「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン」鑑賞

海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE【DVD】

実は私のカラオケの十八番は「宇宙刑事ギャバン」だったりします。
が、しかし恥ずかしながら原作は一度も見た事がありません。
何か昔flashで流行ったのを見た事があるのが知った切っ掛けなだけなんですよね。

ただデンジマンとかは子供の頃に再放送とかで見ていたりしたんで、主演の大葉健二さんに慣れ親しんでいなかったわけではない微妙な世代な上に、特撮好きと言う耳年増さも手伝って微妙なポジションにいたりまします。
更に会社にはギャバンに憧れたリアル世代の先輩もいらっしゃるわけで、ギリギリの境界で話題が途切れなかったりする分、その辺の会話に更なる安定感と骨子を組み込みたいという狙いもあってこれを借りて見たわけですが…。
最終的に行き着いた感想は唯一つです。

ゴージャスで豪快。

これに尽きるでしょう。
と言うか大葉健二スペシャルと言っても過言ではない内容だったと思いますね。
大葉さんの代表作と言うとギャバン以外にバトルフィーバーJのバトルケニアと、先ほど申し上げたデンジマンのデンジブルーが挙げられますが、それらが一画面に一同に会する訳ですからね。
現代の合成技術の進歩と大葉さんの渋み掛りながらも父性すら感じられる、包み込むような優しさに溢れた演技に涙腺を刺激されました。
そしてまた特撮的には欠かせない同等の力を持った偽者の登場があるってのも嬉しいじゃないですか。
正直見始めた時はちょっと安っぽいかなと思ったりしたんですが、リアル且つ派手なアクションとゴーバスターまで登場するストーリーの盛り上げ方にグイグイとテンションがフィーバーしてしまって、劇場で観れば良かったと後悔すらしてしまう程の満足感を得てしまいました。

もちろん不満も無い訳じゃありませんでしたけど、それ以上に満足が上を行っていたので幸福感しか残った感じがしませんでしたね。
言い換えるとやっぱ戦隊ヒーロー３５年の歴史とメタルヒーローの功績が生んだ「遺産」は偉大だと痛感させられました。
更に逆を言うとここ最近の特撮の力の根源の種明かしを改めてされたって感じですかね。
全てをねじ伏せるだけの満足感をも生み出すんだから凄いよなぁ。
しかし細かい事を抜きにしても本当にデカレンジャーやマジレンジャーの劇場版に匹敵する位の頑張りと見所は確実にあったと思うので、特撮ファンなら是非とも見て頂きたいと思います。
次にギャバンを歌う時は、もっと深く感情を込められそうだぜ。