXボスの貫禄は伊達じゃないってことですな。
必殺のミシャグジさまをこの戦いでも生かしたいものです。



さ、続いては「Eれいむ」です。
最初に手にしたポケモンにして、最終戦にまで生き残った不動のメンバーです。
目立った弱点が無い事や、「あくび」を利用したストッパーとしての活躍が彼女の持ち味なので、こちらも上手く活用したいですね。



4人目は「Eてんし」です。
霊夢の最大の敵だった魔理沙をことごとく破り続けた、我がパーティの守護神です。
最早、彼女無しじゃライバル戦は考えられません。
ラストバトルでも魔理沙との死闘に期待します。



5人目は「Eようむ」です。
剣に拘るあまり、エスパータイプの技を殆ど覚えさせずに来てしまいましたが、その代わりに鋼の技のエキスパートと化しています。
ゴーストの特性も生かしつつ立ち回れれば良いなぁと思います、はい。



最後は「Eいく」です。
直前の悪あがきで「かみなり」を習得させましたが、これが吉と出るか凶と出るか…。
しかしその当てが外れたとしてもドラゴンタイプの技に死角は無いので、安定した活躍は最早約束されたと言っても過言ではありません。
ラストバトルでも存分にフィーバーしていただきましょう。




仲間のコンディションの確認も終了しました。
あとはチャンピオンに挑むだけです。
果たして、勝利の女神は微笑むのか…。
ついに最終決戦が幕を開けました。


勝利の鍵は守護神


一戦目の相手は「Eあや」です。
こいつが最初に出てくるのは毎度の事なので、それを読んでこちらも先頭をチルノにしておきました。
飛行タイプの弱点は氷。
つまり、チルノなら勝てる!
開始早々相手の攻撃を食らって体力ゲージを半分近く減らされますが、「ふぶき」を使ってこちらもそれ以上の大ダメージを与えます。
そしてターン終了時に持っていた「たべのこし」の恩恵でチルノのHPは微量回復。
この僅かな差によってあと一撃持ちこたえ、反撃の「れいとうビーム」で倒せると踏んだのですが、ライバルはここで文を引っ込めて魔理沙を出してきました。
…逃げやがったな、この野郎。
仕方ないのでこちらも代わりに魔理沙キラーの天子を出します。
今まで通り炎も雷も効かないなら、こいつも楽勝…と思ったのですが、相手の「ドラゴンメテオ」の一撃だけでHPを半分も持っていかれてしまいました。
それもそのはず、こっちと向こうとのレベル差は20もあったのです。
…そりゃこんだけ食らうのも当然だわ。
しかし魔理沙に対抗できる存在はこの天子のみ。
となれば刺し違えてでもここで大ダメージを与えてもらう他ありません。
が、こちらの反撃で減らせたのは相手のHPの3分の1程度でした。
魔理沙のスピードには敵うはずも無いので、次のターンの二撃目を食らえばおそらく勝負はつくでしょう。
それでも諦めずに攻撃を選択すると…。


何と相手のドラゴンメテオが外れてくれました。


そしてその隙に反撃。
しかし倒しきれず、今度こそもう終わりだ!



と、思ったら何とまたミスですよ。


2回連続でドラゴンメテオが外れるとは…。
こうなったらもうその強運を生かさないわけには参りません。
遠慮無しに連続攻撃のロックブラストを発動。



そしたら本当に天子が勝っちゃいました。
いや、すげぇ。
20ものレベル差をひっくり返して、本当に奇跡まで起こしやがったよ…。
やっぱこいつはウチの守護神だわ…。

へっぽこ氷精最強伝説


虎の子を撃破されたライバルが次に繰り出したのは「Eようむ」でした。
こいつは鋼タイプなので、ここは衣玖の出番です。
一発目で覚えたての「かみなり」を発動。
これが見事に命中して、おまけにマヒまで追加してくれました。
そして二発目で無事撃破。
ここでも死傷者無く勝利を手にする事が出来ました。


続いて現れたのは「Eもみじ」。
このモンスターは特に弱点が無いので、ここは霊夢にアシストしてもらう事にします。
まず「あくび」で眠らせ、その隙に再び衣玖さんに交代して「じゅうでん」。
そして次のターンで威力を増した雷を叩き込みます。



もたもたしている間に起きるんじゃないかと思ってヒヤヒヤしましたが、こいつも何とか一撃で葬れました。
思った以上に良いペースで進んできましたが、ここでまたあのモンスターの影が蠢き始めます。
そう、さっき仕留め損なった「Eあや」です。
となればこちらももうひとつの因縁の対決に終止符を打たねばなりません。
オレも衣玖さんを引っ込めてチルノを出します。
状況は先ほどとほぼ変わらないまま。
チルノの残り体力はあと一撃を防げるか防げないかというギリギリの状態です。
先手を取るのは間違いなく最速の妖怪である文に違いありません。
となれば、相手の奥の手が炸裂した瞬間下手すりゃ即死ということも有り得ます。
…が、しかし。
こちらも別に今まで遊んできたわけではありません。
可能な限り先頭に配置して経験値を稼ぎ、技マシンを駆使して必殺技を習得させ、能力アップアイテムが手に入れば優先して彼女にそれを回し続けました。
元が弱いんだからそんな事をしても決して報われる事は無いだろうと、傍から見れば笑われるであろう事も重々承知です。
しかし…、それでもオレは信じたいのです。
オレが育て続けた氷精が、最速の妖怪に決して勝るとも劣らないという事を。


…ターンが動き始めます。
先手は予想通り文。
技は得意の「つばさでうつ」。
やはり凌げるかはギリギリの所…。
やれるか、やられるか、それが今決します。
攻撃を食らったチルノの体力はみるみる減り始め、10、9とカウントダウンのように二桁を切っても尚下がり続けますが…。



と、止まった!!


HPは残り僅か2。
しかしその僅かな数字が、今までの努力が無駄ではなかったという事の証明でもあります。
もしあの時マックスアップをチルノに使わなかったら、ブロムヘキシンを他のキャラに回していたら、きっとこのような結果は生まれなかったでしょう。
そう、チルノはオレの期待に見事応えて見せたのです。
…ならば、あとは彼女にその見返りを与えてやりましょう。



オレの育てたチルノに。
「最強」という名の称号を。




…お疲れ、チルノ。
後は任せて、ゆっくり休んでくれ。

としょかんのかいぶつ

残る相手のモンスターは2体。
こちらの戦えるメンバーは5人。
状況はこちらが優勢ではありますが、自分がそれを成したようにどんな大きなピンチでも引っくり返すことは可能なのです。
油断は絶対に出来ません。
そんなプレッシャーの中、文の後を引き継いで現れたのは「Eパチェ」でした。



パチュリーなら今まで戦ってきた経験上、苦戦を強いられた事はありません。
ならばきっと負ける事は無いと胸を撫で下ろしたのですが…。
そう、その胸を撫で下ろした僅かな気の緩みこそが、油断を許してしまった瞬間だったのです。
霊夢で眠らせて手堅く倒そうとしましたが、パチュリーは得意のエスパー技による反撃で霊夢を瞬殺。
続くみょんも軽々しくねじ伏せ、無傷のまま2連勝を収めてしまいました。
…こ、これは不味い。
次のキャラで仕留めなければ最後の1体で相当な苦戦を強いられかねません。
意を決したオレは強力な雷技を持つ衣玖さんを出す事に決めました。
幸い霊夢が最初に使った「あくび」が効いて眠り始めたので、その隙に攻撃を加えて大ダメージを与えることに成功。
そのまま止めを刺そうとしますが、何とパチェは2ターンで睡眠から回復し、衣玖さんまで一撃で屠ってしまいました。
…い、衣玖さんがやられた。
その事実はオレを挫折に叩き込みかけましたが、ここで諦めればさっきのチルノの勝利も全て無駄になってしまいます。
それだけは絶対に、絶対にさせてはいけません。
意を決し、今度はケロちゃんの必殺技にかけてみる事にしました。
メンバーをチェンジし、開始早々のターンで「ミジャグジさま」を決めます。
これにより、Eパチェはようやく倒れてくれました。
…残るこちらの面子は2人。
相手の手持ちポケモンは1体。
泣いても笑ってもこれで本当に最後の決戦が、とうとう始まってしまいました。

悲愴、天を穿つ

ライバルが最後に繰り出した相手は「Eにとり」でした。
にとりの属性は水。
こっちの諏訪子と同じですが、レベル差が大きい上に諏訪子の特性の「あめふらし」の効果で水属性の攻撃が強化されてしまうので、恐らくほぼ一撃でこちらがやられてしまう事でしょう。
しかし、ここで望みを繋げられるような行動を取れなければ、残る天子の力だけで勝つことはまず無理です。
何か…、何か現状を引っくり返せる物は無いかと、技や道具を片っ端から調べてみると、思わぬ切り札となりそうなアイテムを発見しました。
それは一個だけ残っていた「げんきのかたまり」です。



これを使えば仲間の誰か一体を体力満タンの状態で復活させる事が出来ます。
そして、それを使った後に交代できるのが天子となれば…。
…これはもしかしたら、何とかなるかもしれません。
オレは迷わず「げんきのかたまり」をあるキャラに使います。
そして諏訪子は相手のハイドロポンプで即死ギリギリの状態にまで追い込まれるものの、一矢報いて次のターンで死亡。
次の天子に交代します。
と、ここで雨が降り止んで快晴に。
そう、天子の特性は「ひでり」。
これによって諏訪子の「あめふらし」が解除されるので、水の攻撃力は元に戻るはずです。
がしかし、だからと言ってこれで王手が掛かったというわけではありません。
にとりの水属性は天子の地面タイプにとっては相性最悪の天敵なのです。
多少緩和できたとは言え、その威力が脅威であることに変わりはありませんが、それでもこちらに望みが無いわけでもありません。
なぜならにとりが持っているもうひとつの属性である電気も、地面タイプの技に弱いからです。
言わば、これは賭けです。
天子が持ちこたえてくれれば彼女の地面属性の技によって手傷を負わせることが出来、次の「切り札」がそこに止めを刺すという流れを作る事が出来ます。
しかし天子が持ちこたえてくれなければ、勝率はグッと下がるでしょう。
…最早ゲームは動いています。
ここまで来た以上、迷う事も降りる事も許されません。
いざ、尋常に勝負!


にとりのハイドロポンプは天子に命中しますが…



チルノ同様、彼女もギリギリで持ちこたえてくれました。


やっぱこいつはオレのパーティの勝利の女神だ!!
女神の祝福があった以上、最早負ける道理などありません。
天子の「じしん」は相手に大ダメージを与えて瀕死にまで追い詰めます。
しかし次のターンでライバルが取った行動は「まんたんのくすり」によるにとりの回復。
勝負は再び振り出しに戻ったかのように見えましたが、そのターンのこちらの反撃で再び奴の体力は半分に。
…これで望みは繋がれた。
更にその次のターンで天子は力尽きましたが、ここまでお膳立てされればもう勝利は目前です。
オレが先ほどの「げんきのかたまり」で復活させた切り札を戦場に投入します。



やってくれ、衣玖さん!
相手のにとりはまたもハイドロポンプを繰り出しますが、衣玖さんのドラゴン属性によって威力は半減。
ダメージは微々たる物に押さえられます。
そして、その反撃に彼女の必殺の一撃である「かみなり」が解き放たれました。



雷属性に弱いにとりは再び絶体絶命の状態に。
更にマヒの追加効果で、その望みは風前の灯と化します。
…長かった。
ここまで来る為に霊夢が、妖夢が、諏訪子が、天子が死に、チルノはもう再起不能の状態になってしまいました。
しかし、彼女達の繋げた想いはこの背に、この胸に、一つとなって満ち満ちています。
さぁ、決めてやりましょう。


行け、永江衣玖!!
お前のドリルで…





天を貫けぇぇぇッ!!!









…終わった。
最後の敵のにとりが倒れ、とうとう、全ての戦いが終結しました。

ハッピー・エンドは本物なのか?

チャンピオンを倒した6人の精鋭は殿堂入りされ、その記録はセキエイ高原に記録されました。
が、しかしエンディング後に待っていたのは全国図鑑を埋めるというさらなる旅でした。
…つまり「オレ達の戦いはまだ始まったばかりだ!」って事ですね。
まぁでも、まだもう少し旅が出来る事は嬉しいことです。
とりあえず殿堂入りを果たした我が精鋭達に、最大の感謝と賛辞を送りたいと思います。



ゆっくり殿堂入りし続けてね!!!

*1:レティの持ってる剣の名前。ちなみにチルノの剣の名前は「バスタードチルノソード」で、見た目はスイカバーのようになっている。