仮面ライダー電王 第4話「鬼は外! 僕はマジ」


いやぁ、モモタロスツンデレだなぁ。


怒った良太郎に無視されてむくれたり、追い詰められても自分を呼んでくれないことにハラハラしたりで、何か笑ってしまいました。
ソードフォームになってからのはっちゃけっぷりも凄くて面白かったですしね。
でも何より感心したのは、やっぱり劇中でモモタロスがきちんと「ごめんなさい」と謝った事でしょうかね。
近年の平成ライダーでは見方側が正義のために多少の悪事を働いても「それは平和のための犠牲だから仕方ないじゃん」って感じで誰に咎められるわけでもなく平然とスルーしてましたが、ここでは「どんな理由でも悪い事をしたらきっちり謝る」という配慮が行き届いていたので、好感が持てました。
やっぱりヒーロー番組は何よりも子供の為の物ですから、おかしな考えを生まない作りと精神は大事だと思います。
それとどのエピソードも終わり方が清々しいってのも良い所ですね。
今回助けた山越は結局オーディションに落ちてバンドも解散してしまいましたけど、良太郎達の活躍で前向きに夢を追える形に軌道修正されてましたんで。
その未来に大きな変化も起こさずにハッピーエンドを迎えさせるという着地点選びの上手さに、思わず唸らされてしまいましたよ。
うん、これは本当に良い番組だ。
そんなわけで、次回の展開にも期待したいと思います。