今日の東方アレンジCD


Azure&Sandsの「Casino聖輦船」です。
鯛の小骨さんの久々の新作が出ました。
でも「東方JAZZ」の最新作じゃ無かったですね。
けどノリは近いんで文句は無いです、はい。


で、このCDですが、委託の方は今月の末からとなっております。
「じゃあ何でお前持ってんだよ」って話ですが、それはもちろんヤフオクを使ったからに他なりません。
自分は待ちきれなかったんでね☆
けど発売前に手に入れた割りに、買値は1000円と至って普通だったんですけどね。
これは個人的な憶測ですが、委託前であるにも拘わらずこの安値だったのはこのCDがトラック5の抜けているミステイクバージョンだったからなんだと思います。
けどこれにはきちんと歯抜け分も収録された手焼きCDも付いてたんで、全く問題は無いんですが。


むしろ会場限定のバージョンだと捉えると貴重だと思うんで、得したとすら思ったりしています。


でまぁ内容ですが、今回はまたいつもより更に豪華な内容となっていましたね。
もう参加アーティストが超一級なんですもん。
まず石鹸屋の厚志さんとイガラシさん、さかばとの通天さん、TaNaBaTaのあにーさん、岸田教団の皆さん、そしてOTAKU-ELITE Recordingsやイオシスで活躍する神波千尋さんという面々ですよ。
何かもう洒落になっていないです。
けど音楽はカジノをテーマとしたお洒落な曲ばかりなんだからこれ如何にと言った有様ですよ奥さん
Azure&Sandsお馴染みのジャズアレンジをよりゴージャスに、そしてちょっぴり小粋に仕立てたサウンドが何とも心地良く思えました。
しかしそう思えば意外や意外な蓬莱山輝夜メインの電波ソング「スロニートプリンセスかぐや―S・N・P・K!―」なんかも入っていたりで、飽きさせない作りが何ともお見事。
そしてシメに感情の摩天楼アレンジである「当館は魔法使いの来館はご遠慮頂いております」を持ってくるってのが裏の裏をかいている感じでまた良かったですね。
しかも原曲が長尺な分アレンジされても7分越えが当たり前なこの曲を、掻い摘んで2分40秒程度に収めて見せるアレンジの腕もまたお見事。
新作を待っていた甲斐があったと言える完成度だったと思いますね。


…ただここからはちょっと音楽とは違う話になるんですけど、カジノって実際に行くとこんなお洒落じゃないんですよね。
自分は韓国に社員旅行で行った際にみんなと入ったんですが、何かもうジャラジャラ五月蝿くてゲーセンと変わらない印象を覚えましたね。
まぁラスベガスとか行ったらもっと違うのかもしれませんのであまり大それた事は言えないんですが、自分の知る程度の知識と比較すると「カジノ」と言う場所の世間一般とのイメージが食い違っていて、その辺も面白かったかなと。
方や世俗的で騒々しくて、方やセレブでゴージャスですからね。
どちらが本物なのかは知る人ぞ知る物なんでしょうが、良きにしろ悪しきにしろ現物を見た自分としては「幻想」の方が幻想郷にはあってるのかな、と。
何か夢と現の狭間を音楽を介して行ったり来たり出来たんで、このCDは掛け値無しに面白いと思えました。
賭け事だけに。
…お後がよろしいようで。