ウマ娘 プリティダービーの「WINNING LIVE 06」です。
お値段は中古で2367円でした。
このCDは「WINNING LIVE 06」という名前になっていますが、中身はウマ娘のアプリゲーのサントラになります。
アプリのリリースが遅れに遅れ、その間にアニメの方が先行して世に出てしまった経緯からキャラソン集の「WINNING LIVE」シリーズの6番目がゲームのサントラという位置付けになっております。
自分はアニメの1期と2期をプライムビデオで全部見て、スピンオフの漫画であるシンデレラグレイも最新話まで読ませて頂きました。
そこまで楽しんでいれば立派にウマ娘にハマっていると言えるでしょうけど、ゲームの方はほぼ手つかずです。
ちょこっと言及した事はあるんですが、アプリはスマホにインストールしているんです。
でもウマ娘の育成は手を付ける気にならないんですよ。
理由は育てるウマ娘の夢を背負いきれる自信が無いからです。
自分が育成ゲームでまともに遊んだ事があるのは「モンスターファーム」位だと思うんですが、あのゲームは適当にCDからモンスターを生み出して育てて、育成に失敗したと思ったら凍結保存して次育てるモンスターの養分にしてしまえば良いのでリトライに罪悪感がほぼありません。
でもウマ娘は違うんですよ。
各キャラは人の姿をして言葉を交わす事も出来、各自に頂点を目指したいという夢があります。
育成に失敗すれば夢は絶たれ、選手としての生命は潰えます。
なので自分はトレーナーとして「選んだウマ娘の負ける姿を見るのに耐えられない」とやる前から想像できてしまってまともに遊ぶことが出来ないんです。
それにウマ娘全員にちゃんとモチーフになった競争馬がいるのもプレッシャーになってます。
名馬の名に恥じない姿に育てられなかったらどうしようってやっぱ思っちゃいますね。
おそらくシステム的に繰り返し育成していって次の子に能力を継承させて、それで徐々に強くしていく仕様になっていると思うんですが、最初の一人すら躓かせたくないんじゃお話になりません。
なのでガチャしかやってませんが、それでも1人育成出来たら考えが変わるんじゃないかと思って一念発起した事はあるんですよ。
その時に選んだのがスペシャルウィークでした。
スぺちゃんはアニメ1期の主人公でもありましたので、その親しみやすさから気兼ねなく育成できるんじゃないかと思いましたので。
最初は順調に育成が進んではいたんですけど、やっぱ負けて目覚まし時計*1を使うようになると心が折れてしまいましたね。
たかがゲームなんだから気にしたら負けかもしれませんけど、やっぱ自分には性に合わないんだと痛感したのでそれ以上遊んではいません。
でも今は1.5周年でジュエル貰えるのでログインはしています。
この間はガチャでタイキシャトルとメイショウドトウが出ましたね。
引退後に同じ牧場で仲良しだったという二人が連続で出たのは凄い偶然だと思いましたが、つい先日タイキシャトルの訃報を聞いたばかりだったので今は偶然が運命の様に思えております。
ゲームの中ではこれからもずっと一緒に居られるのだと思えるのが救いですかね。
合掌。
で、肝心の音楽の方ですけど、やっぱ馬がモチーフのゲームだけあってイベントの曲とかはクラシックギターやバンジョーを使ったカントリーな音楽が多かったですね。
一方でレースの曲はそれぞれに違った趣があって聞き飽きない物になってました。
GIIIは特徴的なベースが心地良く、GIIは疾走感のあるストリングスが利いてて気持ちが高揚しましたね。
聴き間違いでなければGIIの曲ってアニメのレースシーンでも使われてたと思うので、その辺で耳なじみがあったのも要因ですかね。
重賞であるGIまで来ると音楽に重厚感も出て、更にラストスパートになると別なBGMまで用意されるんだから凄い作りこみです。
あとゲーム初機動の時に1度だけ聴ける「GIRLS' LEGEND U 」はサントラだとショートバージョンで収録されてます。
本来の尺で聴きたい場合は「WINNING LIVE 01」の方にフルバージョンが入っているのでそっちを買わねばなりません。
まぁ、自分はちゃんと買いましたけどね。
このCDにはアニメ2期の最終回やゲームでも使用されている「うまぴょい伝説」も収録されているんで、両方揃えてようやくサントラの体裁が整う感じがしてます。
他にも06にはボーナストラックとしてあの「走れコウタロー」のウマ娘バージョンである「走れウマ娘」も収録されていたりします。
オリジナルの方は生活費まで競馬につぎ込むダメ人間の歌なんですが、ウマ娘の世界では動物の馬は存在しておらず、更に競バもギャンブルでは無いのでそれに伴って歌詞が変更されています。
「みどりのマキバオー」の主題歌だとほぼ歌詞がそのままだったので、それに比べるとかなりの手が加えられている印象ですね。
しかしこうしてウマ娘にまで使われたとなると昭和、平成、令和と3つの時代で歌い継がれる曲になっちゃったって事なんですよね。
競馬の悪印象ってこの歌から齎されているように思うのに、よくここまで生き延びているものだと思います。
もしかしたら名曲の条件なんて歌詞の内容よりも響きや音の耳馴染み次第で決まるのかもしれませんね。
「ウマ娘」というコンテンツは自分の中では今後ゲーム以外のメディアで引き続き楽しんでいくつもりですけど、その考えを覆すような魅力的なウマ娘が登場してくれたらと心のどこかで思っております。
その時はまた育成にチャレンジ…出来たら良いなぁ…。
*1:これを使うと負けが夢だった事になってその日の朝から再スタートできる。