昨日の夜に観て来ました。
今回は１０年前に富毛村からさらわれた少女を救い出す為に、「運命共同体 箱のゆーとぴあ」が居を構える筐神島に山田と上田が潜入します。
話の舞台が２ヶ所に増えた事で幾分ゴージャスな感じになりましたが、最終的な話のスケールやノリはテレビ版と全く変わっていないので、ある意味ファンには安心して鑑賞できる作品と言えるでしょう。
小ネタも相変わらずぴりりと効いてますしね。
阿部寛が「お前はもう死んでいる」ってタイムリーな台詞を言ったり、仲間由紀恵が貞子の真似をしたり、実写版ワンピースをやってのけたりした辺りがツボでした。
…が、不満も結構ありましたね。
とりあえず大きく目に付いたのはサブキャラ達の出番の少なさでしょうか。
今まで文字の力で数々の奇跡を起こしてきた里美は今回良い所無しですし、矢部と秋葉刑事に至っては山田＆上田コンビに出会う事すらありません。
しかも中盤と最後にちょこっと出てきてお仕舞いというから尚更酷いものです。
せっかくテレビスペシャルで秋葉刑事が良いキャラを見せたのに、それを活かさないなんてねぇ…。
勿体無いにも程がありますって。
あと、人死にが極端に少ないのも物足りなさの原因のひとつかもしれません。
だって結局死んだのは真犯人だけですからね。
不謹慎かもしれませんが、もっと無茶苦茶な理由でばったばったと死人を出して欲しかったです。
とまぁ、不完全燃焼な部分もありましたが、今回で本当に最後っぽいのでファンなら観に行く事をオススメしておきます。
でも恒例の書道シーンで里美の生徒が「シリーズ復活希望」って書いてたので、もしかしたらまたお目見えする機会があるかもしれませんね…。*1
やはり期待して良いんでしょうか。
とりあえずもし作っていただけるなら、もっともっとはっちゃけたノリでお願いしたいと思います。
