昨日は友人達と映画を観てきました。
1日に2本も。
更にカレーも食いたかったので、昼前にタイランナでイエローカレー食ってから仙台に移動して映画を立て続けに2本観たという事になります。
まるでトライアスロンのような所業でしたが、まぁ面白かったので良しとしときます。
ちなみに観た映画は「ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス」と「この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」の2つです。
で、まず前者の感想なんですが、1時間という映画*1としては短い尺の中にグリスの魅力をたっぷり詰め込んだ見事な作品だったと思います。
単純に計算して60分だと仮面ライダー2話分の時間だと思いがちですが、実際に映画を観た感覚としては3話分位に匹敵するんじゃないかという濃密さでしたね。
正直最初に「ドルオタ、推しと付き合うってよ」という小芝居が始まった時は不安が過りましたけど、最終的にはそれすら伏線になっていたのが凄いですし、改めて考えてみればビルド本編で愛を貫き通して散って行ったカズミンらしい物語の始まり方であり、また締め括り方でもあったと思うので「ビルド」ではなく「グリス」だからこそ活かせた展開だったと今は思っています。
他にも北都三羽ガラスとの絆や、カズミンの生き様、本編で1話しか活躍出来なかったグリスブリザードの復活に劇場版限定の新フォームなど、正に猿渡一海の魅力が余す事無く盛り込まれてました。
と言うか個人的にもカズミンがビルドで一番好きだったので、自分にとってこの映画はベストマッチだったのかもしれませんね。
なのでカズミンへの贔屓も多分に含まれた評価かもしれませんが、ビルドを見た事が無いヒデキでも面白かったと言っていたので恐らくは誰が見ても一定以上の満足は得られるんではないかと思います。
ファンならまず見て損は無いので、お近くで上映している方は是非どうぞ。
お次は「このすば」の映画ですが、これは自分にとって非常に実験的な試みで鑑賞させて頂きました。
その実験というのは「全く何の前知識も無い状態で劇場版を観ても楽しめるのか?」というものです。
つまり自分は「このすば」って1話も見た事が無い上に、原作もキャラも何もかも全く知らないんですよ。
アニメを見ていたワッツやムイさんに付き合う形でグリスの後に見る事になったんですが、逆に言えばこんな機会は個人で映画を観る場合にまず思いつかない事なので良い機会と言うか、良い経験になるのではないかと思って鑑賞しました。
でまぁ、感想なんですが、面白かったですよ。
流石に前知識が無いお陰で「めぐみんって子の事は分かったけど、あの青い髪の子と金髪の子は何者だったの?」という疑問はありましたけど、主人公のダメ人間っぷりとか、下ネタとかキレの良いギャグだとか変顔だとかで初見でもしっかり楽しむ事は出来ました。
声優さんも迫真の演技でしたし、作画も結構凄かったですしね。
観終わった後は「ああ、もうちょっとあの登場人物達の活躍を見たいなぁ」と思えたので、キャラやノリの良さでアニメが2期も作られて劇場版まで製作された理由が何となく理解できた気がします。
でもやっぱ本編を見てないと分からないであろう小ネタが随所に散りばめられていたので、みんなは割と声上げて笑っていた所で自分は意味が分からなくてポカーンとしているのはちょっと悔しかったですね。
なので今回の実験としての結論は「面白い作品は誰が見ても面白いんだろうけど、やっぱ続き物なら本編を楽しんだ上で観るのが一番」って感じですかね。
あと下ネタがそれなりに多い都合上、乳揺れなどのセクシーアピールがかなり盛り込まれていたので苦手な人はお気を付けください。
という訳で2本分の感想でした。
正直2時間以上座っていたので、このすばの後半の辺りで「お尻壊れちゃう!」とか思いましたのでやっぱ映画は用法用量を守って適切に鑑賞するのがベターですね。
何にせよ色々と勉強になった一日でした。