「DAEMON X MACHINA」のサントラです。
お値段はAmazonで2809円でした。
このゲームはswitchで発売されたカスタマイズメカアクションゲームです。
開発には「アーマード・コア」のスタッフも関わっているそうなので、実質新生代のACと自分は受け取っていました。
一応は古参のレイヴンという自負はあるので興味が無かった訳では無いのですが、自分はこのゲームを発売日に買う事は無かったです。
と言うのもPS1やPS2時代のACは好きだったんですが、AC4から操作系がガラッと変化してしまってベテランのレイヴンから一気に弱小リンクスに落とされてしまった事がかなりショックだったんですよね。
それでも自分のプライドをかなぐり捨てて敵にボコボコにされながらもコツコツ操作を覚え、ようやく「アーマード・コア フォーアンサー」をクリアできる位にはなったんですが、5になって操作はまた一新され、一端のリンクスからまたペーペーの黒い鳥に逆戻りになってしまいました。
結局操作をもう一度覚える事に疲れて5は途中で投げ出してしまい、その後世間からのゲーム自体の評価も芳しくなかった事を知ると、自分の中でのAC神話のような物が崩れ去ってしまい、デモンエクスマキナも手に取る気が起きませんでした。
言わば「フロムから裏切られた」って感じですね。
このままデモンエクスマキナもACっぽい新作ロボットゲーとして見向きもせず終わって行くのかと思っていたんですが、運命ってのは何処で繋がっているのか分からない物なんですよ。
Amazonでブラックフライデーが行われていた時、あるネットニュースを目にしたんです。
それはバグか何かでダウンロード版のswitchのゲームが2本同時購入で半額以下になっているという物でした。
組み合わせにも依りますが大体2本で3500円前後という価格だったので、急いで自分もソフトを選んだんです。
そしたらそこにこのデモンエクスマキナもあったんですよ。
現在でもこのゲームはなかなか3500円で買えるものではありませんし、ましてそれにもう1本プラスして買ってこのお値段ってのは破格過ぎます。
なので是も非も無くポチッた次第です。
ちなみに抱き合わせで買ったのは「大神 絶景版」だったりします。
一度遊んでみたかったゲームだったので良い機会でしたね。
思わぬ形でレイヴンがアーセナルを駆るアウターとなってしまったんですが、AC時代からやってる古株としては衝撃的な事だらけですね。
ACじゃ一切顔出しの無かったパイロットが普通に画面に登場するし、主人公のキャラメイクも出来るし、出撃しても弾薬費は掛からないし、一緒に出撃する味方もフレンドリーで優しいの何の。
他の傭兵集団に所属しているアウターが主人公の適正テストの後見人になるって最初聞いた時は「敵の増援が来ても見てみぬふり何じゃないか?」とか「騙して悪いが…」とか急に言ってこないか心配でしたが、そんな事は全く無かったぜ。
更に衝撃的だったのがミッションの後にみんなで顔を突き合わせて談笑したりもするんですよ。
もうこれ組織ごとに分かれている意味無くないですか?
このまま仲良くみんなで一緒にイモータル倒したらいいじゃん。
令和になってアーマード・コアも変わったんだなぁ…。
生きるか死ぬかのあのヒリついていた傭兵時代はもう存在しないと思うと、良いのか悪いのか複雑な心境になってしまいます。
まだゲームは始めたばかりなんですが、暇を見てちょくちょく進めて行こうと思いますよ。
閑話休題ですが、サントラの方は実はゲームを買うより前に中古で良いのを見つけたので先に買っていました。
ACだと当然ながらフロムソフトウェアのコンポーザー集団であるFreQuencyが音楽の制作を行っておりましたが、本作はマーベラスからの発売なので別な方々が作っています。
個人的にエースコンバットで大好きだった濱本理央さんが参加されていたのが嬉しかったです。
あのギターサウンドがAC系のゲームで聴けると思うと胸が熱くなりましたが、その期待を裏切らない曲ばかりでしたね。
「Open Fire」とかめっちゃ好みです。
Open Fire (Boss BGM 2) - DAEMON X MACHINA Soundtrack
ただ濱本さんの曲に限らず、基本的にDXMの音楽はギター多めですね。
自分のアーセナルが格納されているハンガー内のBGMで既にカッコいいので、本当に今作は自分の琴線に触れまくりですよ。
Hangar - DAEMON X MACHINA Soundtrack
しかしギターバリバリばっかりなのかと思ったらこの手のゲームで聴く事になると思わなかった「Ice Cream」というポップな曲や、ファンキーな「Artist」という曲もあったりで意外とバラエティー豊かです。
Ice Cream - DAEMON X MACHINA Soundtrack
この手のACには無いタイプの音楽で特にカルチャーショックを受けたのは「Shell」って曲です。
これが滅茶苦茶センスの良いボーカル系BGMなんですよ。
Shell (Vocals) - DAEMON X MACHINA Soundtrack
しっかり歌詞は曲に乗ってるのにBGMとして逸脱していないその匙加減が絶妙過ぎます。
他にも「West VII」とか「Arms of Immortal」とか「Burning Sky」とか良曲が目白押しなので、久々に諸手を挙げてオススメ出来る良盤だと思います。
是非シリーズ展開してこのサウンドチームの音楽をもっと聴きたいですね。