今日の東方アレンジCD


今日のCDはまたまた趣味工房にんじんわいんさんの「東方オーケストラ 〜冥界の剣と紅魔の妹君〜」です。
このCDは以前紹介した「東方クエスト完全版」の元ネタに位置する作品です。
そこら辺の具体的な事情を説明すると少々長くなるんですが、この「東方オーケストラ」は東方の音楽をすぎやまこういち氏のドラクエオーケストラ風にアレンジした物であり、これを更にファミコンで使用されるような形にリアレンジしてこのCDの最後に収録したのが「東方クエスト」の音楽なわけなのです。
で、その後に好評だったこのファミコンアレンジがアルバムカットされ、「東方クエスト完全版」として発売されたという事になります。
まぁ、要はドラクエ「ゲーム→オーケストラ」の順で発表されたのに対し、この東方オーケストラは「オーケストラアレンジ→ゲームアレンジ」という逆の順番で出来たってわけですね。
元々この順番の通りに紹介すればややこしい事にはならなかったんですが、買った順番が紹介した順番になってしまったのでこうなっちゃいました。
仕方ないね。


でまぁ、音楽の感想なんですが、本当にドラクエのオーケストラっぽいのが凄いですね。
個人的には最後の「大空は私のもの」「狂気の戦い」「冥界の姫」の3曲が特にそれらしかったかなと。
思わず「おお、これ気球だ!」とか「戦闘だ!」とか「ラスボスっぽい!」とか口に出しそうになりましたんで。
しかも前述したとおり、最後にファミコン音源がメドレーとして収録されている構成がまた巧みですね。
流れがまんまファミコンドラクエのサントラですから。
細部まできっちり拘っているのはやはり製作者のすぎやまこういち氏に対するリスペクトの表れなんでしょう。
いや、まさしく愛だな。
でもこのゲームの設定ってフランドール・スカーレットが姉のレミリアに一泡ふかす為に冥界の剣を手に入れる」というお話のはずなんですが、肝心の妹様がパッケージに一切載ってないんですよね。
「冥界の剣」っていうタイトルで魂魄妖夢を主人公と取り違えたんでしょうか。
まぁ、イラストを担当したのがペテン師さん*1なんで、これまた仕方ないね。
実際みょんもゲームには登場する事になってるみたいですし。


まぁ、とにかく今回のにんじんわいんさんの音楽も素晴らしかったです。
やっぱこの人はスゲェな。
…でもそう思えば思うほど例大祭5の新作も欲しくなるから困ります。
月末なのになぁ。
畜生、みんな貧乏が悪いんだ。

*1:妖夢大好きな同人作家さん。彼の東方同人誌の全てが妖夢メインなので、そこからもこの方の愛が汲み取れるはず。なのでパッケージが冥界組一色になったのも仕方ないというわけ。決して名前がペテン師だから詐欺っぽいって事じゃないですよ。またまたややこしいね。