今日のサントラ

艦隊これくしょん -艦これ- KanColle Original Sound Track 暁」です。
お値段は角川の通販で3000円でした。
以前「開戦これくしょんパック」というCDを紹介しましたが、あちらは一部のオリジナル音源とアレンジのみが収録されたバージョンなので、実質こちらの方が正式なサウンドトラックとなります。
このCDは艦これ初の公式イベントで先行配布となり、それ以外では現状で通信販売のみしか取り扱いがなされていませんが、受注を遥かに超える注文があった所為で現在は入手が困難となっています。
艦これではこの手の商品の告知がTwitterをメインに不定期で行われるので、基本的に仕事をしていると乗り遅れる事が殆どです。
実際、一次通販受注分は情報を知った頃にはとっくに完売で自分は追加受注を待つ羽目になりましたからね。
で、1週間ぐらいしたら受付が再開されるのかなーと思っていたら何と翌日から始まってしまいまして。
これまた何もしなければ完全にスルーする所だったんですが、某友人がCDの複数注文に成功したようで「4000円で買わない?」と言ってきたんですが、その情報が割と早かったので今注文したら自分も定価で買えるんじゃないかと思って携帯で注文してみたら辛くもオーダーに成功しまして、こうして定価でCDを手に出来た次第です。


でまぁ、このサントラ感想コーナーでは結構な頻度でゲームやってないのに良い曲だったから紹介するというケースが出てくるわけですが、最近のブログの内容で分かる通り艦これは珍しく絶賛プレイ中のゲームの音楽紹介だったりします。
なのでプレイ中の艦これのBGMを切ってサントラを聴いたりもしたんですが、出撃したのにヘッドフォンから工廠の音楽が流れたりして頭の中が「???」となったりする本末転倒な事もやらかしてしまいました。
でも何と言うかCDを全部聴き終って思ったのは知らない曲の方が大半だなって事ですね。
実際に「工廠」だとか「母港」とかは常時流れる音楽なのでCDで聴いても馴染み深いんですが、艦これにとって一番の花形ってのは期間限定で出撃できるイベント海域のみで使用される音楽だったりするんですよ。
なので自分のように提督となって2ヶ月程度の新米ともなると、プレイしてても聞く機会の無かった曲の方が多いと言うレアな現象が起こったりします。
折角久々に遊んだゲームの音楽を紹介できると思ったんですが、残念ですね。
でもイベント海域のBGMの力の入れようってのは凄いですね。
どれも手が込んでいて、通常戦闘との格の違いってのを思い知らされます。
通常の夜戦のアレンジ曲となる「敵超弩級戦艦を叩け!」もどんどこ響くドラムとベースでしっかり下支えが成されていて、そこにストリングスとギターとパイプオルガンが踊る様に流れる様はまるでラスボスの風格すら感じるようでした。
こういう重めの曲ってのは大好きなので、実際のゲームで聴いてみたかったなと思ってしまいます。
それと歴戦の提督達からも地獄と兪やされるアイアンボトムサウンドで使用されたと言う「決戦!鉄底海峡を抜けて」もまたラスボス感が漂ってますね。
最早「アイアンボトムサウンド」って名前だけで強い(確信)と思えてしまいますが、この威風堂々たる風格はオーケストラだから成しえるものなんでしょうな。
そして笛を使用する事で和のテイストを損なっていないのもまた見事だと思います。
逆に和洋折衷がこれほど見事に行われている音楽ってのも珍しい気がしますな。
あと個人的に気に入ってるのが「敵艦隊、見ゆ!」です。
これは8月10日にNHK-FMで放送された「今日は一日ゲーム音楽三昧 ツヴァイ」でも流れたので印象深かったりします。
というか艦これの音楽がラジオで流れる日が来るとは思わなくて、感慨深かったですよ。
曲自体も和太鼓と琴と笛という和楽器をメインに据えながら、デジロックで脇を固めると言う先ほどの和洋折衷スタイルを踏襲した曲なので、これも艦これらしいなぁと思いつつ、激しい曲調に素直に胸が熱くなったりします。
それとラジオで流れたのが感慨深いとも言いましたが、もしかしたらこれらの音楽はラジオどころかこれから地上波の電波に乗って艦これのアニメで流れる可能性もあるんですよね。
ゲームで聴いた事が無くても違う形で馴染み深い音楽になるかもしれないと思うと、艦隊これくしょんが生み出した大きな広がりは本当に無限の可能性を秘めているんじゃないかと思い至ってしまいます。
今までブラウザゲームってのは遊んでこなかったジャンルですけど、未知のエリアに溢れているのかもしれませんな。
これからも一人の提督として、艦隊これくしょんの成長に付き合っていこうと思ってます。