今日の東方アレンジCD


オーライフジャパンの「東方温泉祭」です。
スキャナはパソコンに繋ぐと反応はしないんですが、単体では運用可能なのでSDカードに画像を取り込んでそれを加工してみました。
面倒ですけど、しばらくはこれで凌ぐしか無さそうですな。


で、CDについてですが、これは以前紹介した「東方満月響」を出したサークルさんの新作となります。
相変わらず仙台のとらのあなでは入荷してくれる気配すら無かったんですが、通販には在庫が復活していたので取り寄せて貰って購入しました。
というか本当は紅楼夢前からニコニコで動画見て当日に委託で買う気満々だったんで、ずいぶんと遅れて手にした感じが否めないんですよね。


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まぁ、でも長い事待った分万感の思いで聴く事が出来たので、それはそれで良しとしときますか。
で、今回はボーカルアレンジ無しで9トラック全て地霊殿からの抜粋という仕様でしたが、どの曲も総じてクオリティの高い民族風アレンジが成されていたので相変わらずお値段以上の仕事をしてくれているなと言う印象を受けました。
中でもポイントが高いと思われるのはやはり動画でも拝見した「地底に響け、草原の音」ですかね。
これは自分の中では待ちに待った「廃獄ララバイ」のアレンジだった上に、ケルト風という予想外の味付けをしてくれた事が嬉しくて一発で惚れてしまいました。
更に「死体旅行」のアレンジに続く構成も良かったですし、ハルトマンの妖怪少女をガムラン風にアレンジした「ハート物色」も取り上げたジャンルが特異であるにも関わらず疾走感を損なわぬ構成が見事な上、最後の「旧地獄街道を行く」のアレンジもドラムと笛が印象的で最後まで飽きずに聴けて楽しかったですね。
個人的に歌物のアレンジが好きなんですけど、やっぱ何でもかんでも歌をつければ良いってもんじゃないんだという事がこのCDを聴いて改めてよく解ったように思えます。
やはりボーカルだけが音楽じゃないですし、歌詞だけが作り手の心を表現する手段ってわけでもないんですなぁ。
東方音楽、引いてはそのアレンジの楽しさという物を教えて貰える良い作品だったと思います。
新作が出たらまた買うんで、今後もオーライフジャパンさんには頑張っていただきたいですね。