神奈川県平塚市の西友で、小学校三年生の少年がエスカレーターで落とした５０円を拾おうとして首を挟まれた事故により、全国の西友のエスカレーターに設置されている事故防止の保護板の総取替えが行われているそうです。
で、仙台にある西友の保護板の製作依頼が急遽ウチの会社に飛び込んできてしまいました。
しかも今安全対策の為に止めているエスカレーターをすぐにでも動かしたいという先方の意向で、納期は今日中にして欲しいというお達しが。
なのですぐに材料を手配して、手直しで済むものは既存の保護版にすぐにアクリル板を貼り付けて対処し、新規製作する物は材料が届いたのと同時に加工を開始して、全ての仕事が終わったのが午後の８時。
…その頃にはもう雨が降りしきっていたので、傘すら持って来ていなかったオレはその中を自転車で走って帰る羽目になってしまいました。
普段通りに終わっていれば雨に降られることもなかったんで、ちょっと悔しいですな。
しかもびしょ濡れになったんですぐ風呂に入ろうと思ったら、酔っ払ったじいちゃんが風呂に入ってたんですぐに入れませんでしたし。
とある少年が落とした５０円を拾おうとしたばっかりに、シンドラー社の保護版が基準以下の長さだったことが発覚し、そのエスカレーターを使っていた西友は謝罪をすることとなり、そしてその保護版を改めて製作する事となった人間がびしょ濡れで帰ることになった、と。
何かこういう状況を見ると「金は命より重い」という言葉が強ち嘘ではないんじゃないかと思えてきてしまいます。
とにかくその事故に遭った少年も無事に回復してくれたようですし、会社にも利益はありましたんで誰かを責め立てようとか思うつもりは無いんですが、めぐり巡って色んな人達が迷惑を被ったという事実だけは忘れてはいけないような気がします。
誰にどういう迷惑が掛かるか分からないので、自分も事故を起こす立場にならないよう気をつけたいと思った一日でした。
