今日のサントラ

今年最後のサントラは「ARMORED CORE -MACHINE SIDE BOX-」に付属していたベストサウンドトラックです。
お値段は…、ボックスの内容物なので何とも言えませんな。


アーマード・コアシリーズと初めて出会ったのは、高校3年生の頃です。
当時から「スーパーロボット大戦」が好きだったので、「自分が造ったオリジナルのロボットで戦える」というゲームの存在は長年の望みを叶えてくれる夢のような存在だったんですが…
現実は甘くありませんでしたね。
購入したアーマード・コア2を起動した瞬間から、もう何が何だかさっぱり分かりませんでしたんで。
パラメーターはすべて英語表記で読めませんし、操作も複雑で敵の攻撃を避ける事すらままなりませんし、アセンブルの際にも「重量過多」が出まくってしまってどうしたら良いのかさっぱりです。
仕方ないので古本屋でザ・プレ版の攻略本を買ってパラメーターの意味を一つ一つ熟読して行き、機体構築のコツを学んで、ようやくエンディングまで到達する事が出来ました。
その頃にはアーマード・コアが持つ無限ともいえる奥深さと、シナリオの綿密さにすっかり酔いしれてしまい、2周目、3周目と飽きもせずにずーっと遊んで腕を鍛え続けていました。
更にはワッツと仙台で行われた「アーマード・コア2 アナザーエイジ」の先行体験会にも行ったり、「アーマード・コア3」が発売された時も寝食や課題をやる時間まで惜しんで熱中したり、「アーマード・コア ネクサス」に付属していた葉書でフロム・ソフトウェアに会員登録して公式レイヴンの登録カードをゲットして、仕舞いには2も3も持ってるのに1万円もするこの「MACHINE SIDE BOX」まで買ってしまうに至ったのです。
今にして思えば、オレをロボットに目覚めさせたのが「スーパーロボット大戦」だとしたら、ロボット好きに育てたのが「アーマード・コア」なのかもしれません。
そうなるとこのゲームに出会ってなければ、やたら金の食った「鉄騎」とかにも手を出さなかったって事にもなるんでしょうが…。
まぁ、後悔はしていないので良しとしましょう。
今も良い夢見させてもらってますしね。


で、サントラなんですが、やはりフロム・ソフトウェア創立20周年記念作品と言うだけあって、素晴らしい内容でしたね。
現在入手困難な初代ACシリーズの曲はもちろん、CD化されていない「アナザーエイジ」「ナインブレイカー」「フォーミュラフロント」の楽曲まで収録されているんですから。
いやぁ、本当にこのサントラ目当てでボックス買った甲斐がありましたよ…。
でも逆に全ての作品の全楽曲が収録されているわけではないので、欲を言えばそこが不満点でもありますか。
ACサウンドはどれもシリーズごとに手を変え品を変えて出してくれるので、その全てを堪能するためにもいつかサントラボックスを発売して欲しいです。
というか昔のサントラの再販でもいいからやってくれませんかね?
20周年なんだから頼むよ、フロム・ソフトウェア…。


そんなわけで今回グッと来た曲は「Circulation」「Shape Memory Alloys」「Grip」「Apex In Circle」「9」「Firework」「Magnetism」「Frightners」「Act Zero」「Detect」「Administrator」「Artificial Sky Ⅳ」「Silent Line Ⅰ」「Rise In Arms」「Monkey Likes Daddy」「Shining」「Autobahn」「The Encounter Wrld」「Break Point」「isaku-No.373」「Fake Facer ps2mix」「5 point Five」「Six」の23曲でしょうか。
その中でもとりわけナインボールのテーマである「9」がカッコ良かったですね。
これはAC史上最高の楽曲だと思います。
というかこの曲を自由に聴けるようになっただけでも買った価値があった気がします。
あとフォーミュラフロントの音楽も初めて聴きましたが、結構良いのが多いです。
「isaku-No.373」なんて、アーマード・コアの外見の重厚感とは違う内面のプログラム的な音を感じさせますからね。
何かPSP版を買って遊んでみたくなりましたよ。
あー、また散在の予感がするわ…。


ちなみにトラックリストを読んでて気付いたんですが…




フォーミュラフロントの所に入ってる「5 point Five」って、本当はラストレイヴンの曲じゃないですかね?
ACLRのサントラにも収録されてましたし。
うーん、惜しいミスしてくれますな…。