今日の東方アレンジCD

今日は例大祭で買った中で色々と印象に残ったCDを幾つかご紹介したいと思います。
まず1枚目はDriving Kitchenさんの「Doomsday Clock Demo」です。



開場して真っ先に向かったのがここでした。
何てったって今回のイベントで1、2を争うぐらい欲しかった一品なんで、手に入って感無量でした。
思わず「擦り切れるまで聴きます!」ってPepeさん*1に言っちゃったもんね。
で、あれから帰ってきて16周ぐらい聴いたんですが、やっぱDriving Kitchenさんのアレンジは良いです。
どの曲も面白くてカッコいいですね。
世の中には面白いのやカッコいいのは幾らでもあるんですが、音楽でこれを両立できるってのは意外と難しかったりします。
それをあっさりとやってのけるPepeさんのセンスに痺れる憧れる。
だってもう1曲目の「Demystify Fear」から攻撃的な音楽を持ってきたにも関わらず、2曲目には「ひもろぎ、むらさきにもえ」のアレンジとファイナルファンタジー6の「決戦」をミックスした「Himorogi Fantasy 6」という曲を展開する始末ですからね。
いや「ひもろぎ」自体どう聴いてもFF6な事で物議をかもした1曲ではあるんですが、それをどストレートに併せて来たのには参りました。
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しかもそれで音楽としてはカッコいいと来たもんだから凄い。
これも確かな技術力があるからこそ成し遂げられる結果なんだと思います。
で、最後は爆発的な疾走間を纏った「幽霊楽団」アレンジである「Follow the Phantom」でシメと。
もう最後の最後まで本当に聴き飽きしないCDでした。
けど惜しむらくは最後がフェードアウトで終わる仕様だったって事ですかね。
どうせならきちっと演奏し切って終わって欲しかったんですけど、まだデモ版なので「本物のDoomsday Clockはこれからだぜ!」って考えるとこういうのもアリなのかなと。
でも製品版が待てないのでもう1度聴きたくなって無限ループに陥るって感じですね。
全く罪なアレンジャーさんだぜ…。
完全版に期待してますんで、それまでまたアホみたいに聴き続けたいと思います。


2枚目は趣味工房にんじんわいんさんの「東方岩少女2 -Soul Steal Song-」です。



以前ロックマン風の「東方岩少女」というCDを出されていたにんじんわいんさんですが、この度待望の第2弾を製作されたと言うので寄らせて頂きました。
しかも例大祭で配布するのはプレス版とは使用の違う特別版と言うじゃないですか。
これはファンとして見逃せるはずもありません。
で、スペースへ行って「岩少女2」下さいと言ったらですね…


ARAさん:いやぁ、皆さん好きなんですねぇ。


と向こうからお声を掛けて下さったんですよ。
あの時は本当に感無量でした。
いや、初期の活動から応援していたわけでは無い新参なんですが、金管五重奏を買った後に同じ地元仙台の方と聞いてからファンになりまして、それからARAさんとはずっと一度お話をしてみたかったんです。
東方杜郷想でCDも買ったし、昨年の例大祭でもお会いして「雅 -MIYABI- 幽冥歌聖」や「Healing Crimson」を手に取らせて頂いたんですとか、色々話したい事もあったんですけど、感極まってしまったんで自分も地元が同じである事と、これからも応援している事だけ伝えて去ってしまいました。
でも初めて会話らしい会話が出来て本当に嬉しかったです。
またこんな機会がいつか巡ってきたら…、と言うかイベントに参加し続けてこちらから会話の機会でも増やし続けてやろうとそれから思ったりしました。
で、肝心のCDの感想ですが、相変わらずオマージュ元のエッセンスを東方に加味するのがお上手ですね。
無何有の郷のアレンジである「IQ ZERO Girl」の出だしはどう聴いてもブルースの口笛ですし、クリスタライズシルバーのアレンジである「UN Sleep Girl」はニードルマンステージのような雰囲気があって思わず帰りの車中で笑ってしまいました。
しかし不思議なものですけど、意外と道中曲よりボス戦の曲のアレンジの方がロックマンのステージ曲に聴こえやすいんですよね。
ティアオイエツォンのアレンジの「Kitty Girl」や、人形裁判アレンジの「Doll Master Girl」とかが特にそう聴こえましたんで。
前者は密林のステージっぽかったですし、後者は工場ステージ的な雰囲気があったんで、誰かこれ等の曲を使って改造ロックマンでも作ってくれないかなと思ったりしちゃいましたよ。
でも本当に笑ったのは…、ボーナストラックの「Romancing Yo-Yo-Mu」ですかね。
まさか「幽雅に咲かせ、墨染めの桜」をロマサガ風にアレンジした物を収録してくれるとは…。
流石はARAさんだぜ。
しかもイトケン節の再現度が半端じゃないからまた笑えます。
出だしはサルーイン戦のようなラスボス的な雰囲気が漂うんですが、転調後の1分23秒辺りからはロマサガ3の通常戦闘のような趣もあったりで最後まで笑い通しでした。
次回作は是非この手のロマサガ風アレンジで行って欲しいものなんですが、製作も結構大変そうなんでちょこちょこオマケとして入れてくれても良いのかなと思ってみたりします。
と言うか続けてくれるなら是非ロックマンアレンジの方をやって頂きたいです。
永夜抄ロックマンアレンジにするとどうなるのか…。
今から余計な期待をしてしまいますね。

*1:お顔を存じていなかったので多分ですけど。