いつの間にかジャガーさんが実写映画化されていたそうなので、早速弟達と観て来ました。
まぁ、素直に感想を言わせてもらえるならば微妙って所ですかね。
所々でクスリと笑える部分はあったんですが、大爆笑できるような箇所は見当たらずで結局は金を払って観る様な出来ではなかったと思います。
もっと具体的に不満点を挙げるなら、要潤のジャガーさんへの成り切り不足と、脚本のギャグ分の少なさが問題でしょうかね。
前者はとにかく見た目に頼るだけで中身が伴っていませんでした。
本当のジャガーさんになるならもっと役者さんの既成概念を壊すような、弾けた演技が必要だったんだと思います。
正直今回の演技ではピヨ彦にすら見劣っていたと言わざるを得ませんでしたんで…。
要さんにとっては正に「挑戦」と言うにふさわしいキャラクターだったと思うんで、それに結局敵っていなかったのは残念でした。
後者についてはとにかく笑いについての追求が不足しすぎです。
折角ジャガーさんの映画をやるんですから、もっとガリクソンプロの廊下でやっていた突如襲われる生徒や突然凶暴化するハミィなどのシュールなギャグを絶やさず配置して欲しかったですね。
原作もシュールなんですから、もう前後の繋がりなんか気にせずに理不尽な笑いを盛り込む事だって可能だったと思いますんで。
もしそれが出来なかったとしても、もっと原作に忠実な短編をオムニバス形式という形でやるという手段だってあったわけですし。
…まぁ、そんなわけで帰りの車中は久々に無言でしたよ。
こんなの「レディ・イン・ザ・ウォーター」以来ですかね。
とりあえずこれから観に行こうと意気込んでいる人がいるなら、DVDがレンタル解禁になるまで待つという選択もあるんだと念押ししたいです。
値段分楽しめなければ映画として意味無いですからね。
