初めての例大祭委託購入

Go The Brutal Man

午前9時ちょっと過ぎに仙台の同人ショップを目指して家を出発しました。
交通手段はいろいろ悩んだ末に自転車にしてます。
理由は交通費が掛からないのと、健康的なのと、ハーフマラソンの影響を受けそうな個所も仙台駅周辺のみだから多分大丈夫だろうって事です。
案の定懸念していたマラソンの影響も無く、むしろマイカー自粛の影響が良い方に働いて快適にサイクリングが出来ました。
が、強いて言えば名取川の橋を渡っている時にランゴスタの小っちゃいバージョンみたいな虫が結構ブンブン飛んでいて非常に不快ではありましたけどね。
一匹服に引っ付いちゃってヒーヒー言いながら引っぺがしたりとかしましたよ。
で、そんなこんなで広瀬川を越えた辺りまでやってきましたが、ここでついにマラソンの交通規制と出くわしてしまいました。
愛宕橋から仙台駅へ向かう車道は警官が交通整理してほぼ通行止めにされ、歩道の信号も常時点滅状態で横断の有無は完全に警察官の采配に委ねられています。
少し待つと横断の許可が出たので渡る事が出来ましたが、これはうかうかしているとマラソンの先頭集団がやって来て横断不可能になりかねないと思ったので、地下鉄五橋駅の辺りで横断歩道を使える内にさっさと渡って少しでも仙台駅に近づこうと思ったんですが…。

オレ:…遅かったか。


東二番町通りに入って一つ目の交差点で既に四方向とも横断歩道が封鎖されておりました。
こうなると仙台市立病院付近にある歩道橋を自転車を無理矢理引きずって通るしかないかと考え始めたんですが、ここで横断歩道を規制している市民ボランティアの方が声を掛けて下さいました。

ボランティア:まだ先頭は来てないので、今なら通って良いですよ。
オレ:良いんですか!? 助かります!


という訳で一時的に規制を外して横断歩道を渡らせてくれました。
本当にありがたかったです。
が、同時に自転車で来てしまった事で迷惑が掛かってしまった事をちょっと反省しました。
イカー自粛ってのは自転車にも言える事だよなぁ…。
自分も電車使えば良かったです、はい。

Geometric City

東二番町通りの第一交差点さえ抜ける事が出来ればこっちの物です。
ここから先はマラソンコースにぶつかる事もありませんし、裏道だって山ほどあります。
とりあえず観客でごった返している東二番町通り沿いを通るのは避け、河北新報社の裏の道を通ります。
ここら一帯はマラソンコースで囲まれた場所なので、既に陸の孤島と化していて車はほとんど動いていません。
…と言うより閉じ込められて身動きが取れなくなっている、と言った方が正しいですかね。
立ち往生しているドライバーを見て気の毒だと思ってしまいました。
で、いつも利用するイービーンズの駐輪場に辿り着けたので、ここで自転車を降ります。
すると突然女性二人組から声を掛けられました。

女性:ただいまレッドブルの試飲キャンペーン中です。宜しかったらどうぞ。
オレ:あ、ありがとうございます。


何とレッドブルを一本頂いてしまいました。


ここまでで大分体力を使った自分には本当にありがたいです。
何か今日はついてるなぁと思ったので、この勢いのまま委託の品も買い漁ってやろうと、意気揚々と同人ショップへ向かいました。

Running To The Straight

メロンブックスに到着したオレを待っていたのは、入荷の品を受け入れる前のスカスカの棚の数々でした。
…しまった、勇み足だった。
初日から狙っている品物が全て手に入るとは思っていませんでしたが、例大祭の日の開店直後の状況なんて初めて見るのでこんなに入荷してないとは思ってもみませんでしたよ。*1
少しの間店内で入荷を待ってみたりもしましたが、何か音沙汰が無さそうなので適当に本を見繕って会計して出てしまいました。
…こうなるともう一軒のとらのあなに賭けるしかない。
そう思ってとらに入店しましたが…。

オレ:ああ、あまり変わらないね…。


やっぱり棚は入荷待ちのスカスカ気味でしたよ。
折角レッドブルに翼を授けて貰ったのに、羽ばたけもしないとは…。
さっきのお姉さん方に申し訳ねぇ…。
仕方ないのでとらで目標にしていた「東方幻想画報 伍」と適当な本を手に取って会計へ向かいました。


店員さん:東方関連作品を含めたお会計が3000円以上でしたので、こちらのくじをお引き下さい。


すると何かくじ引きが用意されてしまいました。
何かノーマークだったのでびっくりしたものの、引かせて貰えるなら遠慮無くって事で一枚取らせてもらうと…

店員さん:あ、おめでとうございます。B賞です。


…B賞!?
何かそれって上から2番目ぐらいの良い奴なんじゃないの?
と思ってリストを見せて貰ったら、何と懐中時計ですよ。
もう当たりも当たりの大当たりです。
いやぁ、まさかこんな所で羽ばたけるとは。
レッドブル様々ですな。
ちなみに種類は八雲紫比那名居天子の2種類でした。
仲の悪い者同士をチョイスするとは、随分思い切った事しますな…。
その中でも自分は天子の方を選びましたよ。
デザ秀としても名高いキャラなので、時計もきっと秀逸なんでしょう。


しばらくは部屋に飾って楽しもうと思います。

極めて近く、限りなく遠い世界に

結局第一弾の買い物で使用した金額は7000円ほど。
しかも大好きな東方アレンジCDは一枚も買えないという異常事態にはなってしまいましたが、本当の買い物は「収集荷取」と「弾幕アマノジャク」の委託が開始される頃なので、焦らずじっくり攻めたいと思います。
…が、それより問題なのは先の事より今です。


とうとうランナーの皆さんが通過を始めてしまいましたよ。
こうなると先ほどのようにおまけで通してくれたりとかはさせて貰えません。
全ての参加者が通過しきるまで道路の横断は不可能です。
しかし帰りの事を考えていなかった訳ではありません。
この先のダイエーのある交差点には地下通路が設けられているので、ここを使えば対岸へ出られます。
という訳でそちらまで移動しますが、歩道には観客も多いですし、途中で河北新報の応援旗も貰ったので自分も応援がてら通ろうと自転車から降りて通行します。
しかし良くランナーを見てみると、中には面白い格好で走ってる人もいるもんですね。
戦隊ヒーローの格好をしていたり、フリーザ様のコスプレで走ってる人もいましたんで。



それと面白かったのはランナーが通過した後の光景です。
さっきまで封鎖されていた五橋駅前も愛宕橋も人っ子一人いなくなってましたんで。



普段見慣れている街が静寂に包まれると、これはこれで幻想的な光景にも映るもんです。


しかしまぁ、何と言うか皮肉な物です。
あれだけ行きたかった博麗神社例大祭を蹴ってみれば、仙台でも半ばお祭りの様な光景が繰り広げられていて、幻想郷の光景とはまた真逆な幻想の風景を見る事が出来たわけですからね。
物事は全て表裏一体の陰陽の関係なんだなと、心の中で妙な納得をしてしまいました。
こういうイベントの楽しみ方も悪くないなと思いつつ、仙台を後にしましたとさ。

*1:例大祭はいつも会場で買ってますし、同じぐらい盛況するコミケの時は仕事の後とかに行くので開店と同時に行くのは意外と初めてだったりする。