仮面ライダーディケイド 第17話「おばあちゃん味の道」

弟切ソウの正体はワームで、本物のマユの兄はカブトの中の人であるソウジだったって落ちでした。
まぁ、言われてみればそうだよな普通。
…いや、お兄ちゃんはソウジの方でしたけど。
しかし良い話でしたなぁ。
「例え妹がワームでも、家族を守るために戦い続ける」という原作の天道の思いをしっかり継承しつつ、原作に出てこなかったおばあちゃんを登場させる事によって家族の絆をより解りやすく、そしてより強く描くことに成功していた所が非常に良かったです。
そして妹を守る為に、再び孤独なクロックアップの世界に戻っていくソウジの姿が本当にカッコ良かった…。
あれこそが特撮ヒーローのあるべき姿だと思えましたね。
何というか平成ライダーというよりかは、昭和ライダーに近いカッコ良さがあったと言うべきでしょうか。
原作の天道総司は見得の張り方や見た目でカッコ良かった部分が多かったように思いますが、こっちのソウジは内面の良さでカッコ良いと思えましたんで。
やっぱ自己犠牲を貫く方がライダーらしく思えるんでしょうか。
まぁ、この辺の感じ方は人それぞれなんでしょうけどね。
とりあえずこのカブト編に不満が無かったわけじゃありませんけど、非常に良くまとまっていた上に見せ場も多かった神回だったと思います。
脚本家の方が変わってこっそり色んな不安を抱いたりもしていましたけど、ちゃんと原作もディケイドも理解して作ってくれていた所がしっかりと伝わったんで、今後も古怒田さんにこの作品をお任せして大丈夫だと個人的には思えました。
そして次回はとうとう最後の世界である「響鬼編」。
更に次回予告が高寺版を意識した仕様になっていると来たからさぁ大変です。
本気でテンション上がってきたよ!
次回が超楽しみです!


ちなみにこの話、ミーと一緒に見ていたんですが、奴は響鬼はでっかい撥になるんじゃね?」と言っていました。
でもオレはファイナルフォームライドででっかい太鼓になると予想してるんですよね。
果たしてどっちになるのか…。
その辺も楽しみですよ。