「ニーア レプリカント」Eエンド読破

読み終わりました。
いやぁ、何かゲームでモヤモヤしていた物が全て解消されたかのようなエンディングでしたね。
ゲームじゃデボルさんやポポルさんや魔王も倒して人類が滅亡したかのように思わせていましたけど、こういうレプリカントを育成している場所は区分けされていて、他の場所でもこういう事をやっていたわけで、まだ世界中の一区画の人類再生計画が失敗しただけに過ぎないと知ってちょっと安心してしまいました。
あとカイネもあれから3年後の話が描かれていましたけど、ティランは消滅して超人的な力のみ残された状態だったようで。
「再び業苦の中に…」とか言われていたんで魔物憑きのまま復活したのかと思いきや、そうでは無かったみたいですね。
ただニーアを存在ごと失った所為で、心に理解に苦しむ大穴がぽっかりと空いたようで、その辺に苦しんでいるようでした。
で、神話の森で計画を失敗した区画とみなしたコンピューターが活動を始め、カイネはそれを止める為に戦う、と。
途中でエミールも登場し、結末もゲームと違って幸せな未来を予感させる物でしたし、良かったのではないかなと。
ゲーム中のエンディングでは必ず誰かが犠牲になっていましたし、その分思う所も大きかったと思いますね。
ただこれってゲームでも出来たよねって思えたのが何より残念な事だったかなと思うんですよ。
小説にもサウンドノベルの時にあった独特の表現も出たりしてましたし、複数の偽カイネとの戦いもエミールが助太刀に来る所もゲームだったらもっと面白かっただろうと思いましたしね…。
そんなわけで手放しでは喜べなかったとは思ったものの、それを差し引いても十分に満足した感じではあるのでゲームをクリアした人は読むべきかなと。
人類の未来がどうとかは別として、せめてカイネとニーアが幸せになって欲しいと思った次第です。