「レッドクリフ Part1」鑑賞

テレビでやっていたので見てみました。
いやぁ、蜀と呉が主役なのに「義」の話とはこれ如何に。
これが自分の率直な感想でした。
戦いよりも人の義を物語の柱として描いていたのがいかにもジョン・ウー監督らしかったです。
自分は三国志というと「三國無双」とか「龍狼伝」とかで得た程度の知識しか持ってなかったので物語についていけるのか不安でもありましたけど、そんなオレでも問題無く楽しめましたね。
というかむしろ「実写版三國無双」と思った方が違和感無く楽しめるのかもしれません。
基本的に有名な武将が一人でバッタバッタと敵をなぎ倒して行きますし、無双で諸葛孔明を主に使っていた自分としては彼が蜀で主役級の活躍をしてくれるのが嬉しかったですし。*1
ただ魏の方に司馬懿が出てこなかったりするんで、噂で聞いた「三国志ファンには受けが悪かった」って情報にも納得は出来たかなと。
きっともっとそういう人物はいたでしょうからね。
でもエンターテイメントとしては上出来だったんじゃないでしょうか。
絵的に粗も無く、丁寧に作られていましたしね。
ただ中弛みも結構あった上に、Part2の予告を見る限りそっちでも同じような過ちを繰り返しているのが見て取れたので、映画館に足を運んで続きを観る気持ちにまではなれませんでした。
きっとDVDレンタルとかが関の山じゃないでしょうかね。
というわけで、10点中7点というのが自分の中での評価です。
もう少し話に爆発力があって欲しかったです、はい。

*1:レッドクリフでは諸葛孔明は直接戦いませんし、扇からビームも出ません。