「ガールズ&パンツァー最終章 第1話」鑑賞(ネタバレあり)

予定通り初回上映を観てきました。
宮城県内では1館しか上映劇場が無いのでそれなりに込み合ってましたね。
まぁ艦これの時ほどでは無い印象でしたが、それでも凄かったですよ。
やっぱ映画館に活気があるのは良い事だと思います。


さて、肝心の感想ですが大洗戦車部にまさかの新チームが参戦して驚きましたね。
しかも戦車は重量級のMk.IVで、それに乗るのが船舶科の5人組。
その面々も不良を絵に描いたような人物ばかりと異色のメンバーなのが面白いです。
けど折角初登場したのに1話ではサポートに徹して砲撃戦での活躍が見れなかったのは残念でしたね。
劇場版に継続高校が参戦した時は戦車のギミックで圧倒してみせていたので、Mk.IVはどんな戦いっぷりを披露してくれるのか期待しただけにその辺が描かれなかったのは只々悔やまれるばかりです。
…と言うか観てて気になったんですが、学園艦の艦底は「大洗のヨハネスブルグ」と呼ばれるほど荒廃しきっているという設定が明らかにされたんですけど、こんな奴らは一体どうやって入学出来て、どうやって卒業していくのか不思議ですな。
こういう核戦争後の世紀末のような世界の上に平和な町があって、そこに秋山家とかが床屋を営んでいたりしてるってのはとても信じられません。
もっと取り締まったりしないのかな、と思った時に「あ、だから文科省の役人が大洗女子学園を廃校にしようとしたのか!」と妙な所で合点が行ってしまいました。
テレビシリーズや劇場版を観た時は役人の決断で学園艦に住む人達が生活を追われるなんて無茶苦茶だろうと思ったもんですけど、地下に不良が大勢居たりBARとかも経営されてたりしてたらそりゃ役人も動くわな、と。
むしろ大洗が全国大会に優勝してこの学園の闇が明るみに出なかった事の方が凄いわ。
まぁでもサメさんチームはその学園艦の艦底から生まれたチームなわけですから、自分たちの汚名を雪ぐ為にも頑張ってほしいとは思います。
お銀の声はあやねるですし、キャラも木曾っぽくて良い感じですので。


一方で今回の敵となるのがBC自由学園です。
大洗と戦うのは初となりますが、実はこの学校は既に外伝の「リボンの武者」でムカデさんチームと対戦したり共闘したりしています。

でもチーム内で派閥がある設定は共通しているものの、リボンの武者では隊長が短髪で語尾が「ザマス」のアスパラガスという人物だったのに対し、最終章では長髪で小柄なマリーという人物に変わっています。
そうなると外伝のリボンの武者ってパラレルワールドの話って事になるんでしょうかね?
BC自由学園の名前が出た時は楯無高校も出てくるフラグなんじゃないかと期待していただけに、ちょっと残念です。*1
それならそれで最終章のBC自由学園の事に注視しますが、エスカレーター組と外部生組とで軋轢があるように見えて終盤では息の合った連携を披露していたので、まだまだ謎が多いですね。
今までのいがみ合いがすべてブラフだったとしたら全国大会で毎年初戦敗退してる理由は何なんだと問いたいですし、1話だけでは掘り下げがさっぱりされなかったので続きが気になるところです。
しかし1話で決着が付くのかと思いきや、両校とも1輌の脱落も無いまま終わってしまったのは意外でした。
このペースで本当に終わるんでしょうかね…。
2話目の冒頭でアンツィオみたいにばっさりカットされて決着してるとかいうオチが付かないか心配になってきます。
まぁでも諸々続きが気になる良い所で終わってしまっているものの、話は面白かったですし、ガルパンお家芸である主観視点の映像も迫力満点だったのでとても楽しかったです。
パンフレットも結構内容の濃い情報が詰まってて読み物として十分だったと思いますし、ファンなら買って損は無いと思いますよ。
後は2話がいつ公開になるかが気になる訳ですが、こっちはヱヴァで待つ事にはもう慣れましたし、そう躾けられてきたんですからただただ待つのみです。
次回も楽しませて頂ける事を期待しております。

余談

そういや今回の秋山殿の潜入ではサンクスの制服姿は出ませんでしたね。
サンクスがファミマと合併になったから今度はファミマの制服姿が拝めるかもと思ってたんで、こっちも詳しい事がわからなくてちょっと残念でした。
次はファミマの船に乗ってて欲しいですな。

*1:まぁ、出たところで1輌しか戦車がないから試合にならないけど。