今日のサントラ

かまいたちの夜 サウンドトラック

かまいたちの夜 サウンドトラック


かまいたちの夜」のサントラです。
お値段はAmazonで1000円でした。
第6回のゲー音ランキングで気になった「遠い日の幻影」が収録されているCDになります。
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このCDは店頭では見かけた事が一度だけあります。
それが何処かと言うと多賀城にあったブックマーケットです。
確か3000円ぐらいで売られていたと思いますが、震災でお店が壊滅的な被害を受けて閉店してしまい、今は手に入らなくなってしまいました。
後から思うとこの値段はプレミア価格が付いている現状からすると結構割安だったんですが、誰かの手に取られた訳ではなく、津波で流されてこの世から消えてしまったと思うと不憫でなりません。
が、そんな後悔を感じていたある日、Amazonで1000円と言う価格でこのCDが出品されたんですよ。
ディスクに傷があるという事だったんですが、色々悔しさも相まって傷物でも良いからオレが何処までもクレバーに抱きしめてやると決意し、購入しました。
で、この程届いたんですが、確かに細かい傷はある物の再生には全く支障も無く、無事に音楽を堪能できました。
多賀城にあったあのCDの敵討ちと言うと変な気もしますが、その分までしっかり堪能してあげたつもりでおります。


ちなみにゲームは相変わらずやっていません。
強いて言うとゲームセンターCX有野課長がプレイしてるのを見たぐらいですね。
なので本筋の真相は知ってるんですが、これをみて驚いた事が別にあるんですよ。
実は自分は1はやった事が無いんですが、2は昔持ってて遊んだ事があるんです。
で、その話の設定が今考えると凄いなと。
2は作者の安孫子武丸さんがシュプールに泊まった時に一緒に居たお客さん達をモチーフにあの物語を書いていて、そのゲームがヒットしたお礼に物語に登場させてもらったシュプールの人々を南の島へ招待したというメタ的な設定で始まっておりまして、これを思いつくのは何気に凄いんじゃないかなと。
2だけやってると「へー、そう」とかいう程度にしか思えなかったんですが、やっぱ1もプレイしないとこの凄さは分かり辛いですね。
相当頭良くないと推理小説とか書けないんだろうなぁと感心してしまいます。


ちなみに音楽ですが、もう「これぞサウンドノベルって感じの曲ばかりですね。
ミステリーというジャンルと、舞台の雪山を思わせる無機質で冷たく暗い音色。
そして不思議とチュンソフトらしさを感じさせる、トルネコの大冒険みたいな音使いが面白かったです。
あとサウンドノベルツクールの音楽とかはやっぱこの手の作品を参考にしてるんだろうなと言うのが良く分かった気がします。
それだけこのゲームが作り出した「サウンドノベルの音楽」と言うのは磐石な基盤となっていて、これを現代の音楽製作技術で超える物はあっても、勝る物は無いんだろうな思えました。
んでやっぱ「遠い日の幻影」の良さも再確認させられましたね。
もうこれ以上のバッドエンドの曲なんてそうは無いですよ。
タメ張れるとしたらDODの「尽きる」ぐらいでしょう。
それほどまでに突き詰めた悲しさと美しさがあります。
本当に聴いてて飽きないなぁ…。
明日の長距離ドライブでも何処かのタイミングで聴きたいものですけど、これ聴いたら事故って血まみれになって死亡してバッドエンドになりそうな気がしてなりません。
験を担ぐ意味では聴かない方が身の為でしょうな…。