全てはヌマタから
7月14日に仙台に『とらのあな』がオープンするから行ってみようというヌマタの言葉によって今日は仙台市街へ行くことになりました。
まぁミーがパソコンを欲しがっていたので、ヨドバシで値段を見る丁度良い機会だとも思い、これに快諾したんですが…。
しかし世の中は3連休の初日なので混雑は必死です。
なので「行きたいなら早めに家に来いよ」と釘を刺しておいたにも関わらず奴が我が家に着いたのが11時30分。
結局家を出たのが11時45分と微妙な時間になっていました。
で、ヨドバシカメラに車を停める頃には案の定仙台は混雑の真っ只中です。
オレ:…まぁ、こうなったらPCの値段を見るのは後にして、先に貴様の用事を済ませるか。
ヌマタ:すまん事です。
で、ネットで調べた「とらのあな」仙台店の場所に行ってみましたが…
既に結構な人が並んでいました。
オレ:…おい、ヌマタ。お前ここに並べっていうのか?
ヌマタ:え? まぁ。
ミー:っつーかよ、お前何か欲しい物があってここに来たのか?
ヌマタ:いや、特に無いけど。
オレ:だったら今来なくて良かったろ! またほとぼりが冷めた頃に来い!
と言うわけで結局虎穴には入らずに、違う店へと行く事になりました。
続きもヌマタから
後は仙台で見る所などブックオフぐらいしかないと思っていたんですが、ヌマタの奴が「だったら『らしんばん』にも寄ろう」と言って来たのでそこに行ってみました。
ブックオフの西口店にはよく寄っていたのでこの店は盲点でしたが、何やら奥まった場所にあるので怪しい雰囲気が拭えません。
が、ここまで来た以上後には引けないので恐る恐る入ってみます…。
オレ:お、思った通りの場所かよ…。
まぁ、結果は予想通りのオタク向けショップって感じでした。
確かにヌマタの言う通り古本とかも使っているんですが、それ以外だとコスプレの衣装だとかアニメグッズだとかが所狭しと並べられていたんで、どちらかと言うとアニメイトとかに近い雰囲気と言えるでしょうね。
…というか何か夏コミっぽい雰囲気があって空寒い感覚すらあるんですけど。
オレ:…何かオレ、変な汗が出始めてるぜ。
ミー:オレなんかとっくにそんな汗が止まらないぜ。
やっぱり完璧に傾倒した人間で無いとこの空気は厳しいんでしょうな。
でも目ぼしい本は売ってたんで何冊かは買ってしまいました。
フルメタル・パニック!THE ANIME MISSION (DRAGON MAGAZINE COLLECTION)
- 作者: ドラゴンマガジン編集部
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2002/12
- メディア: ペーパーバック
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お値段は500円でした。
こういう本の存在を考えた事が無かったので、売られている所を見た時は少々ビックリしてしまいました。
どうやら「ふもっふ」の設定資料集的ムックも発売されているようなので、こちらもいつか探して読んでみたいです。
攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEXビジュアルブック
- 作者: Masamune Shirow
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2004/07
- メディア: ムック
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お値段は800円でした。
「2nd GIG」の本も持っていたので買ってみましたが、こっちはちょっと微妙でしたかね。
ビジュアルと名がつくだけあって絵は充実しているんですが、モデルに草薙少佐の格好をさせて撮った写真とかは正直いらなかったと思います。
というかこれは流石に引くわ…。
まぁ、そんなわけで話に特化した内容だったら良かったなと思うような本でした。
…というわけで、結局はそこそこの収穫もあった事になりますな。
雰囲気にはまだ慣れませんけど、見て損は無い部分もある店なので今後も気が向き次第顔を見せようかと思いました。
ブック・オフは裏切らない
続いて、当初のオレの目的地だったブックオフへ向かいます。
らしんばんと違い、こちらにはムンムンとした熱気など無く、クリーニングされた本たちの芳しい香りで溢れていました。
オレ:うん、やっぱりこの空気は落ち着くな。
変な汗も止まったところで、早速物色開始です。
まずはマンガの100円コーナーへ行き「D-LIVE!!」を探してみますが…
オレ:…1冊も無ぇ。
さすが仙台。
本の競争率も半端ではありません。
仕方ないのでここはさっさと諦め、今度は4階のゲームコーナーへと向かいました。
すると攻略本の棚にPSP版「リヴィエラ」のガイドブックを発見です。
Riviera~約束の地リヴィエラ~ 公式コンプリートガイド+イラストレーション ゲーマガBOOKS (BOOKS for PSP)
- 作者: エンタテインメント書籍編集部
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/12/08
- メディア: 単行本
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メールで奴に連絡したら「買う」という事だったので、とりあえず確保です。
で、次は同じ階にあるCDコーナーへ。
何か目ぼしい物は無いかと探してみたところ…
オレ:こ、こいつは…!!
- アーティスト: TVサントラ,雪野五月,沖野俊太郎,Hitomi,中川幸太郎,中川幸太郎 feat.鬼太鼓座
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: CD
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何と前から探していた「ガン×ソード」のサントラを発見です。
しかもお値段は破格の1000円…。
ガンソは音楽が良いので、これは間違い無く買いでしょう。
というわけで、この2つを買って今日のところは店を後にしました。
目の付け所もシャープでしょ
仙台で見るべきところも大体見たので、ヨドバシへと戻ってきました。
あとはこの店でミー用のパソコンの値段を見て家へ帰るだけです。
奴はノートPCが御所望という事なので、とりあえずはその辺りのコーナーへ向かいます。
すると何やら「シャープ祭り」というイベントをやっていました。
どうやらこれは三連休に合わせた企画のようで、周囲には店員さんがスピーカーで客引きをしまくったり、福引やらもやっています。
折角なんでそこのコーナーへ顔を出して値段を見てみると…
オレ:お、ノートパソコンが109800円か…。
ミー:ほう…。
スペックはメモリが512MBで、HDDが80G。
DVDドライブもマルチなので、書き込みも可能なようです。
…メモリが1G無いのはちょっと痛いところですが、値段は悪くありません。
オレ:ミー、ちなみに今日は金持ってきたのか?
ミー:ああ。予算は10万持ってきてある。
うーむ、でも予算より1万円ぐらい足が出てるか…。
流石にオレも足してやれるほど金を持ってきていないので、今回の所持金ではこいつを買えないという事になります。
ミー:でも、隣のは99800円だぜ。
オレ:そうだな。
確かにミーの言う通り、隣にある一回り小さいパソコンはギリギリ手が届く値段です。
が、スペック的な差はよくわかりません。
なので近くの店員さんに聞いてみました。
オレ:あの、これとこれって性能的にどれぐらい差があるんですか?
店員A:スペックに差はありませんよ。ただテンキーや表計算ソフトとかがついてるかついていないかぐらいですね。
うーむ、それで1万円も差が出るのか…。
でもメモリが1G無い所で妥協した上に、更にソフトやテンキーまで諦めろとなればとちょっと癪ですな。
ここは買うのを諦めて今日は帰るか…と思ったその矢先、スピーカーで客引きをしていた別の店員が声を掛けてきました。
店員B:お客さまー。こちらの109800円のパソコンの方、本日限り99800円に値下げしておりますよー。
オレ:え、値段下がってるんですか?
何と、最初に見たテンキーが付いている方のパソコンは実際より1万円安くなっている事がいきなり発覚してしまいました。
「だったら最初からそう書けよ!」と思いましたが、何と今日の値下げはこれだけではありません。
店員B:更にこちら20台に限り、表示価格から1万円値下げさせていただいておりますー。
オレ:え、更に下がんの!?
こ、これで隣のパソコンよりも安くなっちまいやがった…。
「だったら最初からこっちのパソコン置くなよ!」と思うものの、安けりゃそんな事はもうどうだって構いません。
店員B:如何ですかー、お客さまー。
最早この店員も客寄せのスピーカーを使ってオレらだけに語りかけています。
これは間違いなく購入へ畳み掛ける作戦なんでしょうが、それでも常識的に考えずともこの値段はあり得ません。
オレ:…ミー、どうする?
ミー:オレは予算より1万円も安い時点で買いだぜ。
という事なので、最早迷う事はありません。
メモリも頑張れば足せるでしょうし、とりあえず今はこれで良いでしょう。
オレ:じゃあ、これ買います。
店員B:ありがとうございまーす!!
ただでさえスピーカーを使ってでかくなってる声を更に張り上げて叫ぶので、正直耳が痛かったですが、まぁ良しとしときますか。
良い買い物も出来ましたし。
お前の願いは今叶う
店員A:お支払いの方はどうなさいますか?
ミー:現金で。
店員A:本日ご購入で発生したポイントの半分をお使い頂くと、保障が5年に延長されますが如何いたしますか?
オレ:パソコンは壊れると面倒なんで、お願いします。
店員A:かしこまりました。
で、ミーが89800円を払ってようやくパソコンをゲットです。
シャープ Mebius 15.4型ワイドノート PC-WE50T
- 出版社/メーカー: シャープ
- 発売日: 2007/04/27
- メディア: Personal Computers
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店員:ありがとうございましたー!!
シャープ祭りのコーナーにいる店員全員から頭を下げられ、福引用の鐘をガランガラン鳴らされた挙句、拍手までされてしまいました。
その光景に他のお客さんの視線も一気にこちらへ集まってきます。
…こ、これは恥ずかしい。
この注目には耐えられなかったので、そそくさとこの場を後にしてしまいました。
で、これでついに我が弟もPCユーザーになったわけですが、そうなればこれから買い物が新たにひとつ増える事になります。
オレ:で、ポイントも7000円分ぐらいあるし、買うのか? アレも。
ミー:ああ、折角だから買ってみますか。
Fate/hollow ataraxia 通常版(DVD-ROM)
- 出版社/メーカー: TYPE-MOON
- 発売日: 2005/12/29
- メディア: DVD-ROM
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というわけでソフトウェアコーナーへ行って「Fate/hollow ataraxia」もついでに買ってしまいました。
もちろんポイント使ってタダで。
…ミーの願いが今日で一気に2つも叶うとは思っても見ませんでしたが、まぁ結果オーライでしょう。
これから奴にも有意義なPCライフを楽しんでもらいたいです。
KAZZ君合流
家に帰ってすぐ、KAZZ君がやってきました。
今日は彼も休みだということなので、一緒に遊ぶ約束を取り付けていたのです。
KAZZ:おっす。はいこれ。
そう言ってKAZZ君が手渡してきたのは「ゲームセンターCX 第7シーズン」のDVDでした。
オレ:おおお! 良いのかい、これ貰っちゃって?
KAZZ:ああ。まだシーズン終わってないから、途中で悪いけどね。
いやぁ、やっぱ持つべきものは友ですなぁ。
これで三連休をヒマせず過ごせそうです。
で、更にその後イタヤンも合流して、本日のフルメンバーが揃いました。
なので早速MHP2プレイ開始です。
竜は狩れども蟹狩れず
とりあえず今日の目的はシェンガオレン上位の討伐です。
これさえ狩れれば我々も覇竜アカムトルムと戦う事が出来るようになるのですが、如何せん上位シェンが手数に物を言わせないと勝てないような相手だったので、今まで足止めを食らっていました。
が、今日はこれだけの人数が揃っています。
最低でもオレ、ミー、ヌマタ、イタヤンの上位メンバーがいれば撃破も可能だと思ったのですが…
イタヤン:ユウちゃん、このクエストハンターランク6以上じゃないと参加できないってよ。
ヌマタ:オレも5だから無理ぽwww
何とヌマタとヤンがランク足らずで参加できませんでした。
これでは意味がありません。
でもヌマタはもう少し手を貸してやればハンターランクが6になるので、そちらを先に終わらせればこっちにも参加できるでしょう。
というわけで、先にヌマタの緊急クエストを片付けてやることにしました。
で、このヌマタの緊急クエストというのが上位のティガレックスを2頭狩るという内容です。
奴はこいつがどうしても倒せなくて今まで放置していたんだそうな。
確かに上位のティガを2頭も相手にするのはかなり厳しい話ですが、こちらにも秘策はあります。
それはボウガンで戦うという戦法です。
今回の舞台になっている雪山のエリア6は敵の直接攻撃が届かない高台があるので、ここに陣取ってボウガンを連射しまくれば死ぬ確立はグッと減ります。
ただ、基本的に敵がエリア6に来るのを待つスタイルを取らなければならないので、長期戦は必死です。
ホットドリンクや回復アイテムが切れれば勝つのは厳しくなるので、勝率は五分と言っていいかもしれませんが、今回は頭数も揃っているので何とかなるでしょう。
というわけで久々にガンナー用の装備に着替える事になりましたが、ここで問題発生です。
イタヤン:ユウちゃんヤベェ。オレガンナー用の装備無いぜ。
オレ:なんだよ、用意してなかったのか。
今までハンマー一本槍だったイタヤンはガンナー用の装備を作っていなかったのです。
が、それならそれで即興で用意できる品が1つあります。
オレ:だったら店に行って「レザーライトS」装備を作ってきな。
イタヤン:レザーライト?
レザーライトS装備は剣士にもガンナーにも使える珍しいシリーズです。
こいつは防御が限りなく薄い代わりに運搬や採取に秀でているスキルがほとんど揃うので、素材ツアー用と考えていた装備だったんですが、その他にも「最大数弾生産」のスキルがある上にガンナー装備して見れば他の装備と防御力もあまり遜色がありません。
更には生産に使う素材も安価で簡単に手に入るものが多く、値段も1ヶ所1350円と恐ろしくリーズナブルなので非常に重宝します。
オレ:そういうわけだから、オレも今じゃガンナー装備にこれ使ってるぜ。
イタヤン:ふーん。じゃあそれ作ってくるわ。
で、みんな装備とアイテムを揃えて集会所に集合しましたが、何故かヌマタもレザーライトSになっています。
オレ:おい、お前もかよ!
ヌマタ:いや、話聞いてたらオレも欲しくなっちまったから。
まぁでもそれはそれで別に良いでしょう。
どうせ減るもんじゃないですしね…。
というわけで早速討伐に出かけましたが…
イタヤン:アッー!!
ミー:ヤンさんが即死したぜ!!
ヌマタ:ヤーン!!!
オレ:…やっぱ初心者にいきなりティガは無理だったか。
そんなわけであっさり返り討ちにあって
討伐失敗に終わってしまいました。
頭数が揃ってりゃ勝てるってわけでもないんですね、やっぱり…。
適材適所
やはり今回の討伐にはそれなりの腕が必要だと確信したので、2度目の出撃にはオレ、ミー、ヌマタの少数精鋭部隊だけで行く事になりました。
オレ:で、ヤンはKAZZ君のクエスト手伝ってやっててくれないか?
イタヤン:了解。
KAZZ:ああ、それじゃ今のうちにそうしてるわ。
こうすればチームもきれいに分けられますし、一石二鳥でしょう。
ってわけで再戦に出発です。
まずはみんなエリア6に集合し、ホットドリンクを飲んで待ちの体制に入ります。
が、今回はいつまでたってもティガレックスがやってきません。
オレ:…ヒマだな、おい。
ヌマタ:このままじゃホットドリンクが無駄になっちまうぜ。
仕方ないのでLV1通常弾で撃ち合いをしながらあそんでいると…
ミー:おお、来たっ!
オレ:おい、急いで配置につけ!!
ヌマタ:エンタングル!
可能な限り高台の奥に行き、お互いの射線が重ならないよう場所を陣取ると、一斉に敵へと向き直ります。
そして電撃弾をボウガンに装填し、準備は完了です。
スコープを覗き込み、ひたすらに相手が近づくのを待って砲撃開始です。
オレ:オラァ!! 撃て撃て撃てェ!!!
ミー:怯むんじゃねぇ! 撃ち込み続けろ!!
ヌマタ:エンタングル!!!
そして砲撃を続けること5分。
もう1体のティガがエリア6にやってきました。
オレ:新手に惑わされるなよ! 1体だけに砲撃を集中させろ!
敵の数が増えてくれればまとめて倒すチャンスと言えなくも無いですが、相手が相手なのでこちらがやられる確率を下げることが優先です。
となればまずは敵の数を減らして攻撃の手を少なくすべきでしょう。
先ほどまで砲撃を続けていた1体だけに狙いを絞って弾丸を浴びせ続けますが…
ミー:あー、もうどっちがどっちだか分かんねぇ!!
ヌマタ:カオスwww
ティガが突進の度に入れ替わる為、もうシャッフルされたトランプのカードのようにどっちがどっちだか分からなくなってしまいました。
と、今度は1体が逃げ出してまた最初と同じ状況に戻ります。
オレ:もういい! こいつにだけ攻撃を集中させろ!
ミー:オッケー!
…そしてそれから30分後。
この作業を繰り返すうちに1体を倒すことが出来ましたが、残り1体がやってきません。
電撃弾も切れ、残り時間も少なくなってきたので焦りが募ります。
ヌマタ:…ヒマだから、ちょっと偵察してくるお。
オレ:ああ、見つけたらペイントボールぶつけて逃げろよ。
オレ達も痺れを切らして行動を開始しましたが、これが悲劇を呼んでしまったのです。
ヌマタ:アッー!!
ミー:どうしたヌマタ!?
ヌマタの断末魔の叫びの後、画面には奴がやられた事を告げるメッセージが表示されました。
…おそらく、偵察に出たヌマタがティガに出くわして逃げ切れなかったんでしょう。
奴が死んだ場所はエリア3。
多くのモンスターが休息を取る部屋でした。
オレ:…仕方ねぇ、行くか。
ミー:おう。
場所が分かった以上、オレ達も行くしかありません。
エリア3の崖の上からティガの存在を確認し、そこから砲撃を開始します。
ミー:くそっ! 崖下に潜り込まれるから狙いにくい…!
オレ:もうちょっと前に出れば…
と、オレが一歩足を踏み出した瞬間、突然激流のように画面が下へ流れてゆき、そして足元にいたはずのティガレックスがオレの目の前に出現したのです。
…これはまさか、オレが崖下に落ちたのか!?
クエスト終了まで残り5分。
最悪のタイミングで、最悪の状況が到来してしまいました。
決戦、雪山第3エリア
同じ地平に降り立ってしまったオレにティガはすぐ捕捉を開始し、一気に突っ込んできました。
元々装甲の薄いガンナー装備ではひとたまりも無いので、急いでダッシュ回避に移ります。
オレ:うおー! ヤベェヤベェ!! 出口は何処だ!?
一撃目の回避後に急いで出口を探しますが、焦った思考ではまともな判断が出来ず、逃げ場を見つけることが出来ません。
で、そうこうしているうちにまた敵が突進をしてきます。
…いかん、このままじゃ本当にやられる。
ヌマタに続いてベースキャンプ送りになる事を覚悟しましたが、ここでオレの目にあるものが飛び込んできました。
それは登れる壁です。
正直、壁を登って逃げようとしてもその間は敵の格好の的になってしまって危険なんですが、上手く逃げ切れればすぐにミーの居る崖の上まで復帰することも出来ます。
…が、ここで立ち止まっているヒマなんかありません。
オレは迷う事無く自分の命を賭けて崖から逃げるルートを選択しました。
壁の石を掴み、ダッシュで登り始めますが、それでも走るよりも速度ははるかに遅く感じます。
オレ:くそっ!! 急げ急げ!
焦りながらも壁を登り、高台ぐらいの高さまできた時、画面にティガの姿が現れました。
もちろん奴はこちらへの突進を行っている途中です。
…くそ! 当たるな、当たるなぁ!!
高さ的には当たるか当たらないかのギリギリのところ。
距離的にはもうごく僅かの至近距離。
願っても祈っても、ここから何をしてももう結果は変わりません。
奴がオレに食いつくか、オレが奴から逃げ切るか…。
その結果は…
オレ:に、逃げ切ったっ!!
何と僅差で奴が壁へとめり込んで行ったのです。
無論、オレはノーダメージ。
あとは崖を上りきって反撃を開始するだけです。
ミー:危ねーよwww
オレ:すまん、マジで死ぬかと思った…。
更に、やられたヌマタもエリア3に追いついてきました。
オレ:よし、反撃するぞ!
ミー:おう!
ヌマタ:フルボッコにしてやんよwww
ボウガンにLV3通常弾を装填し、広場のど真ん中に顔を出したティガへ3人で一斉射撃します。
するとあっという間に討伐完了してしまいました。
オレ:やったぁぁぁぁぁっ!!
ヌマタ:シャーオラぁぁぁ!
ミー:気持ちええなwww
色々と危険な目にも遭いましたが、何とか無事終わることが出来てよかったです。
黒きイャンクック
ようやくティガも倒したので、今度はKAZZ君の討伐に参戦です。
オレ:すまん。待たせたぜ。
KAZZ:…ああ。
討伐に1時間近く掛かったのですっかり暇を持て余して寝てしまっていたKAZZ君ですが、まだやる気は十分なようです。
で、彼も下位のつまらない敵と戦うのは飽きたと思ったので、ダウンロードクエストの「スカーフェイス」をやることにしました。
これは今まで村クエストでしか狩猟できなかったイャンガルルガと戦えるクエストです。
レベルも下位なのでみんな問題なく受注出来ると思って挑みましたが、これが結構熱かったのでビックリしました。
オレ:よし、尻尾切った! KAZZ君サポート頼む!
KAZZ:オーケー!
ミー:毒に気をつけろ! 食らったらダメージでかいぞ!
イタヤン:任しとけ!
ヤンのハンマー捌きのお陰で有利に進められた気もしましたが、それ以上に活躍したのがKAZZ君の狩猟笛のような気がします。
攻撃力アップや風圧無効などの的確なサポートのお陰で120%の力が発揮できましたんで。
で、それからもう1回イャンガルルガの討伐を行ったり、クシャルダオラを倒したりと今日は有意義な討伐が出来ました。
今度はKAZZ君の上位昇格を目指したクエストを中心に挑みたいと思います。