仮面ライダーディケイド 第21話「歩く完全ライダー図鑑」

結局この世界は夏海の世界ではなく、それに似せたネガの世界だったって事ですけど、詰まる所ネガの世界って一体何だよと言う話でして。
まぁ、偽物の世界だと言う事は何となく分かりましたが、やはりむしろ偽物であって欲しかったのは夏海の過去の方ですなぁ。
最初「これはお前の思い出じゃない」という台詞を聞いた時にはちょっと期待しましたが、結局世界の方が違ってたと言うだけであのTGクラブは晴れて公式の夏海の過去になってしまった、と…。
それととうとうディケイドのコンプリートフォームが出ちゃいましたね…。
腰にPSPケータッチを装着し、胸部から肩にかけてずらーっとカードを並べ、頭部にはディケイドのカードを掲げた姿はもう「歩くライダー図鑑」と言うより物産展の広告塔って感じです。
どうやらこのコンプリートフォームは各作品の主人公ライダーの上位フォームの技が使えるようなんですが、いちいち隣にそのライダーが出てくるのが謎です。
別に上位フォームに変身出来るって設定で良いんじゃないか…?
何かもう色んな所で腑に落ちないフォームですなぁ。
そう思っているからなのか、最後にネガ世界の夏海がPSP手渡す時に「止めろ、それはお前が持っておけ!」と本気で考えてしまいましたし。
とにかく今回と前回は脈絡無く色んな物を出して体裁を整えたような、そんな薄っぺらい印象を受けてしまいました。
もっとケータッチやコンプリートフォームは複線を張ったり、ネガ世界との意味合いとかを持たせて登場させて欲しかったなぁ。
でも音也の存在のお陰で、今まで明確に存在していなかった「ディケイドの敵」ってのが見えてきたような気がするんで、進展はあったと言えるのかもしれません。
彼は鳴滝とかと繋がりはあるんですかね?
今後は気にしながら見て行こうと思います。