今日のサントラ

艦隊これくしょん -艦これ- KanColle Original Sound Track vol.III 雲」です。
お値段は定価の3000円でした。
前回のサントラは夏発売で角川の通販限定の受注生産仕様でしたが、今回からツタヤオンラインやとらのあなでも購入が出来るようになりました。
流石に予約の取り合い奪い合い状態だったこれまでの形式は改められたようですね。
それでも瞬殺とは行かないまでも予約開始翌日辺りには何処も売り切れ状態で、後日に追加予約が開始される位だったのでやっぱ艦これの人気は凄いんだなと実感させられました。
ちなみに自分は使い慣れているとらのあなで予約注文しましたが、発売日当日に入荷してくれなくて翌日に引き取ってきました。
が、店頭を見たら思いっきりサントラが平積みされていたので「予約無しでも買えんじゃん!」とか心の中でツッコミを入れてしまいましたよ。
まぁ、難民にならなかったんだから素直に良しとしましょう。


さて、CDの内容ですが、収録されているのは昨年の夏イベント辺りまでの楽曲になります。
もちろん自分はどの曲も一度は耳にしている…はずなんですが、曲は覚えていてもどのイベントで流れた曲なのかは案外ごちゃごちゃだったりします。
更に曲名は後から判明することも多いので、顔と名前が一致しないような状態になっていて余計に性質が悪いです。
道中の曲とか聴いてても「あれ、これって夏だったっけ? 冬だっけ?」とか思ってしまう事ばかりですんで。
ただ海域後半の曲になると色々と印象深いのか覚えている事が多いです。
特に鮮明なのは春イベント「発令!第十一号作戦」の曲ですね。
人生で初めて甲クリアを目指して、その壁の高さを思い知ったイベントでしたんで。
攻略に資源を使い尽くしたのはあれが最初で最後でしたし、そのお陰で丙提督として生きようと心に誓いましたからね。
しかし有終の美は飾れずとも丙にしてローマが手に入ったので、「戦いに勝つ」と言う形は人によって違うんだなとも思えたので、ある意味ではあれが自分のターニングポイントとなるイベントだったのかもしれないなぁと今は思います。
そんな戦いを彩ったのが音楽なんですが、十一号作戦後半の音楽は道中も戦闘もボス戦もインパクトがありましたね。
「敵地侵入」の静かで物悲しい曲調に反してマップ画面の海は真っ赤と言う対比が凄まじかったので、聴き返すとあのコントラストが脳裏に蘇ってしまいます。
更に道中戦闘の「深海への誘い」は沈めと囁くコーラスが軽く心を折りに掛かってくれますし、ボス戦の「モドレナイノ」では沈められた船達の怨念がこれでもかと表現されていて、あれを聴いた時の衝撃は忘れられません。

音楽の表現手法として大きく分けると歌とインストゥルメンタルの2つになると思うんですが、これら3曲でそのどちらも使い、更に転調、デスボイス、見事な歌詞とありとあらゆる技法を詰め込んで、曲で「深海棲艦」を表現しきって見せた事に心から感服しましたんで。
あのイベントに臨んで心に刻まれた印象深さは、ゲーム自体の難易度や資源枯渇の焦りだけでなく、見事な楽曲もあっての事だったと思います。
本当に大越さんは凄いなぁ。
艦これというゲームは沢山の才能に恵まれた幸せな作品だと思いますね。
それと今回はサントラだけでなくシングル化された「加賀岬」も一緒に購入しました。

自分が注文したのは通常版です。
これ以外にも手拭いが付属した限定版と、このご時勢にわざわざ復刻した8cmCD版の2つのバージョンがあったんですが、そのどちらも予約受付が完売状態だったので「手に入らなくなるよりは良いや」と思って通常版をポチりました。
ゲーム以外でも丙提督っぷりを発揮してしまったような気がしますが、よーく考えると手拭いってメロンブックスでたまたまやってたエロゲの販促イベントで貰った事があるんですが、正直使い道に困って未だに棚の肥やしになってますし、8cmCDも東方の同人CDでわざわざこれを製作したサークルさんがいたりしたんですけど、今じゃ棚のサイズに合わなくて収納に苦労したという経験もあるので、通常版が手に入って難民化していない今の現状が一番なのかもしれないと思っています。*1
更に言うと8cm版は通常版に比べて発売が遅いので、その辺も痛かったりします。*2
やっぱ丙提督の生き方も間違いでは無いようです。
ちなみに曲の方ですが、ゲームの方では突如通常海域のボス戦の曲として実装されて提督達を困惑させた一品になります。

自分はジュークボックスで一時期母港のBGMとして使っていましたが、艦隊が帰ってくる度「デデンッ!」というイントロが流れるので毎回笑わせてもらっていました。
ただやっぱり母港の曲として使うにはちょっとうるさ過ぎたので、後にしっとりした曲調のインストバージョンの方に変更しましたけどね。
そんなわけで色々と印象深い歌なんですが、やっぱ何よりこの曲に対して思うのはあの加賀さんが歌っているって事ですよ。
加賀さんはウチの艦隊で一番最初に来た空母なので、電、木曾、神通、那智、伊勢と肩を並べる最初期のメンバーになります。
最初の正規空母は赤城さんという提督は多いと思うんですが、軽空母を含む全空母の中で一番最初に来たのが加賀さんってのは今にして思えば珍しい方なのかもしれません。
なので始まりから今までずっとお世話になっている艦娘ですし、その証拠に今も空母の中でレベル97と最高錬度を誇っています。
そんな加賀さんへの恩返し的な意味合いもあって買った次第なんですが、フルで聴くと赤城さんや五航戦への想いみたいなのも含まれていてなかなかに感慨深い歌のように思えます。
インスト版に歌をつけた別バージョンも違った趣があって良い感じですし、買った甲斐はあったかなと。
これからは母港以外でも聴いてニヤニヤしましょうかね。


そんな感じで今は艦これ尽くしの音楽ライフをエンジョイしています。
少し気が早いですが、春イベントではどんな音楽に出会えるのか楽しみですな。

おまけ

CD買った帰りにスーパーに寄ったら焼き鳥が安かったので、晩酌のお供に買って帰ってきました。


でもこれって加賀さん物凄く失礼な事をしてしまったんじゃないでしょうかね?*3
うーむ、春イベントで加賀さんが拗ねて本気出してくれなかったらどうしよう…。

*1:手拭いは予約して貰った訳ではなく、ポケットティッシュみたいに配られてました。

*2:8cmCDは現在ケースが生産されていないそうなので、特注になっている分発売日が遅いみたいです。ちなみに東方同人の方はサークルさんがわざわざ中古の8cmCDを買い漁ってケースを確保したんだそうな。

*3:空母加賀は排熱と排煙の性能が悪く、焼き鳥製造機という不名誉な渾名が付けられていた。この話は公式4コマやコミックアンソロで割とネタにされている。