言葉にも出来ない

帰宅

仕事から帰るとヌマタとイタヤンが遊びに来ていたんですが、何故かヌマタはミーのベッドで寝込んでいます。

オレ:ヌマタの奴どうかしたのか?
ミー:何か最近寝てなくて具合悪いんだってさ。


話によると教習所通いを続けていたりして疲れているんだそうです。
が、それなら無理してまでウチに遊びに来なくても良いんですがねぇ。
わけの分からん奴だ。

越えられぬ壁を越えるため

そんなヌマタは放っておいて、我々は早速モンハンです。
ミー曰く、イタヤンがティガレックス狩りにかなり苦戦しているようなので、また新たな装備を授けたいんだそうな。

ミー:流石にゲリョスDじゃ一発でやられちまうから、グラビドでも揃えてやろうと思うんだわ。
イタヤン:お願いします ><
オレ:…しゃーねぇな。


そんなわけで今日は沼地でグラビモス狩りです。
武器はグラビの弱点である竜属性を持った「竜刀『焔』」を装備し、体は基本防御力の高いミヅハで固めていざ出陣です。
ちなみに他の奴らはミーが弓で、イタヤンがハンマーとなったのでヤジロベエは必然的にオレとなりました。

オレ:大体7番のエリアに行けば居るよな。
ミー:多分ね。


で、行ってみたら案の定奴が鎮座していました。
早速火炎ブレスを避けつつ後ろに回りこみ、尻尾をチクチク切りはじめます。
すると5分後ぐらいにはもう切断完了です。
尻尾をやったら今度はもうひとつ部位破壊が可能な腹にターゲットを移す事にしました。
腹の辺りに潜り込んで、とにかく攻撃を連打すると…

オレ:よし、ぶっ壊した!
イタヤン:後は捕獲だ!


丁度弱った頃だったので、シビレ罠を用意して、引っかかった所に捕獲用麻酔玉をぶち込み、捕獲も滞りなく成功しました。

イタヤン:楽勝ですな。
オレ:…いや、お前何もしてないけどな。


そしてこの作業を3回ほど繰り返し、火山の素材ツアーでドスヘラクレスを手に入れたら何とかグラビド装備が完成しました。

オレ:あー、チクショウ。仕事終わったばかりにこの作業は応えるわ…。
ミー:これで負けたらもう腕の問題だから、しっかりやれよ。
イタヤン:あいよー。


グラビド装備まで来れば下位でもかなりの防御力を誇るでしょうから、もうしばらくは装備変更をしなくても大丈夫でしょう。
何とか早く勝って、奴も上位に来て欲しいものですな。

ヌマタの容態

今日はこの後、みんなで「300 〜スリーハンドレッド〜」という映画を観に行く事になっています。
本当は先週の内に観に行く予定だったんですが、突然ヌマタとイタヤンの都合が悪くなって断念してしまい、ようやく本日観れる事になったんですが…。
何か今日もヌマタがずーっと寝たままなので段々と行けるのか不安になってきています。

オレ:今日まだ一度もヌマタと会話してない件。
イタヤン:こいつ確か昼にメガテリヤキ食いに行ってからこの調子じゃね?
ミー:おい、そろそろ起きろ小僧。


ミーが蹴飛ばしてやってようやく起きたヌマタですが、どうやら調子は思ったより悪そうです。

オレ:おいヌマタ、大丈夫なのか。
ヌマタ:喉が…痛すぎて声が…。


そう言ってまた寝始める始末な上に、また起こしても辛そうに体を震わすだけなので、仕方なく病院へ連れて行ってやる事にしました。

オレ:今は7時近いから、救急センターぐらいしか開いてないか…。ちなみに一応聞いといてやるが、保険証は持ってるか?
ヌマタ:…無い。
ミー:そうなると全額負担だな。
ヌマタ:……。


何かもう喋る事も不可能なレベルのようなんで、このままさっさと連れて行く事にします。
…こんな状態なら遊びに来るなよな。

救急センターにて

車を走らせてから約5分ほどで、救急センターに到着しました。
早速受付で病状を伝えなければならないんですが、生憎今日こいつとはほとんど喋っていないので「喉が痛い」ということ以外に具体的な状態がわかりません。
なのでとりあえず「風邪では無いらしい」「喉が普通に痛めた時とは比べ物にならないほど痛いっぽい」という事だけ伝えて、後はヌマタに任せる事にしました。
話の下地は作ってやったんですから、きっと最小限の会話だけで何とかなるでしょう。
というかそれぐらい喋ってもらわないと治療すら無理だっつーの。


で、少ししてヌマタは体温計と、通院暦や服用中の薬などを書くアンケート用紙みたいなのを持って戻ってきました。

オレ:何とかなりそうか?
ヌマタ:…多分。


一応は治療の目処がついたようなんで、一安心です。
奴はそれからアンケートを書いて、呼ばれるままに診察室へと消えていきました。
…それにしても、今まで生きてきた中でも家に遊びに来た奴を病院へ連れて行くなんて事をしたのは初めてだったかもしれませんな。
本当にとことん人騒がせな奴だ。


ちなみにミーとイタヤンは既に我関せずって感じで待合室に置いてあった「ハムスペ」というハムスター専門雑誌を読んでいました。
…お前らももう少し心配してやれよな。
まぁ、オレもヒマなんでハムスペでも読みますか。

ブラックジャック先生によろしく

…ふむ、花丸ハムスター結構面白いな。
明日古本屋に行って買って来よう。
とか思っている間にヌマタが帰ってきました。

オレ:どうだったよ。
ヌマタ:近くにある耳鼻科の紹介状貰った…。あそこなら今でも先生いるから診て貰えるってさ…。あと、5000円取られた。
ミー:5000円かよwww
イタヤン:乙www


まぁ、保険証持ってないから当然といえば当然ですが、ここまで高いとはねぇ…。
病院も恐ろしいもんだ。


で、お次は指定された耳鼻科へと向かいます。
幸いにも場所は知っていましたし、ここからすぐ近くにあるんで5分と掛からずに到着できました。

オレ:すいません、紹介状貰って来たんですけど。
先生:はいはい。君、保護者か何か?
オレ:いや…、友達?


そういや今までこいつに頼まれてゲームソフトを売ってやったりとかしてたんで、すっかり保護者役に慣れてしまっていたんですが、改めて聞かれるとここまでしてやる義理も無いんですよね、オレ。
ただの弟の友達ですし。
例えるなら苺ましまろ伊藤伸恵松岡美羽の関係みたいなモンですか。
…あれ?
というかあのマンガとオレらの関係って結構似てるような気が…。
千佳役がミーで、後は日替わりでヤンとかヒデキが入ってくるみたいな?
という事は…

      ,.ィ , - 、._     、 
.      ,イ/ l/       ̄ ̄`ヽ!__ 
     ト/ |' {              `ヽ.            ,ヘ 
    N│ ヽ. `                 ヽ         /ヽ /  ∨ 
   N.ヽ.ヽ、            ,        }    l\/  `′ 
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   ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、   |  \    つまりこのブログは
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       ゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ   トr‐'    /    
       l   `___,.、     u ./│    /_  
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           >、`ー-- '  ./  / |ヽ     l/ ヽ   ,ヘ 
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.       l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!   /ヽ::: `:::    ::::  ....::..../


オレ達はとんでもない勘違いをしていたようだ…。
そう、あのマンガが面白いのは世間一般の総体的な評価によって得られた価値に基づくものではなく、我々の日常に酷似する点が多かったから面白かった…。
つまりあの内容はある種の「予言の書」であり、これを書いたばらスィーノストラダムスの再来とも言えたんだよ!
つまりノストラダムスの予言はまだ生きていた!!
ヌマタの病気も、人類の破滅への第一歩に過ぎなかったんだ!!!


…とか思っているうちにヌマタは質問を終えてさっさと診察室へ行ってしまいました。
仕方ないのでオレもミー達と一緒に待合室にあった「ダイの大冒険」を読む事にします。

病状判明

ふむ…、久々に読んだら「ダイの大冒険」面白いな。
フレイザード編の流れは結構神じゃね?
ドラクエのシステムがそのままある種のルールになっているから設定もすんなり入ってくるし、なにより成長物語が熱いな…。
明日古本屋に行って買って来よう。


と言うときにヌマタが戻ってきました。
もう少しで竜騎将バラン編に入る所だったので続きが気になりますが、仕方ないでしょう。
続きは後の楽しみに取っておく事にします。

オレ:遅くなのにありがとうございました。
ミー:あざーっす。
イタヤン:お世話になりましたー。
先生:はいよ、お大事に。


思わぬ掘り出し物を見つけられたので、意気揚々と病院を後にしましたが、ふと考えてみるとヌマタの病状がどうだったのか気になります。

オレ:で、お前の病気は何だったんだよ。
ヌマタ:よくわかんないけど、喉にばい菌が入って膿み出てたらしいよ。


ふーん、そうか。
にしてもバラン編が気になるな…。
やっぱり後で買って来るか…。

ヌマタ:それとここ、治療費安いね。さっきは何もされなかったのに5000円取られたけど、ここはちゃんと治療されて薬も貰ったのに7000円だったし。
オレ:…そうか。


バイト代が入って裕福なのか、それとも痛みに耐えかねて金に糸目がつかなくなっているのかはわかりませんが、何にしても傍目から見たら不憫になるぐらいの出費です。
それだけあればダイの大冒険も全巻揃えられたろうに…。
とりあえず今日はゆっくり休ませてやるか…。

予定駄々狂い

家に帰ってみれば、時刻は既に8時半になっていました。
ダイヤモンドシティでの最終上映時間は20時20分だったので、ザ・ワールドで時を止めたってもう間に合いません。

ミー:お前の所為だぞ。
ヌマタ:すまん事です。
オレ:とりあえずお前今日は帰れ。その状態で映画観に行っても寝るだけだろうしな。駅までは送ってやるから。
ヌマタ:ありがたい事です。


で、映画なんですが、近場ではもう上映が開始されてはいるものの、利府では21時30分という回があったので、それなら何とか間に合いそうです。

オレ:よし、そんじゃ早速出発だな。
イタヤン:うっす。


ヌマタを駅へと送り届け、車を走らせること40分。
利府の映画館へと到着しました。
予定より一人減ってしまいましたが、その分混んでいたにも拘らずぴったり連番で席も確保できたので、結果オーライです。
でも次回こそはフルメンバーで観たいですなぁ。
そうするとポイントも溜まりますし。

「300 〜スリーハンドレッド〜」感想

いやもう「プライド 漢祭り」という言葉が似合うぐらいのバトル映画でした。
全編に渡って半裸のガチムチ男達がスクリーンを所狭しと駆け回り、槍を突き出しゃ心臓刺して、剣を振るっちゃ首切断というバイオレンスのオンパレードです。
だが、それがいい
鍛え上げられた肉体が持つ映像の説得力と、センスの良いエフェクトが相まって迫力満点の一品に仕上がっていたと思いますね。
特にスローモーションによる溜めから、一転してハイスピードに振り下ろされる剣撃の爽快さがツボでした。
ストーリーも男の原始的な生き様をシンプルに描いていて、その潔さに惚れ惚れするぐらいでしたし。
ただ、もう少しキャラクターが狂っていても良かったかなとは思います。
それこそ「ヘルシング」の大佐ぐらいの壊れっぷりを見せても、戦場では許されたとは思いますし。
でもその辺を差し引いても十分にプラス要素は多かったですね。
血が嫌いな方にはオススメしませんが、ベルセルク無双シリーズとかが好きな人なら気に入るはずでしょう。
是非、巨大なスクリーンで観れるうちに体感して欲しいです。

スパルタごっこ

オレ達には映画を観る際の暗黙のルールが2つあります。

  1. 映画はなま物。公開されたら出来るだけ早く観る。
  2. 良い映画を観たら、帰りにラーメンを食ってそこで感想を語る。


今回は良い映画だったので、ルール2に基づいてラーメンを食いに行くことにしました。
もちろん場所は安くて遅くまで営業している幸楽苑です。
早速店に入りましたが、生憎満席だったので順番待ちをします。
予約の紙に名前を書いて待ち始めると、突然ミーも立ち上がって紙に名前を書き始めました。
気になったので何を書いたのか見てみると…





オレ:ちょwww スパルタwww
イタヤン:スパルタ3名様www


ちなみにこの後オレが責任を持ってスパルタに斜線を引いておきましたんで、そこんとこヨロシク。
で、順番が回ってきたんで、早速席に着きました。

イタヤン:にしてもさ、あのスパルタの格好ってモンハンでも出来ね?
オレ:ああ、全裸に兜だけ被って、ランスか片手剣装備すれば良いもんな。
ミー:今度やってみようぜ。


そんなわけで次回はスパルタ装備で狩りに挑むことになりました。
いつになるかは分かりませんが、ご期待ください。

解散

その後、家に戻って今日は解散となりました。
次回は完全に病気を治したヌマタも加えて、モンハンをやりたいですな。
まだこの4人ではやってませんから。
…というか、もうトラブルを持ち込まないで欲しいです、はい。