先日お伝えしました通り、「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100」で魅魔様の曲が除外された事を悔しく思ったので、本日は魅魔様のテーマ曲であるリーインカーネイションのアレンジを特集したいと思います。
まず１曲目はししまいブラザーズの此花より「スターチス」です。
この曲はししまいブラザーズお得意のシンプルなピアノアレンジとなっております。
ピアノアレンジは原曲の良さと悪さが最も顕著に出る物ですが、やはり魅魔様の曲だけあって欠点は感じられません。
それどころかオリジナルのパートが上手く生かされていて聴き飽きしない出来となっているのがまた素晴らしいです。
更に曲そのものの出来とはあまり関係ありませんが、スターチスの花言葉が「永久不変」ってのがまた泣かせます。
粋な名前を付けてくれるねぇ…。
魅魔様の為にあるような名前だよ。
お次はうんちく商事の協奏符「幻湊響」より「リーインカーネイション」です。
こちらは生演奏のオーケストラアレレンジとなっています。
非常に品の良いアレンジとなっていますが、それだけでなく破綻も無いのが素晴らしいです。
何か優雅な感じがしますな。
気だるい午後のひと時にでも聴いていただきたいものです。
３曲目はセブンスヘブンMAXIONのFormer Frontier1+2より「prove of life」です。
なかなかお目に掛かれないリーインカーネイションのボーカルアレンジです。
歌ってるのは某所で同じみな「りゅ」の人、井上みゆさんでして、こちらでも「る」が「りゅ」に聴こえる現象を引き起こしておられます。
しかし全体的な曲のレベルは非常に高いと思われます。
旧作のボーカルアレンジCDとして視点拡張しても、オススメ出来るレベルなので是非手にとって頂きたいものです。
…まぁ、再販して無いから手に入れるのは難しいけどね。
４曲目は凋叶棕の祭より「いつかこの場所にもどってくるのなら」です。
これは…タイトルが泣かせます。
戻ってきて欲しいなぁ、魅魔様。
曲としてはオーケストラと言うか、クラシックなアレンジですね。
バイオリンの音色が非常に特徴的です。
静かに、そして悲しげに響く弦楽器の音がどうにも切なく思えます。
これが復活を待ちわびる魅魔様の悲しみ…なんでしょうか？
聴いてて憂鬱になる気もするんですが、良い曲だからまた聴きたくなるジレンマもはらんでいます。
罪なアレンジだぜ…。
５曲目はRipple Taleの少女と夢人形より「時計仕掛けの夢人形」です。
これは東方旧作の神曲「夢消失」と「リーインカーネイション」をミックスした奇跡の１曲です。
お互いの持ち味がぶつかり合う事無く自然に混ざり合っていて、全編が盛り上がりどころと言っても過言ではない展開を見せてくれます。
これが５年も前のアレンジだってのが驚きですな…。
過去にもまだまだ素晴らしいアレンジが埋もれているんだと、この曲を聴いて思った次第です。
過去作が見直されている今だからこそ、入手困難な作品を再販していただきたいものだと切に思う今日この頃です。
６曲目はUnlucky MorpheusのREBIRTHより「No Grudge Any More」です。
ギターもボーカルも同人の域を遥かに超えている超絶サークルあんきものボーカルアレンジです。
これを聴いて、自分の中で魅魔様復活の願望が芽吹いたという記念すべき１曲でもあります。
「例え見えなくても、今は離れていても、きっと会える日が来るから」という歌詞が泣かせますなぁ。
魅魔様は博麗神社の神になったという説もあるので、これを踏まえて霊夢のピンチに颯爽と現れてくれてもまた良いのではと勝手に妄想したりしています。
ともかくそんな事を思わせるぐらいの、素晴らしい歌だと思います。
冬コミでは出ないけど、新作も期待してるよyukiさん！
ラストはa-TTTempoの東方人形大戦2より「REINCARNATION」です。
「東方人形劇」で楽曲担当をされている紫苑さんのアレンジCD第２弾です。
これにはラストバトルのネクロファンタジアアレンジとかも収録されていますが、聴いて驚いたのはやはりこのリーインカーネイションアレンジです。
リーインは原曲からしてどこか物悲しいはずなのに、このアレンジではまるで何かの始まりを想起させるかのような堂々とした曲調へと変貌しています。
アレンジ一つでこうも印象が変わる事に心底驚きましたね。
そしてこの曲そのものが、魅魔様が復活した暁に流されるべき凱歌として相応しいと個人的に思っています。
そういう観点からもリーインカーネイションアレンジの中でこれが一番のお気に入りです。
今日もこれを聴きつつ、魅魔様の復活を夢見たいと思います。
というわけで７曲ご紹介してみました。
まだまだ自分の知らないリーインアレンジは多いので、今後も色々集めてみたいと思っています。
とりあえず総統閣下がこれで満足している事を祈りたいものですな…。
