魔法戦隊マジレンジャー 第37話「狙い撃ち」

冥府十神が復活したというのに、アニキと翼はボクシングの試合を観に後楽園ホールへ行っています。
翼はボクサーなんでこういうのを観るのはわかるんですが、アニキも一緒っていうのは意外でしたね。
しかも熱く語り合ってますし。
それにしてもこの2人のツーショットっていうのは珍しい気がします。
見た目も性格も対称的ですからね。
と、そんな時に外国人の女性に英語で道を尋ねられます。
これに翼はたじろいで何も出来ませんでしたが、何とアニキは流暢な英語で見事に対応。
女性は目的地である駅へと去っていきました。
どうやらアニキは海外留学を志望していた様で、夢はブラジルで大アニキ農園を開く事だったんだそうな。
アニキらしいものです。
でもブラジルって英語圏でしたっけか?
確かポルトガル語がメインだったような。
まぁ、どうでもいいんですけどね…。


で、そんな折にサイクロプスが現れます。
こいつは冥府十神の中でもメカニカルな風貌を持つ上に、スナイパーだという異色の存在です。
奴は早速、魁の足を撃ち抜いて行動不能にしてきました。
これは戦争映画とかに良く出てくるスナイパーの常套手段で、一人を銃弾にさらして苦しませ、それを餌にして他の仲間が助けに来るのを待つという戦法です。
下手に出てくれば狙撃され、出て行かなければ仲間は更に銃弾を打ち込まれて苦しむという正に悪の所業。
戦隊ヒーローもついにここまでやる時が来たんだなぁ…。
…とちょっと期待しましたが、5人はあっさり逃げ切ってしまいました。
やっぱり子供の見る物にそれはまずいって事でしょうかね。


一方、次郎さんはマルデヨーナ空間で修行中だったんですが、こちらにも冥府神のドレイクが現れます。
トラベリオンで応戦するものの、相手の力に押されて敗れ、今度は生身での戦闘に突入するも一方的にやられてまたも敗北。
ついには爆発炎上してしまいました。
どうなっちゃうんでしょうかね、次郎さんは…。


で、話はまたスナイパー戦に戻ります。
四方八方から来る弾丸によって逃げ場を失った5人は作戦を練り始めますが、ここでアニキが「長男である自分が囮になる」と提案。
これを止める翼ですが、蒔人の意思は硬いです。
というのも、実は2年前にアニキが家を留守にした際に、魁が熊に襲われるという事件が起きていたからなんですな。
えらい無茶苦茶な話ですが、まぁそれで長男としての責任に改めて気づかされたんだそうです。
それにしても、回想シーンの翼は何なんでしょうかねぇ…。
だらしなく学生服を着て、カチューシャつけて、ガム食って。
あからさまに不良なんですが、ベタ過ぎて笑っちゃいましたよ。


と、そこに催涙弾が打ち込まれ、5人は退路どころか考える時間すら失ってしまいます。
迷っている暇の無い兄貴はレジェンドマジレンジャーと化して、弾丸の嵐が待つ外へと飛び出してしまいました。
次郎さんに次いでアニキまでやられてしまうのか!?
…と思いきや、岩の鎧を身に着けたマッスルアニキニューバージョンへとパワーアップし、銃弾をいとも簡単に跳ね返してしまいます。
その後もアニキは堅牢な鎧で銃撃に耐えつつサイクロプスの位置を探るんですが、手足や頭はプロテクターがついていないので見てるこっちは冷や汗もんです。
で、敵も業を煮やしてアニキのプロテクターにピンポイント射撃を行って破壊し、アニキも最後の銃弾に貫かれて消え去ってしまいました。
「本当にアニキまでやられちゃったよ…」と思いつつも、心の中で「やっぱり頭撃った方が早かったんじゃないか?」とも思ってしまったオレは裁かれますか?
子供番組なんだからもっと素直に見ないと、とも思うんですが、やっぱ性分なんですかねぇ…。
まぁ、とにかく次回は翼とサイクロプスのスナイパー戦になるようなので、期待させていただきましょう。
アニキと次郎さんのその後も気になりますし。