「東方夢想夏郷2」鑑賞

3年の沈黙を破り、ついに夢想夏郷の2話が発売されました。
前作は店頭に並ぶや否や瞬く間に手に取られて瞬殺されるという光景を目の当たりにしたので、今回も確実に手に入れるべく開店と同時にお店に入って手に取ったんですが…。
何か1日経った今日も普通に売られてましたね。
流石に前回を反省して在庫大目に作ってくれたんでしょうか。
何にしても欲しい人の手に行き渡るのは嬉しい限りです。
さて、早速感想ですが、やはりアニメってのは作品としての説得力が段違いですね。
下手したら公式のマンガ作品よりも格が違うように感じてしまいます。
まぁ、それを成しえたのも同人アニメとは思えないほどの豪華声優陣の起用と、丹念に描き込まれた映像と、作品の空気を壊すことなく作り上げられた音楽との融合による賜物ではあるんですが、逆を言えばこれら全てが水準以上の出来で作られていなければこの説得力は得られないわけで、それを同人サークルが成しえる事に改めて驚きを隠せません。
それとやっぱマンガよりも奥行きが感じられるのがアニメの良い所ですよね。
幻想郷には白玉楼も永遠亭も紅魔館も博麗神社もあるのは知っているんですが、その世界をキャラクター達が行ったり来たりしてるだけでも感動してしまいます。
何か妖夢から逃げるうどんげとてゐが太陽の畑へ逃げ込む所でそんな事を改めて感じてしまいました。
不思議なもんですけど、アマチュアの方がアニメを作ると一つ一つの事柄に感慨深さを覚えてしまいますな。
まぁ、それも3年も待ったが故の期待感が押し上げた結果なのかもしれませんが、やっぱその期待に応える出来だったのが素直に嬉しいとも思えます。
とりあえず「月のイナバと地上の因幡」同様に貧乏くじを引きまくるうどんげの活躍とパンチラを見れるだけでも買う価値はありますので、東方ファンなら是非どうぞ。